本当の狙いは焼止三角点・1160m峰・古界名山の予定だったが途中で
三角点は断念したので結果として1160m峰から古界名山周回となつたのだ。
R-35・R-353・R-55と乗り継いで沢渡パイパスから有笠登山口を通過して
この看板から右折して「老人健康村」へ。
「私有地に付き進入禁止」の看板は気付かない振りをして登山道案内の前に
駐車(10.00)。高度660m。
落ち葉の積もったコンクリート道路は意外に傾斜が強い。やがて檜林の中の
バラスト道に変わると数種の道標が現れる。
林を抜けると左が開けて古界名の東面が見事な姿を見せる。
暫くで第一ベンチを通過。ベンチは少し高くて座ると短足爺イの足は漸く地に付く。
少し登るとカーブの所に東屋、更に一登りすると第二ベンチがあり、ここから傾斜は
緩くなる。ここで高度は818m。
漸く仙人の滝入り口看板前、「300山」でいう「小さな峠」だと思う。直進すれば
仙人窟だが今日のコースは左(西)への熊笹原への緩斜面登り。標高885m。
目標は270m先の岩峰(10.57)。
踏み跡もない笹原は、やがて幅が狭くなり笹も薄くなって通常の登山道風に変わる。
左目に湾曲気味になったとき、松ノ木の繁った目印の岩峰が見えた。
この岩峰は切り落ち落差が小さいためか ? 地形図には露岩 マークなし。
出来るだけ接近してから右に迂回するのが要領、右下の窪に下り過ぎると、尾根への
復帰に難儀する。狙いは右の松。
回りは180度ではなく250度ほど回らないと西向きの尾根には戻れない。急峻の
斜面を這い登って尾根に達し振り返ると岩の塊を裏から見るとこんな感じ(11.44)。
ここからは、笹の急登を左からの尾根との合流を目指す。岩頭に立つのは帰途に回す。
右前方に大きな山が見えるが、あれが焼止三角点のある1210mだろうか?
それにしても随分と遠そうだな。
左から合流する大尾根が近づいてくる。但しこの尾根は途中で断崖で断ち切られる。
やがて合流近くでこんな目印。始めて見るタイプだが下りの時はこの分岐が判り
難いので大いに有効、付けた御仁に感謝(12.03)。
やや平坦に変わり雑木林と左の檜植林地の境を進む。右下に沢と
作業道のようなものが見える。林を抜けると再び笹の登り道でコブへ。
古界名は既に左後方。
やがて、踏み跡との交点。「300山」では作業道となっているが今は良く
見ないと見落とす程のもの。目印は右手の大木のこの目印や黄色のビニール紐。
左は古界名、右は北への大回りで焼止三角点。暫く考えたが足の疲労度を
考慮して直進で1160m峰を目指す事に方針転換。
直進の笹尾根は踏み跡皆無で膝位、傾斜も結構厳しい。暫くで何たる事か?爺イの
不得手の岩帯に突き当たる。物凄い傾斜だし岩肌には細い草が密生しているだけで
登路は見当たらない。漸く左端に土のある一筋発見、軽アイゼンを装着して懸命の
登り。左側は切り立つた断崖、右はゴツゴツの岩肌だが、こんな時は火事場の
馬鹿力が出るもので、一気に中盤の平部分着。今度は完全な岩の上を四つん這いで
這い登る。
登りきったらそこは唯のコブの上、目標の1160m峰は未だ75m先のトンガリ山。
その場にへたり込んで休憩。トンガリへ登るのを嫌って裾を回って1210m峰への
稜線にショートカットしようとしたら断崖で駄目、結局1160mに登る羽目に。
頂上には何も無い。直ぐに北への乗り越えに掛かったらそこは再び断崖。
どう工夫しても爺イの力量では突破は不可能。北への稜線はかなり下にあるので
周辺を観察すると等高線二本位下に下りて窪を利用すれば何とかなりそうだが
すっかり意欲が減退。多分逆方向からくれば難なく岩帯を迂回して登れるかも。
昼食・大休憩。北を眺めて意気消沈の爺イ。(13.30)
さて、帰路につくが往路の岩場を下る事は無理なので南の稜線を下る。
だが、こっちも驚くような急降。横向きでなければ進めない下りは
至る所で断崖でブチ切れるので其の都度、時間を掛けて進路訂正。
やがてまともな笹尾根に達して安心。周辺に目印多数。
約0.5k程の深い笹尾根を登ってやっと稜線着。見覚えのある岩のお出迎え。
(14.17) 標識のある地点まであと150m位。
途中に変わった岩尾根があるが左側にちゃんとした道が付いているので問題なし。
古界名独特のこんな岸壁を横から見ながら東端に着く(14.30)。
爺イの標識は新規の標識の下で健在、
MHCさんのが低い位置なので若しかすると取付け針金が切れたのか?
