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Tea Time

ほっと一息Tea Timeのような・・・ひとときになればいいなと思います。

当選! とある (追記有り)

2013-08-08 19:40:34 | naohito
いきものがかりサンドーム福井 当選しました! わーい、わーい嬉しいな

昨年の秋から、桑田さん、ミスチル、いきものがかりとサンドームづいてます
NEWアルバム、とてもいいのでライブに行くのが楽しみです。

そしてEYES更新!(嬉) VOICEよりEYESが先なんて初めてだね。VOICEも待ってまーす。

追記・・・VOICE更新です! へぇ~思い浮かぶのはまずあれだね。楽しみに待ってます。
ホント毎日暑いですね、長男が土曜日にユニバに行くって言ってたんだけど、10日の大阪は37℃の天気予報が出てました(^^;
思わず水分補給はこまめにとか帽子かぶりなさいとかメールしたけど、はい、小学生でも中学生でも高校生でもなく大学院生です。いくつになっても子供は子供なのです。

こちら アンケートもご協力よろしくお願いします。

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昨日のイズム

2013-08-05 20:33:38 | naohito
お顔は細~かったですが、本気で笑っていて楽しそうな顔が見れたのでよかったです。
勿論もう元気でしょうが、笑顔を見るとホッとします。
バナナマンさんは面白かったですが、1日経つとあまり覚えていない・・・
直人を笑わせてくれて有難う~という、思いっきり母目線で見てました(^^;

先日2階の部屋のDVDレコのHDDに入ってたシバトラSPを見てたんですが、これは冬の絵空の後に撮影したのかな。
このときも痩せましたよね、お顔が細~い。
が、約4年半前ということで、綺麗だわ~痩せても顔に張りがあるわ
なによりも小次郎さん、喧嘩強くて驚いた!いや、そういう設定なんですが。
小次郎さんは歩き方も違うんだよね、肩を揺らして歩くんだわ。
昨日のイズムの髪型はツイでは思いの外好評でしたね。
角度によっては微妙だったりもしたけど、悪くなかったです。来週の髪型とお洋服が気になります。
お髭な綾野くんを見て「お労しや、お殿さま」とつぶやいた私はドラマの影響受け過ぎだわ。

アンケート、選べないので読み返してきますという有難いコメントも頂きましたが、

そうですね、23タイトルまるっとお話が浮かぶかといえば私でも無理だ
すみません 久々に永平寺に行って座禅組んで反省してきます(気持ちだけだけど)
大体こんな話というのはわかりますが、細かい部分になると忘れていたりして、自分で読み返して楽しんでるというお目出度いやつになってます(笑)
急ぐアンケートではないので、ゆるりと選んで投票して頂けたなら幸せです。

アンケートはこちら です。

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拍手御礼 & アンケート

2013-08-03 23:02:11 | naohito
ホタヒカ&ラスシン番外編に沢山の拍手、並びにコメントをくださった皆さん、ありがとうございます。とても嬉しく拝見してます。
なおコメント、拍手は引き続き随時受け付けてます(^^;

私は昔、ドカベンを始めとする水嶋先生の野球漫画や、恋愛が絡んだタッチ等のあだち充先生の漫画が大好きだったのを思い出しました。
直人さんで青春ものは書けませんが(^^; その子供たちになると爽やかな青春ストーリーになって書いていて楽しかったです。
直人に野球少年のイメージはないんですが、だって23才の直人は花沢類だもん。ご飯はチェリーなんだよ(おい)
吹けば飛びそうに細い花沢類だったけど、あのとき60㎏あったの?て思っちゃいました。
でも凛ちゃんだと野球少年がイメージできるんですよね。野球好きな直人も隣ちゃんの設定は嬉しかっただろうな。甲子園に行けなかったのは残念だけど。その夢は光太郎くんが叶えましたと。どこまでも凛ちゃんに優しい私です(^^;

リクエストも頂いてますがパパママになるまえの凜ちゃん・桜もそのうち、ちょろっと書くかもしれません。

もし将来、光ちゃんと光太郎君が結婚することになって両家顔合わせしたら、じぇっじぇっじぇっ!ですね。て、その頃にはあまちゃんブームは終わってるだろうけど(^^;
いや、桐野くんが一発逆転ホームランをかっ飛ばすかも知れないし、タイプの違うイケメン二人に思われるヒロインていうのはやっぱ王道ですね

