白山火山帯

人は、老若男女問わず、時として病に侵されたり死に至ります。
頂いた命に日々感謝して過ごしたいと思います。

終末期医療の意思決定、話し合いで納得の最期を

2018-10-20 06:57:09 | 日記

終末期医療の意思決定、話し合いで納得の最期を

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/sankei-lif1810190008.html

終末期医療の意思決定、話し合いで納得の最期を

人生の最終段階について、繰り返し話し合うことが重要だ(イラスト・園りんご)

(産経新聞)

 自分の人生の最終段階について自身で考え、準備を行う「終活」。その最も大切な事柄のひとつに「終末期医療」がある。死期が近づいたとき、死を受け入れて緩和ケアに移行するのか、それとも延命治療を徹底的に続けるのか。厚生労働省が今年3月に新たなガイドラインを示すなど、終末期医療の意思決定のあり方がさらに進んでいる。(「ソナエ」編集部 古田雄介)

 ◆「リビングウィル」

 終末期医療については、「尊厳死」という言葉とともに、約半世紀にわたって議論が行われてきた。不治の病で死期が近づいていても、現代医療の技術があれば相当な延命が可能だ。半面、健康を回復する見込みがないのに何本ものチューブにつながれ、“生かされ続ける”ことを望まない人は少なくない。

 医師は人命を助けることが使命であることから、延命治療を必然と考える場合がある。また家族は少しでも長く生きていてほしいという思いと、苦しめてしまうのではないかという思いから、終末期医療をどうするかを委ねられると、非常に苦しい判断を迫られることになる。

 そこで重視されてきたのが「リビングウィル」(生前意思)だ。延命治療を希望する、しないにかかわらず、意識がしっかりしているうちに、自分の終末期医療について事前に明確に指示しておくことが重要と考えられている。

 ◆一歩進めてACP

 厚労省が3月に示した「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」(改訂版)は、リビングウィルの考え方からさらに一歩進んで、家族や友人、医療関係者らと繰り返し話し合い、その都度、文章にしておくことが望ましい、とするもの。この繰り返し行われる話し合いは「アドバンス・ケア・プランニング」(ACP)と呼ばれ、欧米ではすでに普及している考え方だ。

 リビングウィルは、病気の進行や本人の心身の状態の変化などにともなって、その意思が変化していく可能性がある。ガイドラインが「繰り返し話し合う」ことを強調するのは、この意思の変化に対応するためだ。

 また改訂ガイドラインでは、終末期の医療・ケアについて本人や家族らと話し合うメンバーとして、医師や看護師ら医療関係者だけでなく、介護従事者が含まれることを明確化している。これは今後広がるとされる在宅医療、在宅介護を意識したもので、看取(みと)りの場は病院から自宅へという流れが背景にある。

 ◆1人暮らしを意識

 改訂のポイントはもうひとつある。改訂前のガイドラインでは、本人に立ち会って「家族」が話し合いに加わるとされていたが、改訂後は「家族ら」と範囲が広げられているところ。

 話し合いに家族が参加することは、本人の意識が混濁して自らの意思を伝えられなくなったときに、本人に代わってその思いを伝えるという意味で非常に重要だ。ガイドラインでも信頼のおける家族らをあらかじめ定めておくことが大切だと述べている。

 そこで「家族」を「家族ら」としたのは、1人暮らしの高齢者が増えることを踏まえ、家族だけでなく親しい友人なども本人の意思を代弁することができるということを示したものだ。

 仮に家族がいなくても、強い信頼関係でつながった親友であれば、家族と同じような気持ちで支えてもらうことができる。「おひとりさま」であれば、そんな信頼のおける友人に看取ってもらいたいのではないだろうか。

 人生の最終段階で、どのような医療・ケアを受けたいかについて考えるのはつらいことだが、きちんと意思表示をしないと、望まない治療に苦しむかもしれない。

 納得のいく最期を迎えるためにも、元気なうちから終末期医療をどうするかについて考えるとともに、1人暮らしになったとき、ACPの話し合いに立ち会い、看取ってくれる友人を育てることが大切だろう。


年金繰り下げ 「損得」を見極める5つの注意点

2018-10-20 06:52:49 | 日記

年金繰り下げ 「損得」を見極める5つの注意点

https://news.goo.ne.jp/article/nikkeistyle/life/nikkeistyle-DGXMZO3622368006102018K15201.html

 年金をもらい始める時期を遅らせて受取額を増やす「繰り下げ」の注目が高まっている。人生100年時代に備えた資金手当てに有効との考えからだ。ただ、増額率などの「おトク感」ばかりが先行し、制度の仕組みや内容はあまり知られていないのが現状だ。

