五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2021・9・29

2021-09-29 20:00:35 | 日記
昨日から食欲がわかない。本当は夕べだって鶏モモ肉が解凍してあったのでたっぷりのニンニクでソティしようと思っていたのだけど、一人で食べる気になれなくてお茶漬けにしてしまった。そして今朝も魚に納豆に味噌汁の和定食に気分が乗らなくて、納豆オムレツWITHサラダのみ。御飯粒は食べなかった気がする。さすがにどこか体が悪いのか?S医師に相談に行こうかと思った時に、住民登録がまだ品川区にあるので新しい保険証が区役所に戻っている連絡を受けていることを思い出して、目黒駅と五反田駅のちょうど真ん中にある大崎第一出張所まで行くことにする。でもいつもなら目黒駅までは歩いていくのに、そこから出張所までのことを考えるとバスに乗ってしまう。そして帰り、出張所から目黒駅までは急勾配の坂道になっていて、とても昇る意欲は沸かず、だったら五反田まで坂道を下っていく方を選んでしまう。というか俺は五反田の町に吸いよせられる。五反田は俺が一番長く住んだ町だ。いろいろと人生模様が繰り広げられた以前のマンションは、立て替え計画が徐々に進んでいることと七宝教室として使っていた母の荷物がそのまま置いてあるので、正式に誰かに借りて貰う訳にはいかず、今は俺の芝居に出てくれたLさんに趙安値で住んで貰っているし、管理組合の理事長のKさんや管理人のHさんとは今も飲み仲間だ。だからと言って昼間だし誰も飲みに誘えずにHさんに挨拶だけしてマンションの前から六本木ヒルズ行きのバスに乗ると、魚籃坂で渋谷行きに乗り換えて帰宅。さすがに疲れる。考えてみれば目黒から五反田、更に大崎まで歩いたことになる。携帯の歩数計をみると八千歩以上歩いたみたいだ。老老ディナーは作る能力も食欲もないので、先日作ったカレーを食べることにする。温め直して母を呼びにいく途中で嫌な予感。カレーの日に限って母は大便を漏らしているのだ。そして今日も案の定、部屋に入った途端、悪臭が襲いかかるが、便秘で苦しまれるよりマシだ。オムツを替えて大便の処理をして食卓に向うが、元々食欲がなかったのに更に食欲が減退してしまったのは致し方ないことか?俺はノンアルコールビールにポテトチップスで済ませてしまう。やばいぞ、ちょっと。部屋に戻ってNETFLIXで成田凌と清原果那主演の「まともじゃないのは君も一緒」(脚本・高田亮、監督・前田弘二)を見る。成田凌は「おちょやん」と同じくダメ男をやらせると右に出る者なし。そして清原果那。今どこかで毎日やっているドラマは最初の2週見ただけでやめてしまったけど、この映画の彼女はもっともっとみていたいと思うほど魅力的だ。もっともっと書きたいことがあるけど、もう沢山書きすぎた。

2021・9・28

2021-09-29 05:40:16 | 日記
お腹が異常に大きくなっている。ズボンが腰骨の上まであがらず、ちょっと前の若者っぽい。母に「お兄ちゃん(俺のこと)のお腹ってお相撲さんみたいね」と言われてしまった。医者から炭水化物を控えるように言われていることもあって、今朝から御飯を今まで普通のお茶碗で一杯半だったのに半分減らして一杯きりにする。ゆっくりと味わって食べるとお腹が一杯になる。お昼前、一番下の弟Hとバトンタッチしてバスで渋谷へ。ユーロスペースで「空白」(脚本監督・吉田恵輔)を見る。今回の松坂桃李は平凡で,卑屈で、弱々しい、港町のスーパーの跡継ぎという、これまた「孤狼の血」からは想像もできない役柄。寺島しのぶもオバサンの微妙ないやらしさが絶妙。特に松坂を介護する過程でキスしてしまうシーンは最高だった。それにしてもこの映画、残酷すぎる(とどんなに残酷か書きたくなるが、ネタバレになるので書けない)映画終了後、まっすぐ帰宅。弟とバトンタッチするが、母の態度がどうもおかしい。寝るんだから入れ歯外してトイレにいきなと云うが、おしっこは今でないと言い張る。出なくてもいいからトイレに座ってと強引にオムツを取ると、ウンチをしていた。どうして嘘ついてまで隠したのか?きっとまだ帰らずにいた弟に知られなくなかったんだろうと思うと切なくなる。同時に俺に対してはもう見栄なんかなくなって、全てを晒しても平気なのだと思うと、それはそれなりに嬉しくなったりする。母を寝かしつけた後、一人でお茶漬け。火曜日の食卓と食欲は毎週哀しい。でも、お腹が相撲取りだし、我慢するか?