「叔父さ~ん、好きな子に振り向いてもらうにはどうしたらいい?」

「振り向いて欲しかったら強くなれ!」

「俺、空手3段で十分強いし」

「そうだったな・・・」 桐野語録に恋愛に対する項目は無さそうです(^^;

非常に個人的なアンケートで恐縮ですが、久々にアンケートをやりたいと思います。

「好きなホタルノヒカリ外伝はどれですか?」 です。

最近ホタル外伝へのアクセスが多いので、やるなら今かなと。
いえ、ただ私が聞いてみたいだけなんですが(^^; 協力して頂けるととても嬉しいです

アンケートは こちら です。

夏休みということで最近携帯からのアクセスが多いですが、携帯からでも投票できるのでよろしくです。
更に投票してくださった小説にコメント等頂けると飛び上がって喜びます(^^;
なお、夏・恋に煌めけ!白球に煌めけはラスシン番外編でもあるので省きました。

直人さんで青春ものは書けないと書きましたが、アンティーク・小野さんの高校時代という青春ものを書いたのを思い出しました。ブックマークしてある「小説のお部屋」で書いていて。

蒼い春・前編 こちら  と蒼い春・後編 こちら です。小野さんならではの青春です(^^;

コメント (4)
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ホタヒカ・ラスシン番外編 夏・恋に煌めけ!白球に煌めけ!(前編)

2013-08-01 20:06:43 | ラストシンデレラ
高野光ちゃん(ぶちょおと蛍の長女)、高校2年生・17才の夏のお話しです。

「3番、キャッチャー山田君」

「あの子が麻衣の彼氏?」

「そう、星雲東のドカベンて呼ばれてるんだよ(笑)」

「ドカベンて?」

「光は野球のこと全然知らないんだね」

「ごめんね」

「いいよ、付きあわせたの私なんだから」

カキーン

「打ったー でも取られちゃったね」

「これでいいのよ」

「あれっ走ったよ」

「犠牲フライっていうんだよ、ボールを取られた時点で1つアウトになるけど、ライトフライだからタッチアップできるの、つまりアウトになってもランナーが一つ塁に進める訳よ」

「次は立花くんだからね、2塁まで進んでおけば点の入る確率が高くなるってもんよ」

「ピッチャー4番、立花君」

「キャー、たちばなく~ん」


「へぇ~人気あるんだね」

「そりゃあ山田くんと違ってカッコいいからね(笑)桐野先輩がいる頃は西(佐倉西高)の桐野、東(星雲東高)の立花って女子の間じゃ騒がれてたもんよ」

「ふーん、ここからじゃ遠くてよくわかんないけど」

「立花くんは山田君の親友なの、後で紹介するね」

「うん」


                           *

「麻衣ちゃん、試合見てくれたんだ!ありがとう~」

「光が一緒に見てくれるって言うから、あっこちら私の親友の高野光ちゃんね」


「こんにちは」

「こんにちは光ちゃん、可愛いね~」

「こう見えて剣道強くてね、そんじゃそこらの男の子には負けないのよ」

「へぇ~そんなふうには見えないな、なっ光太郎、あっこっちは俺の親友の立花光太郎」

「こんにちは・・・・・野球好き?」

「野球には全然興味なくて(しまった) 初めて試合見たんですけど、とても興味が沸きました。」

「よかった(笑顔)」

ズキュン バキュン

「もうすぐ夏の県予選が始まるんだよね、山田くんも立花くんも頑張ってね」

「おうっ」

「がんばってください。怪我しないように・・・あのっ 私は剣道やってるんですけど、怪我とかしちゃうと悔しいですから」

「うん、ありがとう! 怪我しないように頑張るよ(笑顔)」

キラッキラッキラッ

笑顔が超爽やかで日焼けした浅黒い顔から除く白い歯がキラキラと眩しくて・・・

「立花くんてカッコよかったでしょう~」

「うん」

「へぇ~光が男の子のことカッコいいっていうの初めて聞いた」

「えっそうだっけ? そう麻衣の彼氏の山田君て優しそうだね」

「取り柄はそれくらいだけどね(笑)立花くんは顔だけじゃなく性格も凄くいいらしいよ」

「そうなんだ」


                      *

「こんにちは山田君、練習の帰り?」

「今日は練習試合だったんです。光太郎の活躍で楽勝でした」

「まあ、山田くんたら相変わらず謙虚ね、光太郎が勝てるのは山田くんのリードがあってこそなのよ、これからもよろしくね。また家の方にも遊びにきてね」

「はい!」

「はぁ~相変わらず上品で綺麗だな~光太郎のお姉さん、今日はお花のお稽古の帰りなのか。お姉さんみたいな人を大和撫子っていうんだろうな」

(桜子ちゃんはパパの遺伝子を濃く受け継いだ超美人で、光太郎くんは7割パパで3割ママが入ってます)

