before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

JICA 日本語教師技術研修2

2005-08-20 20:26:13 | Weblog
とはいえ やっぱり世の中そううまくはいきません(^^;)
わかっていたことだけれど 私以外はほとんど経験豊富な実力のある日本語教師の方達。そんな中で 劣等感 焦り 不安 怒涛のように私を襲ってくるわけです。

根性ややる気だけで活動するなんて 理想論。 やっぱり実力がものを言う。それが現実。しかし 私にはそれが伴っていないのに 赴任することはもう決まっているのだ。
普通の新社会人や 新米教師だったら わからないことがあれば 先輩に聞けばよい。しかし 私の場合 わからないことがあっても聞く人がいない!ネットでメールして 教授や先輩教師に質問することすらできない。すべて自力で解決するしかないのだ。

そして もとより 考え始めたら どこまでも深く深く掘り下げていろんな方向から考えつくす私の性格より、 結局 国のお金を使って日本語を教えに行く意義は何なのか?!という これまたどでかいテーマに一人落ちてしまった。
抜け出せない・・・・(^^;)
私の行くトンガは小さな島で 日本の企業進出もありえないし 日本に留学することもない。一体日本語を勉強してなんになるのか。
その答えを 言うことはできる。「気軽に島の外にでることができないからこそ 異国の言葉を学習することで 自分達とは全く違う文化 考え方 生き方をする人間が存在するということを知り 彼らの人生に 違う世界を「想像する」力を与えたい 」
でも こんなの奇麗事じゃないか!と とことん考えていくうちに 気分はすっかりめいっていった。
あたしが やっていけるのか。 あたしが行っていいのか。。。。。
自問自答の日々。
私が赴任して 拙い教授法で生徒の成績が下がったらどうしよう わたしのせいで日本語教師派遣は不必要だと判断されたらどうしよう
どうしよう どうしよう どうしよう どうしよう 

そんな日々をすごしながら 迎えた月曜日。母と六本木のCAVERN CLUBに行く約束をしていたので 研修後向かう。
わたしは 何か悩んでいても それを誰かに伝えたり言葉にしたりすると ますますその悩みや辛さが明確になり深刻化するので ぎりぎりまで一人で考える。

でも ビートルズサウンドを聞いているうちに なんとなく悩んでいることを母に相談してみた。
「成績が下がったら・・・とか 日本語教師が打ち切りになったら・・・とか考え て活動するなんて 最低の教師でしょ?自分のために活動するつもりなの?」
目が覚めた。
そうだ 全部保身から生まれた悩みだ。 違う違う。わたしが青年海外協力隊を志したきっかけは そんなんじゃない!
もう やるしかないんだ!

そして silver beats が私のリクエストした Twist and shout を演奏してくれただけで もう 私の悩みは ふっとんだ(笑)

実力も経験もないけど 根性でやるしかないんだから やってやろうじゃないか!

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