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クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

第24回鎌倉街道武者行列見物 H-23-10-10

2011-10-10 18:38:16 | 伝説・史跡探訪
昨年に引き続き高崎・城南地区の「鎌倉街道武者行列」の見物。
出発点は城南小なので適当な駐車場所が無いので上信電鉄・南高崎駅に
駐車させて貰う。



定刻前に出発地点に着くと体育館を使って参加者が大童で準備中。



やがて参加者が全員整列して出発式、出陣式は市庁舎前なのでそこまでの行進。



城南小児童の隊列が先頭。



女武者の中には外国人の顔も。



堂々たる本格的武将連。統一された旗印は「丸の内に三つ引き」だから戦国時代の
和田城主・和田信業のものらしい。三本線が円に付いていれば「丸に三つ引き」。
上野和田氏の出自 は諸説あるものの、分かり易いのは
『上野国誌』の「和田城は群馬郡、いまの高崎也。和田義盛の七男六郎左衛門義信、
鎌倉合戦(和田の乱のこと)のとき、逃れて蟄居し、上野国に至る」と思うことだろう。
そして1230年に赤坂駅へ移住し、鎌倉幕府の滅亡期、新田義貞に従った信高のとき、
それまでの赤坂駅を改めて和田宿としたという事だ。
信業は1560年生まれだが、実は甲斐武田氏の譜代家老である跡部勝資の子。武田氏の
西上野侵攻に際しては上野の国衆で和田城主・和田業繁の婿養子となり、1575年の
長篠の戦いで業繁が戦死したため、家督を継いで当主となっている。



後部にいた法螺貝担当の人、歩きながらは難しいそうだが楽々と吹いていた。



小学校脇に田島桂男氏の署名のある「鎌倉街道記念碑」。それに拠るとこの近辺の
鎌倉街道は「馬上宿(今の市庁舎辺)から愛宕神社(今の愛宕公園)ー竜見町ー下和田ー
新後閑を通りそこから佐野・倉賀野方面と根小屋・山名方面に分かれ、藤岡で再び合して
いたらしい。今日の参加者の背につけた幟が「竜見町・下和田・新後閑・城南小」に
限定されているのがそれで理解できた。



琴平神社前を通過、神主さん含めて総出で見送り。



最後尾近くは幾つもの武者行列に引っ張りだこの「群馬甲冑愛好会」の面々。



一番後ろは出陣式で抜刀術を披露する箕郷・志村道場の方々でこの人が道場主の
志村さん。剣聖・上泉伊勢守直系との触れ込み。



伊香保・角谷ファームから今年も応援に駆けつけた馬。隊列の引き立てに大役。



一旦南進で17号線の下を潜って大回りしてくるので戻るまで相当歩かされる。
列の前方でも法螺貝が吹かれる。担当しているのは大正14年生まれという
御年86歳の元気おじいさん。但し、止まらないと吹けないらしい。



どうも最初から何処からかBGM付きだなと思っていたら、最後尾のこの車が
拡声器で何かのテーマ曲を鳴らし続けていたのだ。



途中の信号は全て警察官によって青に固定されているで無駄な時間は無かったが
約50分掛かって市庁舎前の広場に到着で暫時休憩。



出陣式が始まり抜刀術が披露される。ニコニコ動画で。

MVI_1693.AVI


MVI_1691.AVI


正面には武将たちが勢ぞろい。



来賓の挨拶が続くが、簡にして要を得ているので何時もの苛立たしさがなかった。
だが、城南地区だけの行事ではなく全市を挙げての物にしたいとは去年と同じ台詞。



やがて大将役による「願文奏上」。



そして三献の儀。「干し鮑・一献・栗・一献・昆布・一献」の形式。



その中身を見せてもらったが如何にも固そうな品々。



全ての予定を消化していよいよ出陣。大将の掛け声に合わせて全員が「エイ エイ オー」



ここで再び法螺貝の出番。カメラマンに人気が有りすぎていつまでも吹かせられていた。



児童達について回る父兄も大忙し、会場で一旦纏めて預かった道具を再配布。



帰り道は往路とは違って一本西の道を進む。途中休憩の公園で箕輪祭り以来
顔なじみの甲冑愛好会の加藤さんと雑談。これからも数回の出場が予定されて
いるらしい。この人、加藤駿河守の末裔。
加藤氏といえば源頼義時代からの名跡と考えられ、甲斐源氏に
属して子孫は繋がり戦国になってから信玄の旗本奉行・上野原城主として
駿河守虎景が著名。★群馬甲冑愛好会連絡先 会長・加藤季彦 027-353-0447



この後には白木稲荷での祈願式や城南小の凱旋式があるのだが、予定もあるので
南高崎駅に戻る。丁度、電車が入線してきたがここは無人駅なのでホームで
パチリ。



予定終了で帰宅、出雲駅伝に十分間に合ったが来年は赤城神社の武芸奉納でも
見に行こうかな。

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