「外見はな(^^; 名前負けしたくないからとお茶にお花にお琴に弓道と、我が姉ながら強過ぎるし。」

「俺、桜子さんと一緒の家で暮らすなんて絶対に無理だし」

「俺にとっちゃあ姉貴だし、大体美人は3日で飽きるっていうのに生まれたときから一緒に暮らしてんだぜっ」

「それもそうだな(笑)」

「そう、おまえの彼女の麻衣ちゃん、優しそうで可愛いじゃん」

「うん、俺には過ぎた彼女だよ。でも光ちゃんも可愛かったな」

「うん」

「光太郎のタイプだろ! なっなっど真ん中だろ? こいつ~赤くなってないで認めろよ~」

「うっさいなーわかった、わかった、認めるよ」

「麻衣も光ちゃんは凄くいい子だって言ってたぜ」

「そうなんだ」


                           *

「光、なに読んでるの? よくわかる野球の本って、野球に興味あったっけ?」

「麻衣の彼氏が野球やってて、一緒に試合見に行ったんだけど割と面白くて」

「星雲東高校の練習試合?」

「なっ なんで誠が知ってるのよ!」

「友達のお兄ちゃんが星雲東で野球やってて、今日近くで練習試合があるから見に行くって言ってたから。星雲東って甲子園の有力候補として注目されてるんだよ」

「へぇ~」

「星雲東のエースってカッコいいんだって」

「へぇ~遠くてよく見えなかったわ」

お姉ちゃんて嘘つくとき、右の耳触るんだよね(^^;



あれっ立花くんて、ちょっと誠に似てる? いや違うっあんな色白のぼっちゃん顔の誠とは違う!
なんか思い出すとドキドキする。一目惚れしちゃったかも。
もしかして・・・これは! これが嬉し恥ずかし初恋ってやつ? いや~ん
部屋の中をゴロゴロしまくる光ちゃんです。
さっお風呂入ろうっと。


「ただいま」

「お帰りなさい」

「誠は?」

「お風呂かしら」

「そっか、たまには父子のスキンシップでもはかるか」



「ママ、明日学校で使う」

「あれっ誠、お風呂じゃなかったの? てことは今お風呂に入ってるのは・・・」


「キャー!」

「あっごめん、誠が入ってると思ったんだ」

「あっち行ってよ!」


「うわーん、光に凄い顔で睨まれたよ~(泣)蛍がママが入ってるっていうからだよ~」

「ごめんなさ~い。でもそんなに怒ってた?」

「バスタオル巻いて洗面所にいたんだよ、ちょっと前まではその格好で着替え忘れたってウロウロしてたのに。なんか汚らわしいものでも見たように見られたんだよ

「汚らわしいってそれは被害妄想だから(^^; 思春期だからね、好きな子でもできたのかな」

「・・・・・・・・・・・・

「ママ、今そんなこと言ったら弱り目に祟り目でパパが可愛そうだよ」

「うん(^^;」



「光、パパ落ち込んでるよ」

「明日謝るから」

「もしかして好きな子でもできたのかな?」

ママにしては鋭い・・・

「ママは初恋っていくつのときだった?」

「ぼやっとしてたからあんまり覚えてないのよね」

「ママらしいね」

「いいね~夏・恋せよ乙女って」

「それってなんかの少女漫画のフレーズじゃない(笑)」

「恋か、いいな~ママももう一度恋したくなっちゃった」

「よく言うよ、ママは毎日パパに恋してるんでしょ」

「へへっ」

あっさりと認めたか(^^;




