五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2022・2・18

2022-02-19 05:44:24 | 日記
昨日が編集者Yさんに原稿を渡す予定になっていたのに「デンテスト」の稽古に続いて老老老老ディナーになり、Yさんには予定を今日に変更して貰ったこともあって、今日がもう待ったなしだ。いや、待ったなしは今までにも何度かあった。でも、その度にスルースルーとすり抜けてきたのだけど、今回は自分から言いだした、待ったなし。この小説ももう一年がかりだ。そろそろ終わりにしないと、遺書のつもりで書きだしたのに、本体の生命が終わってしまったら永遠にこの小説は「完」マークをつけられない。そんな気持になるのは、「生命の予感」ともいうべきものなのか?「死の予感」は死への旅の始まりと云うイメージがあるが、それと反対に「生命の予感」は生命の終焉、尽き果てるというイメージだ。それが近づいている気がして怯えている。そんな恐怖に突き動かされているのか、老老ブレックファースト(スクランブルエッグ+畳鰯+鯖サラダ+ひじき+なすの漬け物のワンプレートに納豆御飯とかぶの味噌汁)の後、普段なら睡魔に襲われるのに、今日はそんなこともなく、午後四時近くまで「完」の文字を印字してから、その後「付記」と称して主人公の一人(俺の分身)の告白を四百字詰め原稿用紙十枚弱を書く。合計700枚弱。これで終わりだ。疲れた。もうこの小説には手を染めない。作品の善し悪しは自分でも問わない。20歳過ぎからライフワークと決めていた物語が74歳で曲がりなりにも漸く完成したことが大切なのだ。誰が読んでくれるか分からない。でも遺書だと思えば俺の子供や孫だけは読んでくれるだろう。そうだよ、読んで下さい。君たちの父や祖父や祖母や曾祖母や高祖母がどんな人生を送ったかが分かるようになっている筈。老老ディナーは、昨夜食べた牛の頬肉のワイン煮込みの残ったタレにコンビーフと茄子を加えての洋風雑炊。それに小松菜のコンソメスープというメニューで食べたけど、Yさんと飲み終わる時にお腹が空きいたのてラーメンでもと表に出たけど、どの店も9時には閉まっているので諦めカップラーメンを買って帰宅。さて、遺書を書いてしまえばもう後はなにを書いても誰からも文句はいわれない。これからどんな世界を展開しようか?とカップラーメンを啜りながら意欲を燃やす★テアトロジャージャン再演シリーズ①「デンティスト」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、水沢有美)日時・3/15(火)~17(木)開演19時、3/18(金)~20(日)開演14時)場所・テアトロジャージャン3F(渋谷区恵比寿2ー31ー3  O-KA  ビル)予約お問い合わせ・090ー9964ー2231(予約専用)
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