疏水クルーズ & 智積院 (2018.4)
京都に琵琶湖の水を取り込む疏水をクルーズする船が今春から開始した
そのツアーに応募したが桜の時期は大人気で満杯
新緑の方をキャンセル待ちで申し込んでいたのが参加OKとなった
現地参加で、琵琶湖ホテルへ行き、ここで先ず昼食を摂る
琵琶湖に面した高級ホテルだった
ここから水の取り入れ口まで歩いて行く 橋の上から左右を見た所
疏水沿いに歩いて船乗り場へ
左側が大津閘門 右側が大津上下船乗り場
船に乗る前にビデオで疏水建設の苦労や様子を見る
ここから閘門の上を渡り 船乗り場に向かう
定員は12名 乗船は一人づつ指定された席に座り、シートベルトをする
幸運にも先頭の席になり、写真が良く取れた トンネルの上に扁額がある
船は流れに乗って進む 水の流れはかなり速い
内部は風が通り寒いほどだった
壁に二本の線が通っている 上の線は電線で、 下の線はロープである
京都の蹴上からの疏水は登りなので昔は戻されないようにこの綱につないで登ったそうだ
トンネルは3回 琵琶湖側が一番長い どれも入り口の上に当時の政治家の扁額が掛る
左は洪水遮断壁 右は船溜まり
両岸の新緑を見ながら約1時間で蹴上の船着き場に到着する
明治に日本人だけの力でこの疏水を作ったのは凄いと思った
疏水のクルーズの詳細は下記
http://www.biwako-sosui.jp/information/
下船した所にツアースタッフが待っていてここからは自由散策
周辺の観光地図を貰って解散となる
疏水の水はインクラインで止まり 取り入れ口に流れていた
蹴上のインクラインの線路跡
23歳で工事責任者となった「田邊朔朗」の銅像が公園内にある
水力発電の施設の裏を回ると南禅寺に続く水路が続いていた
左の流れは南禅寺に向かう 流れに沿っていくと、鉄格子で通行止め。ここから水は水路橋の上を流れる
地図で見ると、この水路橋を通った流れは永観堂の裏で潜り 若王子取水地に繋がり
哲学の道の川になっているようである
クリック
南禅寺道を下っていたら 人だかりの店があった
青いビンだけの看板に奥へ入ったら 外国人向けの英語メニューのカフェだった
琵琶湖疏水記念館前に再び疏水が現れ 町へ向かって流れていく
十石船の観光船が走っていた
平安神宮の鳥居横に取水口があり 白川の流れになる
疏水探索はこれで終わりにして バスで東山七条の智積院へ行く
目的は長谷川等伯の国宝「楓図」を見るため
宝物館で息子の久蔵作の「桜図」と共に照明を落とした部屋で見る
狩野派と違い草花の多い障壁画だった
写真は禁止
別棟の利休好み庭園をみる
サツキが咲いて一番見頃のお庭だった
クリック
この部屋の内部に等伯の絵の模写があり 写真はOKだった
宝物館の実物も描かれたころはこんなに輝いていたのだろう
本殿を参拝すると若い坊さん達が並んでお経を上げていた
この寺は紅葉の木が多く 本殿前の老木楓は等伯の絵とは違い新緑に萌えていた
11,000歩 おわり