「おはようパパ、昨日はごめんなさい」

「えっなんのこと? 光は今日も可愛いね

「パパもかっこいいよ、パパのスーツ姿は最強だよ

「まあな、じゃあ行ってくるよ(笑顔)」

「行ってらっしゃーい」


スーツ姿のパパは世界で一番カッコいいと思ってた。
でも・・・今はユニフォーム姿の立花くんが一番! ごめんねパパ。

頑張れぶちょお 負けるなぶちょお


                         *

「デート?」

「今まできつい練習してたから明日1日リフレッシュするようにって練習休みになったんだって」

「よかったね、それで何処行くの?」

「遊園地だよ、光も行くんだよ」

「えっ えーーー!」

「二人きりだと恥ずかしいし、二人より4人で行ったほうが楽しいよ」

「4人て?」

「私と山田君と、光と立花くんだよ」



当日の朝・・・

どうしよう~なに着ていこう~ママ! あっ今日仕事だって言ってたっけ・・・
これでも、あれでも、それでもない。うわーん


ん?お姉ちゃんからのメール・・・同じ家にいるのに。

「Help me 誠!」

「なに? お姉ちゃん!ムームー着て何処行くんだよ!」

さすがホタルの娘です(^^;

「何処行くの?」

「遊園地」

「野球少年だよね、カジュアルでそれでいて女の子らしいフェミニンな感じもあったほうがいいから、これとこれとこれね。髪はおろしてカチューシャ付けてと」

「いいかも~(ママに聞くよりいい)ありがとう~恩にきるわ」

さすがこぶちょおな誠くんです。


                            *

「ジェットコースター楽しかったね! 次はなに乗ろうか」

「ちょっとタンマ、休憩しよう。女子って絶叫マシーン好きだよな」

「うちもパパと弟は駄目なんだ」

「俺んとこもだよ」

「ねっ記念にプリクラ撮ろうよ」

「わーい、可愛く撮れたね。今度は二人づつ撮ろうよ」

至近距離過ぎて心臓が口から飛び出しそう・・・

「どれどれ」

「なんか笑顔がひきつってる」

「そんなことないよ、凄く可愛いよ」

「あ・・・ありがとう(照)」


「ここからは別行動だよ」

「えーーー」

「やっぱ二人きりになりたいじゃん」

「そうそう」

「じゃあね、そっちも二人きりで楽しんでね~」

「麻衣~」


「二人きりは嫌?」

「そっそんなことないです!」

「よかった(笑顔)」

この笑顔に弱いんだな~。

「喉乾いたね、なんか飲もうか」

「はい」

「光ちゃんは、どうして剣道を?」

「パパが学生時代にやってたんですけど、弟が剣道じゃなくて空手を始めて、じゃあ私は剣道やろうかなって」

「俺も親父が野球やってて、その影響でリトルリーグ、中学、高校と野球一筋。自分が三度の飯よりも野球が好きっていうのもあるけど、それだけじゃなくてどうしても親父の夢叶えたいんだ」

「お父さんの夢?」

「中2になった頃スランプに陥って行き詰まっちゃって練習も行かずにブラブラしてたら健ちゃんに会って、健ちゃんていうのは親父の幼馴染なんだけど、お前は聞いてないと思うけど、凜太郎は甲子園の切符を手にしたのに部員の不祥事で学校が辞退して甲子園に行けなかったんだ。戦わずして野球人生終わっちまったんだって聞かされた。甲子園なんて無理だ、夢だと思ってた。でも夢じゃなかった・・・それなのに叶わなかった。だから絶対に俺が親父を甲子園に連れて行くんだ。 光ちゃん?」

「ごめんなさい、私パパに似て涙もろいんです。」

「ママじゃなくパパなんだ」

「はい、パパなんです(笑)」

「なんか可愛いお父さんだね(笑)」                後編に続く。

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ホタヒカ・ラスシン番外編 夏・恋に煌めけ!白球に煌めけ!(後編)

2013-08-01 20:06:14 | ラストシンデレラ
「田中打ったー! 勝ち越しの二塁打です! 星雲東 決勝進出です。夢の甲子園までまた大きく1歩近づきました!」

「田中~! ナイスバッティング!」

「光太郎、あのときはごめんな、俺がエラーしたばっかりに」

「なに言ってんだよ、あの時勝ってても次の決勝で負けたかもしれねーだろ」

「うん、ありがとな」

「みんな~次も勝つぞ!」

「おう!」



「もしもし光太郎くん、決勝進出おめでとう!」

「ありがとう光ちゃん」

「あのね、私もインターハイ決めたよ」

「凄いや!おめでとう!」

「決勝戦応援に行くね」

「うん」

                            *

「9回裏常勝明徳学園の攻撃です。熱闘130球一人で投げてきた立花くん、やや疲れが見えてきたか、打たれたヒットと味方のエラーで2アウトながらランナー2塁、3塁、バッターは県屈指のスラッガー土井垣守くん、1打出れば逆転です」

