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一度はしてみたいと思っていた、ユーロパスを使っての個人鉄道旅行を実現。
下記がそのコース地図
関空から アムステルダム入り ここから個人列車旅行を開始する。
使用したパスは、ジャーマン・ベネルクスパス と ポーランドパスの一等車で、
オランダ、ポーランド、ドイツ、ベルギーの4か国を観光した
ホテルは10ヶ所は事前に、「駅近」を条件にして旅行社で予約手配した。
1日目 アムステルダム到着
2日目 アムステルダム観光
時差で早朝に目覚めたので、朝食前に散歩する
アムステルダムは地図の通りの運河の町だった
歩くごとに橋と運河が現れる、水は濁っているがゴミはなかった
建物は間口が狭く細長い、一軒つづ形が違うのに統一が取れているのが不思議だ
トラム(路面電車)に乗って国立博物館へ行く(入場料14€)
重厚な建物でフェルメールやレンブラントの絵画で有名
でも私は沢山の浮世絵コレクションに驚く
またドールハウスも家のミニチュアで, いつまで見ても飽きない感じだった
広い公園を通り抜けて、ゴッホ美術館へ行く
途中、マレーシアから来たという家族連れと写真を取り合う
ゴッホ美術館は期待外れだった
彼の生い立ちや関係者の展示は多いが、有名な作品は他の美術館の所有なのだ
それより、地下の収蔵展の作品にいろんな作家が見れて面白かった
昼食後は運河クルーズボートで街を眺める
狭い運河の橋を次々とくぐって下から街を見た
帰国後TVでオランダの水位管理局の放送を見たが3cm単位で管理しているそうだ
日本のように豪雨のある国では不可能な風景と思った
駅へ行き、夕方乗る寝台列車の時刻とホームを確認する
個人旅行では欠かせない作業だ。
欧州の駅には改札口がないので勝手にホームまで上がれるので便利でもある
夕方、ホテルに預けて置いた荷物を受け取って寝台列車に乗る
3日目 寝台列車 クラフク着 ヴェリティカ岩塩鉱
アムステルダム駅のホームで待っているとワルシャワ行の寝台列車が入って来た
コーチ番号を確認して乗り込む 上下2段の寝台だった
定刻になるとアナウンスも合図もなくて静かに動き出した すぐに車掌が切符をチェックに来た
郊外に出ると山が無い平原が続く どの土地も作物が植えられていてしっかり農業されている
山が無いから空がとても広く見える
夜9時過ぎてもまだ明るい、 翌朝も4時には明るくなった 樺太と同じ緯度である
いつ、オランダからドイツに入ったのか、途中ベルリンで止まり車両の付け替えがあったようだが
私は気づかず眠っていて、目覚めたら列車はポーランドに入っていた 田園風景は同じだ
11時ワルシャワに着く クラフク行きの列車を探して、ホームを移動する
ホームに人が少なくて不安になるが、表示通りに列車が入ってきた
今度は向い合せ6人掛けのコーチだった
クラクフは雨だった タクシーでホテルへ行く
ポーランドはユーロが使えないが運転手は受け取ってくれた
ホテルのチェックインの時、ヴィエリチカ岩塩鉱とアウシュビッツを申し込んだら、
岩塩鉱は夕方のコースに間に合う由で、タイミングよく観光出来る事になる
ヴィエリチカ岩塩鉱は
ポーランド王国の経済を支えた世界的に大規模な岩塩採掘鉱が観光化されたもの
地下に教会や塩のシャンデリアがあると聞いて期待したがまるで地下都市だった
グループごとに案内されて地下へと下がって行き帰りはエレベーターで昇った
馬も働いていた内部の様子
周囲の壁の彫り物と塩のシャンデリア
4日目 アウシュビッツ終日 夕方・クラクフ観光
8時半、ホテルへ来た迎えのバスに乗る
着いたら、駐車場はバスや車でいっぱい、観光客であふれていた
ユダヤ人の他、共産主義者 反ナチ活動家、同性愛者などがこの収容所に送られたそうだ
今は世界遺産の博物館として保存されている
本や映像で見る以上に、現場に立つと無残さが身に染みた
11号棟(死のブロック)と銃殺場
周囲は鉄条網で囲われる
この後、2km離れた第2アウシュビッツ(ビルケナウ)も見学
広大な場所にガス室の煙突が残され、殺人工場と言われた場所だそうだ
線路が引かれた広さがショックだった
クリックで拡大
クラクフ観光
4時過ぎ、暗い気分でクラクフへもどり、切り替えて市内観光へ
クラクフはポーランド王国の都だった所、城壁がしっかり残る
9時まで明るいのに、王宮は5時で閉館。美しいと言われる内部が見れなかったのが残念
中心の楕円が王城
歩いてみたクラクフは保存のよい古い建物が残る街だった
5日目 ワルシャワへ &観光
朝の列車でワルシャワへ、昼前に到着する 駅で次のベルリン行きの座席指定を買う
ホテルはすぐ駅前 荷物を置いて観光へ出る
ポーランドの首都ワルシャワは大都会だった
目の前にソ連時代の名残りの「文化科学宮殿」があり、展望台へ登り街を見渡す
クリック
正面にサッカー場
ポーランドは今年のユーロカップ開催国で町全体がサッカーで盛り上っていた
広場には観戦場が作られていて沢山の人が楽しんでいた
歩き疲れてビアテラスでピープルウォッチングをする
長靴がここのトレンドで日本の夏の紐サンダルは無かった
6日目 終日ワルシャワ観光
一日トラム券を買って、街を見ることにするが、ルートがよく判らない
適当に遠くまで行くのに乗ったら、旧ソ連が作った住宅地に着いた 日本の昔の団地に似ていた
サッカー場の前を通ったので降りてみる もちろん中には入れず外部だけを見る
持ち込み禁止の多いのに驚く きっとチェックも厳しいもだろう
ワルシャワの歴史地区へ行く
大戦で破壊された街を絵画を基にそっくり元の形に復興したそうだ
だから15世紀の街並みは新しく綺麗だった
クリック 1947の写真 破壊された街
王宮も再建されたもの 内部の調度品は疎開してあったそうだ
この旧市街に「キューリ夫人博物館」あると探すが、入口は普通のビルだった
2Fに写真や業績、実験道具などが展示してあった
クリック 窓があいているテラスが展示室
この後、モスクワ大学、コペルニクス広場を通って歩いてホテルへ帰る
国立博物館、軍事博物館も見た
ワジェンキ公園はショパンの像を見ただけだったが見る価値ありそう・・
ワルシャワ、クラフクを観光しただけだが見る所が多いポーランドと思う
パック旅行にあまり入ってない国だが、これから多くなる気がする
鉄道旅行記②に続く
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