休憩のあと、下山に掛かる。此処から見るさっきの1160峰は立派だ。
帰途にはこの岩尾根からたった一箇所の登り返しがある。
やがて本格登りの手前で作業道への分岐。目印多数。
しかし、進路はとても作業道などと言える代物ではない。崩落も多数で道形も
不明に近い。爺イは二回目なので勘で歩いて往路の四つ角着(15.15)。
一気に下つてダンダラ目印で分岐も無事通過して岩峰前。序の事だから右から
回って岩頭に上って写真を一枚。霞みの為、展望不良(15.32)。
仙人の滝入り口に帰着後、東の896m地点を踏みに行く。黒ポッチだから標石の無い
標高点なのを承知の上でも何か無いかを探したが予想通り空振り。(16.01)
登山道下りの途中で夕日を受ける有笠と家ノ鞍。
と、そこへ軽トラが来て「下の車はアンタの?」と聞かれた。さては私有地なので
文句言われるのかと思つたら、午前中から車を止めてあるので心配して迎えにきた
という、「美ら寿」の管理人さん、先日この山で迷った人が居て大騒ぎしたかららしい。
「乗っていきなよ」と言われて楽チンで駐車場所帰着(16.30)。長い一日だったな。
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
三角点は断念したので結果として1160m峰から古界名山周回となつたのだ。
R-35・R-353・R-55と乗り継いで沢渡パイパスから有笠登山口を通過して
この看板から右折して「老人健康村」へ。
「私有地に付き進入禁止」の看板は気付かない振りをして登山道案内の前に
駐車(10.00)。高度660m。
落ち葉の積もったコンクリート道路は意外に傾斜が強い。やがて檜林の中の
バラスト道に変わると数種の道標が現れる。
林を抜けると左が開けて古界名の東面が見事な姿を見せる。
暫くで第一ベンチを通過。ベンチは少し高くて座ると短足爺イの足は漸く地に付く。
少し登るとカーブの所に東屋、更に一登りすると第二ベンチがあり、ここから傾斜は
緩くなる。ここで高度は818m。
漸く仙人の滝入り口看板前、「300山」でいう「小さな峠」だと思う。直進すれば
仙人窟だが今日のコースは左(西)への熊笹原への緩斜面登り。標高885m。
目標は270m先の岩峰(10.57)。
踏み跡もない笹原は、やがて幅が狭くなり笹も薄くなって通常の登山道風に変わる。
左目に湾曲気味になったとき、松ノ木の繁った目印の岩峰が見えた。
この岩峰は切り落ち落差が小さいためか ? 地形図には露岩 マークなし。
出来るだけ接近してから右に迂回するのが要領、右下の窪に下り過ぎると、尾根への
復帰に難儀する。狙いは右の松。
回りは180度ではなく250度ほど回らないと西向きの尾根には戻れない。急峻の
斜面を這い登って尾根に達し振り返ると岩の塊を裏から見るとこんな感じ(11.44)。
ここからは、笹の急登を左からの尾根との合流を目指す。岩頭に立つのは帰途に回す。
右前方に大きな山が見えるが、あれが焼止三角点のある1210mだろうか?
それにしても随分と遠そうだな。
左から合流する大尾根が近づいてくる。但しこの尾根は途中で断崖で断ち切られる。
やがて合流近くでこんな目印。始めて見るタイプだが下りの時はこの分岐が判り
難いので大いに有効、付けた御仁に感謝(12.03)。
やや平坦に変わり雑木林と左の檜植林地の境を進む。右下に沢と
作業道のようなものが見える。林を抜けると再び笹の登り道でコブへ。
古界名は既に左後方。
やがて、踏み跡との交点。「300山」では作業道となっているが今は良く
見ないと見落とす程のもの。目印は右手の大木のこの目印や黄色のビニール紐。
左は古界名、右は北への大回りで焼止三角点。暫く考えたが足の疲労度を
考慮して直進で1160m峰を目指す事に方針転換。
直進の笹尾根は踏み跡皆無で膝位、傾斜も結構厳しい。暫くで何たる事か?爺イの
不得手の岩帯に突き当たる。物凄い傾斜だし岩肌には細い草が密生しているだけで
登路は見当たらない。漸く左端に土のある一筋発見、軽アイゼンを装着して懸命の
登り。左側は切り立つた断崖、右はゴツゴツの岩肌だが、こんな時は火事場の
馬鹿力が出るもので、一気に中盤の平部分着。今度は完全な岩の上を四つん這いで
這い登る。
登りきったらそこは唯のコブの上、目標の1160m峰は未だ75m先のトンガリ山。
その場にへたり込んで休憩。トンガリへ登るのを嫌って裾を回って1210m峰への
稜線にショートカットしようとしたら断崖で駄目、結局1160mに登る羽目に。
頂上には何も無い。直ぐに北への乗り越えに掛かったらそこは再び断崖。
どう工夫しても爺イの力量では突破は不可能。北への稜線はかなり下にあるので
周辺を観察すると等高線二本位下に下りて窪を利用すれば何とかなりそうだが
すっかり意欲が減退。多分逆方向からくれば難なく岩帯を迂回して登れるかも。
昼食・大休憩。北を眺めて意気消沈の爺イ。(13.30)
さて、帰路につくが往路の岩場を下る事は無理なので南の稜線を下る。
だが、こっちも驚くような急降。横向きでなければ進めない下りは
至る所で断崖でブチ切れるので其の都度、時間を掛けて進路訂正。
やがてまともな笹尾根に達して安心。周辺に目印多数。
約0.5k程の深い笹尾根を登ってやっと稜線着。見覚えのある岩のお出迎え。
(14.17) 標識のある地点まであと150m位。
途中に変わった岩尾根があるが左側にちゃんとした道が付いているので問題なし。
古界名独特のこんな岸壁を横から見ながら東端に着く(14.30)。
爺イの標識は新規の標識の下で健在、
MHCさんのが低い位置なので若しかすると取付け針金が切れたのか?