「ボール!」

「2ストライク、3ボール! 遂にフルカウント! 立花くん、振りかぶった~!」


「いけっ 光太郎っ」


「ストライク~! バッター三振! 3アウト! 常勝明徳遂に破れました~ そして星雲東高校初の甲子園出場です!」


「やった・・・」

「ヤッター!甲子園だよ!甲子園! 凜太郎、やっと行けるね甲子園・・・」

「うん」

「凜太郎と私と桜子と光太郎と、家族4人で皆で行こうね」

「うん」

「なにすましんてんだよ、 泣きたいときは泣けっだろっ(笑)」

「うん・・・桜~嬉しいよ~お父ちゃんは嬉しいよ~

「よしよし(微笑)」



「麻衣~」

「光~」

「決めたねっ 甲子園」

「嬉しい、凄く嬉しい、けどこれからうんと忙しくなってなかな会えないね」

「麻衣・・・」

「こないだ遊園地行っておいてよかったね」

「うん」

                        *

「みんな~スイカ切ったから食べよう」

「はーい」

「うん、美味い。当たりだなこのスイカ」

「ホント美味しい、大当たりだね、このスイカ」

「大当たりといえば(笑)」

「思い出すね(笑)」

「なに? 宝くじでも当てたの?」

「ううん、もっといいもの」

「教えてよ・・・やっぱいいわ、なんかのろけられる気がする」

「当たらずとも遠からずだな(笑)」

「お父さん、大神コーポレーションて知ってる?」

「ああ、大企業だからな」

「そこの社長さんが俺らの試合見て感動したから使ってくださいって、バスを1台寄付してくれたんだ」

「バスを! 金持ちはやることが違うね。 ママ?」

「有難いね~有難くて涙が出るね」

「そうだな(微笑)、沢山の人の善意と思いに支えられての甲子園だってことを忘れちゃいけないな」

「うん、恥ずかしくない試合するよ。でも俺は楽しみますっなんて言わないよ、勝つために行くんだからな」

「かっけー光太郎

「お母さん、この年になってほっぺにキスとか勘弁してよ」

「いいじゃん~」

「そういえば光太郎に手紙来てたよ、綺麗な字・・・高野光」

「見るなよ!」 と言って手紙を掴んで部屋にダッシュです。

「えっなになに彼女なの? えーうっそー」

「光太郎も高2だよ、彼女いて可笑しくないでしょ」

「へぇ~手紙とは今時古風だな、それに字も綺麗とは高感度高しだな」

「ぶつぶつ言ってるのママだけだよ」


                       *

「初めてのインターハイ、思った以上に緊張して固くなってしまい1回戦で負けてしまいました。光太郎君はリラックスして甲子園楽しんでね。お守り買ったので同封します。怪我には充分に気をつけてね。」

そっかー楽しむという気持ちも大事だな、勝つことばかり考えてたら肩に力が入り過ぎちゃうな。

「ありがとう光ちゃん、甲子園、楽しんで勝ってきます!」

あっ幸太郎くんからのメール

「TV見て応援してます

送信と。 はっどうしよう~調子にのってマーク付けて送っちゃった

「よっしゃー」 なによりのお守りなメールになったようです。

                        
                     *


「立花くん、最後のバッターをセカンドゴロに打ち取りました! 星雲東高校初出場にしてベスト8進出です!」

「ヤッター!」


「ベスト8とは凄いな、今やってる仕事、今週中には段取りがつくから来週なら家族旅行兼ねて甲子園行ってもいいぞ」

「ホントに? パパありがとう~

「お姉ちゃん、その為には次の試合勝たなきゃいけないんだよ、次の対戦校知ってるの?」

「何処?」

「春の選抜優勝校の藤宮高校だよ、連覇狙ってるから強いよ」

「そうなんだ・・・」

「じゃあ、来週甲子園に応援に行くから次の試合勝ってねってメールしたらどうだ」

「パパにそんなこと言われたくないし」


「ホタル~また光に冷たい眼で見られたよ~

「余計なこと言うからだよ、パパは黙ってればカッコいんだから、しばらくお姉ちゃんには余計なこと喋らないことだね」

「ホント誠の言う通りだわ(笑)」


                            *

準々決勝 藤宮高校対雲東高校・・・


「最後のバッター立花くん、打ったー! が、もうひとつ伸びがありません。ライト構えてとってスリーアウト! 春夏連覇を狙う藤宮高校勝ちました。敗れはしたものの初出場ながらベスト8に進んだ星雲東高校、甲子園を沸かせました。エースの立花くん、その眼に涙はありません。笑顔です、爽やかな笑顔です。そしてその眼はまたここ甲子園に戻ってくると力強くそう言っているようです」

