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クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

猛暑の最中、高崎祭り見物 H-30- 8- 4.5

2018-08-07 06:14:35 | 伝説・史跡探訪
今年の高崎祭りは昨日8/4から予定通りに進行している。毎年この祭りの
時期は猛暑が当たり前で35℃位では驚かないが今年の40℃に迫る暑さは
格別なので二日とも見物に出かけたがとても永居は無理で何とも
中途半端になってしまった。

今年で第44回と云う事だがその歴史は古い。大元を辿れば前身は江戸時代の
高崎藩主・大河内家が祀る「頼政神社の祭典」がルーツ。大河内家が東京に
移ると同時に一時衰退。1868年に道祖神祭りとなり、その後の変遷を経て
1955年に高崎奉納祭と変身。市制75周年にあたる1975年に第1回高崎ふるさと祭り
と衣替えし 従来の商業目的・観光目的の祭りではなく、市民の誰もが参加でき、
参加した人達が連帯感を持てるようなまつりを目指した。
そして1985年の第11回目から「高崎まつり」と名称を変更し、そして今年2018年で
高崎ふるさと祭りから通算して第44回高崎まつりを迎えているのだ。
今は「花火大会」「神輿渡御」「山車祭り」を中心にして和太鼓・木遣り・
阿波踊り盆踊り等が彩る。但し途中で分離した山車祭りは第16回。

第一日は「もとなし広場」から見て回ったが時間が早くここを出発点とする
企業神輿チームもチラホラ程度、何より例年に比べて人出は明らかに少ない。
沿道の両側に屋台が並ぶ大手町通もすいすいと歩けるほど。
取り敢えず開会式の会場へ向かう。
途中で会場に赴く山車のチームに出会うが移動しながらもお囃子を絶やしていない。
神輿の移動はトラックで運搬するのだが山車はこんな風にそれぞれの拠点から
延々と引いてくるらしい。

開会式会場へ移動


駅前広場では既に先着の山車も居て盛んに準備中だがここでもお囃子は休みなし。

先着から待機


定刻近くになると大方の集結が終わった模様。今年の山車は南・東・中央の
3ブロック22台がのが出場だが駅前集結は南地区の8台。

待機中の山車南地区


交差点の大テントではお決まりの様に国会議員・県会議員・市会議員など
お偉いさんがずらりと顔を揃える中、「頼政太鼓」の演奏が始まる。

頼政太鼓


高崎城主、大河内輝貞が1695年に自らが氏祖と仰ぐ頼政公の神祠を建立。
源三位頼政を祭神に戴く頼政神社のあるその地を宮元町と名付けたがそこは
武家屋敷町内と云われ、高崎の町祭を「受ける」立場であったため、
山車も御輿も無い町内として通してきた。
「頼政」とは源頼光四代の孫で「鵺(ヌエ)退治」の伝説を後世に残した
源三位頼政の事。 源氏衰退の中で唯一平家政権で地位を確保していたが
1180年に以仁王を奉じて挙兵するも宇治平等院で自決しているが
歴代高崎城主の一人、右京太夫こと松平輝貞(1665-1747) が大河内=松平=源氏の
図式に依って大河内の氏神としていた。
だが、祭りの拠点町内として祭典行事に参加するからには何か基幹になるものが
欲しいとして第3回高崎ふるさと祭りを記念して、頼政神社の地にならい
頼政太鼓を制作し、その鼓面に頼政公がその世の天敵“鵺”を退治し世を治め、
時の朝廷の御心を安じ奉った故事にならい四つの悪物の化身と云われる伝説の
怪物“鵺”を書き込み、それをたたいて現在にはびこる世の敵を退治して
明るい町作ろう、との意図があるそうだ。尚、祭り参加の和太鼓チームは20超。

続いては阿波踊り4チームを代表して「高崎氏子会」の「上州写楽連」が出場。
阿波徳島400年の伝統文化」阿波おどり」を群馬でと
高崎祭りに熱き思いが結集してから11年。3~70才と幅広い64名。

上州写楽連


式次第に入ると次々にゲストの挨拶が長々と続くのでとても炎天下で
聞いては居られないので退散して再び街中の様子を見ながら適当な
バス停から涼しいバスに逃げ込んで帰宅して花火見物に備えた。

第二日目は駅前広場から発進する14チームの神輿見物。祭り参加は31チーム
だからその約半数に当たる。尚、ビデオ先頭の市役所チームは昨日の
もてなし広場発進チーム。

出発前に「高崎氏子会」の「高崎粋和会」の木遣りパフォーマンス。

木遣り


神輿の様子。周りは関係者が多いので部外者が近づいてデジカメを向けるのは
迷惑千万かも知れないが図々しく付きまとって撮影。
終わったらもう他の場所に移動する元気もないのでデイゲームの
テレビ観戦のためサッサと帰宅。

高崎祭り神輿渡御


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