休憩のあと、下山に掛かる。此処から見るさっきの1160峰は立派だ。
帰途にはこの岩尾根からたった一箇所の登り返しがある。
やがて本格登りの手前で作業道への分岐。目印多数。
しかし、進路はとても作業道などと言える代物ではない。崩落も多数で道形も
不明に近い。爺イは二回目なので勘で歩いて往路の四つ角着(15.15)。
一気に下つてダンダラ目印で分岐も無事通過して岩峰前。序の事だから右から
回って岩頭に上って写真を一枚。霞みの為、展望不良(15.32)。
仙人の滝入り口に帰着後、東の896m地点を踏みに行く。黒ポッチだから標石の無い
標高点なのを承知の上でも何か無いかを探したが予想通り空振り。(16.01)
登山道下りの途中で夕日を受ける有笠と家ノ鞍。
と、そこへ軽トラが来て「下の車はアンタの?」と聞かれた。さては私有地なので
文句言われるのかと思つたら、午前中から車を止めてあるので心配して迎えにきた
という、「美ら寿」の管理人さん、先日この山で迷った人が居て大騒ぎしたかららしい。
「乗っていきなよ」と言われて楽チンで駐車場所帰着(16.30)。長い一日だったな。
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1160m峰に 私は焼止三角点方向から尾根伝いに登りました。が やはり 岩を越すのが難しくて少し西側から苦労して登ったのを覚えています。1箇所だけ 岩の間をすり抜けるように通り抜けられるところがあったように記憶してます。しかし、1160mから古界名山への急な下りが怖くて(笑)そこから 焼止点へ戻ったのでした。
このときは 仙人窟から東へ(焼止三角点方向へ)尾根伝いに歩きました。
三度目の正直で4月16日にやっと 古界名山のてっぺんに立つことができました。でも 遭難騒ぎを起したのは 私ではありませんよ(笑)
老人健康村は現在休止中で地元の二軒の方が管理人になっているようですが、二軒ともこの周辺の山の地主さんで所有地内のタラの芽・コシアブラ・ワラビが乱獲されるので困っているとか。
先日迷子の登山者は仙人窟裏から
山に迷い込んで沢渡温泉裏山で
発見されたそうです。
もっとも 私は どこが四つ角なのかすら分かっていないのですが(笑)
確信がありません。1210mから南に下った鞍部から東北に一本尾根があり、途中から東へ一本枝分かれしています。
その延長に小平地があると思っているのですが。四つ角から北上して水場のあるという岩峰を巻いていく積り。
取り敢えず四つ角で見た北上する細い作業道と称する道を辿ってみましょう。
尤も何時の事になるやら判りませんが。
その場所から 作業道後をいくら探しても私には見つけられず、しかも その赤土の場所は 尾根の上ではなく どちらかというと 谷。また、300山の地図の小平地とある場所には 実際には巨大な岩崖があり(電子国土の地図には崖の表示有)そこを 通るのは至難の業。
後で また、 確かめてきます。
山名板が山頂ではないところに落ちていたので山頂に戻しておきました。(ブログにも書きました。画像はありませんが)
山頂は展望のない場所です。「吾妻の里山」の写真に「山頂」とある場所ではありません。(あそこを山頂と思いたい気持ちは分かりますが)
落ちていた山名板は写真にある「新規の標識」に似ていますが、文字が異なりました。一度文字が消えたのを書き直したものかも知れません。爺様のともう一つの標識は見なかったです。
いらぬお節介だった気もしますが、落ちていた場所は山頂より数メートル低いので、山名板の「1131M」が嘘になってしまうと思いました。