「あーあ、負けちゃった~」

「でもいい試合だったね」

「ありがとう~誠」

お姉ちゃんに有難うって言われたの初めてかも(^^;

「けど、いい試合してもやっぱ負けると悔しいんだろうな」

「うん・・・」




「ただいま」

「おかえり光太郎、挨拶まわりやらなんやらで疲れたろ?」

「そうでもないよ・・・」

「光太郎、どうした?」

ポロポロと涙を流しながら・・・

「俺、悔しいよ、悔しくてたまらない。だからもっと強くなる。また甲子園に行って今度は優勝する!」

「うん、頑張れっ 今夜は焼肉だからな、たらふく食え!」

「おうっ」


                          *

「父の夢叶えた立花光太郎君。立花くんの父親は自社ブランドTACHIBANAを立ち上げたデザイナーとして、またヘアースタイリストとしても有名な立花凜太郎氏であり、その凜太郎氏が果たせなかった甲子園の夢を息子の光太郎君が・・・・・・」


「いい話しなんだけど、こんなふうにプライベートなことまで書かれるのは気の毒だわ」

「そうだな、光太郎君は人気者になり過ぎて、いろいろと窮屈だろうな」

「光も全然会ってないみたい」

「お姉ちゃんもそんな人気者やめて桐野先輩にしとけばいいのに」

「桐野先輩と言えばあのダンスパーティのときの・・・」

「そんな簡単にはいかないのが女心ってやつよ、誠にはわからないだろうけど(笑)」

「僕は・・・当分女はいいやっ」



「ぶっ ぶちょおー! どっどういうこと!」

「おっ 落ち着け(甚平の襟元絞めないでくれ~)誠の場合、モテすぎて女の子がうっとおしいんだろう(^^;」




「練習試合に凄い人だね、ネットに女の子たちが鈴なりだよ」

「甲子園のアイドル、立花くんの人気は凄いわ」

「・・・・・・」

「ごめん光、変な言い方して」

「ううん、気にしてないから」

「練習試合終わったらちょっとだけ山田君に会うんだ、光もおいでよ、ずっと会ってないんでしょ」

「うん!」



「久しぶり光ちゃん、お守りとかメールとか有難う、力になったよ」

「よかった」

話したいことがいっぱいあったのに胸がいっぱいになって何も言えなかった。

「ごめん麻衣、最近追っかけの女の子達が凄くて、殆どは光太郎目当てなんだけど、見つからないうちにもう行くわ」

「いいよ、じゃあまたね~山田くん」

「光ちゃん、またメールするから」

「うん(笑顔)」



「あーあ、ホントに5分だけだったね。私はいいんだよ。じゃがいもの顔した山田くんには追っかけとか殆どいないし(笑)会おうと思えば会えるからね。でも光太郎くんは・・・」

「ありがとう~麻衣、5分だけでも会えて嬉しかった」

「光?」

「私も女の子だったんだな~恋すると涙もろくなるっていうのを今実感してます(笑)」

「よしっ 昨日お小遣いもらったから、女の子な光におごっちゃいます」

「やったー(笑)」



「ただいま・・・」

「おかえり~」


「なんかお姉ちゃん、最近元気ないね」

「そうね」



「光、明日学校休みだよね、ちょっとM市の雑貨屋さんに届けて欲しいものがあるの、ママ明日行けないから頼めるかな」

「いいよ」

「じゃあバイト料出すから、麻衣ちゃん誘ってショッピングでも楽しんできなさいよ」

「うん、ありがとう~ママ」


                           *

「えっ風邪? いいよ、大事にしてね」

一人で知らない街に来るのもなんかちょっとワクワクして楽しいかも。
あれっあのお店、スポーツ用品かな、なんか古臭いというか雰囲気があるというか、ちょっと覗いてみようかな。

