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「知ることは共に生まれること」(ポール・クローデル)
connaitre = con + naitre
伝統行事の節分・豆まきを楽しむ
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2月3日の昨日、ぱいでぃあ(フリースクール)で節分の豆まきを行った。
以前は毎年恒例の行事として行っていたが、ここ数年は行っていなかった。しかし、今年は遣り残しのビンゴゲームもあり、併せて楽しむこととした。
その前に、今の子ども達にもこの行事の意味が分かるように、「節分とは何か」「鬼とは何か」を説明し、同時に、古来この行事に日本人がどんな思いを込めてきたかも話して聞かせた。そしてまた、地方によっては「福は内、鬼は外」だけでなく、「福は内、福は内」とだけ言うところとか、「福は内、鬼も内」と言うところもあるなどとも話した。その後、全員鬼になってもらう子ども達に、豆まきでの振舞い方も説明し、いよいよ本番である。
古い年に別れを告げ、新しい年を迎えるにあたっての祈願を込めた行事でもあるこの春の節分は、まず子ども達が「鬼」となって豆をぶつけられて散り散りに退散し、今度は「福の神さまでーす」と言って堂々と入って来る。これで福に満ちた新年が始まるというわけである。いつもなら各自お面を作って(鬼の面だけでなく、お多福の面も作って)騒ぎに興じるのだが、今回はお面の用意はなく、出来合いの鬼の面が一個だけあった。
たったこれだけの、他愛のないといえば他愛のない行事だが、こういう行事でもそういうことさえ知らない、のっぺらぼうな空間に生きがちな今の子ども達にはそれなりに新鮮であったようだ。春夏秋冬、四季折々の様相がはっきりしている日本では、自然の運行を再確認する意味でも、たとえそれが取るに足らない些細な行事ではあっても、それなりにやることの意味はあると言えそうである。
ちなみに、使った「豆」は落花生、それと包まれたチョコ。各自が拾って食するためである。自分の年の数だけ食べる…ということもこういう場で伝えていく。
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