■支給開始遅らせ 5年で最大4割増〜「繰り下げ派」じわり増加

 東京都内に住む沢木明さんは68歳。51歳で勤め先を早期退職し、社会保険労務士として独立した。自宅事務所での相談業務に加えて企業や自治体のセミナーの講師として全国を駆け回る。本来なら65歳から支給が始まる年金はまだもらっていない。「65歳時点の年金額は年200万円程度で以前の勤め先の同僚より30万円ほど少なく、悔しい思いをした。70歳まで繰り下げれば約280万円に増える」。繰り下げの仲間を増やしたいと各所で利点を説く。

平均寿命は女性の方が長い(東京・豊島)

 年金の支給開始は原則65歳だが、希望すれば60〜70歳の範囲で選ぶことができる。65歳より早くもらうのを「繰り上げ受給」、66歳以降に遅らせることを「繰り下げ受給」と呼ぶ。月単位での変更が可能で繰り上げは1カ月ごとに年金額が0.5%減り、繰り下げは同0.7%増える。最も早い60歳まで繰り上げると30%減り、上限の70歳まで繰り下げると42%増える。そしてもらい始めたらその金額は一生続く。

 繰り下げは支給開始を遅らせるだけで金額が年約8%、5年で4割以上増えるおトクな仕組み。だがこれまで実行した人は少ない。厚生労働省の調査(2016年度)によれば、国民年金の受給権者(老齢厚生年金の受給権はなし)に占める割合は繰り上げ34%に対して繰り下げは1%台。制度自体の認知度が低いことに加えて、遅らせている間は無年金で耐えられるだけの経済的な余力が必要だからだろう。

 ただ、新たに国民年金の受給権を得た人(新規裁定)でみると、繰り上げが大きく減っている半面、繰り下げは12年度の1.2%から2.7%に増えた。厚生年金では繰り下げ比率は1%台だが、人数では毎年度1万人以上増加している。「繰り下げ派」がじわり増しているといえそうだ。

 長生きするシニアが増える一方、年金の原資となる保険料を負担する現役世代が減っていく現状を映した。先細りする年金額を少しでも増やしたいとの思いが強まっているのだろう。国が2月にまとめた「高齢社会対策大綱」では繰り下げについて、さらに70歳以降の受給開始も選択できるように検討するとした。70歳超に繰り下げた場合は増額率を月0.7%より積み増す。新制度は19年の公的年金の財政検証を踏まえて3年程度で導入する見通しだ。

 具体的な手続きはご存じだろうか。そもそも年金は、原則として年金事務所で手続きをしないと支給は始まらない。何もしなければ支給開始は66歳、67歳と延びていき、自動的に繰り下げになる。事前に時期を決めておく必要はなく、もらい始めたいときに手続きをする。先延ばしの間は方針変更も自由だ。70歳まで繰り下げようと思っていた人が、途中で健康に不安を感じて早めの68歳からもらい始めたいと思ったら、その時点で手続きをすればよい。

 受け取り方は2つ。「繰り下げによる増額請求」と「増額のない年金を遡って請求」のどちらかを選ぶ。68歳からもらう場合、前者は約25%増えた年金額をもらい、後者は65〜68歳までの期間にもらえるはずだった金額を一括で受け取り、以降は増額のない本来の年金額をもらう。起業や家のリフォームをしたり、病気になったりしてまとまった金額が必要になったら後者が有効だろう。人生設計や懐具合に合った選択が可能といえそうだ。

 


皇后さま84歳に 代替わり後も、祈り続ける

2018-10-20 06:32:08 | 日記

皇后さま84歳のお誕生日おめでとうございます。国と人々の上によき事を祈りつつ、皇太子と皇太子妃が築いてゆく新しい御代の安泰を祈り続けていきたいと話されていいます。有難いことと思います。

皇后さま84歳に 代替わり後も、祈り続ける

皇后さま84歳に 代替わり後も、祈り続ける

天皇陛下に寄り添う、84歳の誕生日を迎えられた皇后さま=宮殿・中庭(宮内庁提供)

(共同通信)

 皇后さまは20日、84歳の誕生日を迎え、宮内記者会の質問に文書で回答された。天皇陛下が来年4月30日で退位した後の日々について「5月からは皇太子が、陛下のこれまでと変わらず、心を込めてお役を果たしていくことを確信している」とし「陛下のおそばで、国と人々の上によき事を祈りつつ、皇太子と皇太子妃が築いてゆく新しい御代の安泰を祈り続けていきたい」と明かした。

 代替わりまで約半年となった心境を尋ねる質問に答えた。来年の誕生日からは、記者会の質問を受けず、皇后さまの思いを聞く毎年恒例のやりとりは、今回が最後となる見通しだ。