「光ちゃん!」

「光太郎君・・・」

「そっか、お母さんのお使いなんだ。俺はグローブ治しに出してたの取りにきたんだ。あの店のご主人が腕が良くていつも頼むんだよ」

「そうだったんだ」

「でも今日は凄いラッキー、まさか光ちゃんに会えるとは思わなかったよ」

「私も嬉しいです(照)」

「あっ今日ね、この近くの神社で祭りやってるんだって、ちょっと見ていかない?」

「はいっ」


「懐かしいね~金魚すくいに、ヨーヨーすくい」

「あっスマートボール! 私これ得意でした」

「じゃあやろうよ、勝負しよう」

「負けないよ(笑)」


「ホント強いや、ボロ負けだ~(笑)」

「へへ、家族でよく勝負したんだ~」

「うちは金魚すくいかな」

「金魚はにゃんこがいるから駄目なんです」

「どんな猫飼ってるの?」

「飼ってないんだけど、近所の野良猫が遊びにくるんです」

「へぇ~(^^;」

光太郎くんとの他愛無い会話がとても楽しくて、楽しくて・・・


そのとき・・・

「よっ若いもんはいいね~」 ←チンピラ登場です(^^;

「俺ら、遊ぶ金なくてさ、少し貸してくんないかな~」

「行こっ 走るよ」 

「あれっこの兄ちゃん、どっかで見たことあるな~あっ甲子園に出てた」

「おっと、逃げるんなら彼女は置いてきな」

「キャッ」 捕まる光ちゃん。

「離せ!」

「駄目! 手を出しちゃ駄目

「・・・・・」

「痛っ いってー!」

「おまえら、まだこんなくだらないことやってんのか、二人とも俺の可愛い後輩なんだからな」

「きっ桐野・・・さん。桐野さんの後輩とは知らずにとんだ失礼を、申し訳ありませんでした!」

「えっ 逃げんの?」

「ああ見えて空手の有段者で滅茶強いんだよ」


「桐野先輩、ありがとう」

「ありがとうございました。暗くなってきたんで、すみませんが光・・・高野さんを送ってもらえませんか」

「いいよ」

「ありがとうございます」

光太郎君・・・眼を合わさなかった。

「彼、星雲東のエースだろ? 野球にうとい俺でも知ってるよ。何事もなくてよかったよ」

「はい、先輩には以前も危ないところを助けてもらって本当に感謝してます」

感謝か・・・俺は光ちゃんのナイトにはなっても王子様にはなれないのかな。。。

因みに桐野くんは泣かないと決めた日の桐野さんの息子ではなく甥っ子という設定です。


                            *

「お父さんは、好きな女の子を必死で守ったことある?」

「あったな」

「どうだった?」

「喧嘩なんてしたことないし、コテンパンにやられて、助けた女に笑いながら手当された」

「ひでぇ女だな」 お母さんぽい(^^;

「だろ(笑) なんかあったのか?」

「実は・・・」

「そっか・・・」

「俺一瞬躊躇した。好きな女の子一人守れなかった」

「それは違う、おまえは守ったんだよ」

「えっ?」

「もしお前が怪我したり喧嘩したことで、春の選抜に繋がる秋の大会に出れなくなったりしたら、光ちゃんは一生心に深い傷を負うことになる」

「うん・・・」

「光太郎?」

「俺、初恋だったんだ。 でももう光ちゃんとは会わない。野球に専念するよ」

「自分で決めたんならそれでいい(微笑)」

「うん」

「光ちゃんとは縁があればまた会えるから」

「会えるかな・・・」

「お父さんなんてお母さんと出会って20年経ってから好きだって言ったんだからな」

「20年間ずっとお母さんのこと好きだったの?」

「まさか、その間他の女の子とつきあったり一緒に暮らしたりもしてたし」

息子にはもてたアピールでもいいけど・・・


「へぇ~お母さんのこと思いながら他の女とそういうことしてたんだ」

「桜子! 違うってば、それは誤解だって」

「パパってもっと誠実な人かと思ってた」

「ママは自分に都合のいいシンデレラストーリーを桜子に聞かせているんじゃないのか? パパの話しも聞いてくれよ~桜子~!」

どっちの父親も娘には甘くて弱いらしい(^^;


                              *

「明日N市に用事があって出かけるから光太郎もおいで」

「えっ N市って・・・」

「男なら男らしく誠実にね」

「うん」




「誠から聞いたんだけど・・・」

「そっか、そんなことがあったのか。」

「大丈夫かな、光」

「光は優しくて賢い子だからちゃんと自分で考えて結論を出すと思うよ、俺たちはただ光を見守っていよう」

「うん」




「ちょっと出かけてくるね」

「行ってらっしゃい、ご飯は?」

「直ぐに帰るから」

「パパ」

「ん? 」

「思いは言葉にしなければ伝わらないんだよね」

「ああ」

「ちょっと嘘つかなきゃいけないんだけどちゃんと伝わるかな」

「相手の眼を真っ直ぐに見て言うんだよ(微笑) そうすれば必ず伝わるから」

「うん、そうする。ありがとうパパ」

 頑張れっ光・・・・・




高野家の近所にあるいつもの公園です・・・


「ごめん、ちょっと遅くなったけど大丈夫?」

「うん、ちゃんと番犬がついてきてるから(笑)」

「そっか」

「あのね私、剣道、来年もインターハイに出て一つでも多く勝てるように頑張りたいんだ。それに来年は受験だし勉強も頑張らないと」

その大きな瞳はいつもより透き通って潤んで見えた。

先に言われちゃった・・・ありがとう光ちゃん。


「俺は勉強はからっきしだけど、必ず春の選抜に出て優勝する。お互い頑張ろうな・・・光ちゃんに会えた今年の夏は最高に楽しかった!」

「私も楽しかった! 光太郎君、握手しよう」


俺は思わず右手をズボンでゴシゴシと拭いた。それを見て君は笑いながら右手を差し出す。


初めて握ったその手は白くて小さくて柔らかくて優しかった。

初めて握ったその手は大きくて温かくて優しかった。


光ちゃん、君のことが好きでした。今も大好きです。

だけど、そう言えずに終わった俺の初恋。

またいつか・・・少しはにかんだ笑顔の、こぼれそうに大きな瞳の君に会えるだろうか。。。


好きですと言えずに終わった私の初恋。

またいつか、白い歯がこぼれるキラキラ笑顔のあなたに会えるでしょうか。。。


またいつか・・・

またいつか・・・


「じゃあね、バイバイ」


君はとびっきりの笑顔でそう言うと足早に駈けて行った。



「光!」

「ママ~ 私頑張ったよ、泣かずに笑顔でちゃんとさよならしたよ」

「うん、頑張った頑張った、えらいぞ光」

ぐーきゅりゅる。

「やだっ こんなときにお腹の虫が鳴るなんて」

「そりゃあ生きてるんだからお腹は減るわよ(笑)生きてるから泣いたり笑ったり、つまづいたり恋するんだよ」

「うん、なんだかママ、パパみたい」

「そうだね、パパの代返しちゃった(笑) なんか美味しい物でも食べに行こうか、パパ、誠、出ておいで~」

それにしても光太郎って名前、どっかで聞いた記憶があるんだけど思い出せない・・まっいっか。



「終わったか」

「うん」

「大人の階段を一歩上ったな」

「ちょっ そんなふうに言われると照れるだろっ」

「そっか(笑) なんか美味いもんでも食べに行こうか」

「お姉ちゃんは?」

「ダイエットしてるから3人で食べてきてって」

「じゃあ回らない寿司でもいい?」

「いいよ、寿司なら桜子にも土産買えるしな」

「じゃあ、お寿司で決まり~」

それにしても光って名前、どっかで聞いた気がするんだけど、どこだったかな~。

「なに考えてんだよ、最初はウニかイクラかどっちにしようって考えてたんだろう。カッパ巻きにしとけっ ダイエットが必要なのは桜子じゃなくてお母さんだよな、なっ光太郎(笑)」

「どうしていくつになってもあんたは口が悪いのかね~」

「俺から見れば口が悪いのは二人ともだと思うよ、そんだけ仲がいいんだろうけど(笑)」

「息子から言われると妙に照れちゃうね(笑)」

「だな」(照照)


甘酸っぱくもほろ苦かった初恋。けれど温かい家族の優しさに包まれて光ちゃんも、光太郎君も美味しくご飯を頂いたのでした。


                * エピローグ *

18年前のバス停・・・

「ちょっと!高校生が煙草吸うんじゃないよ!」

「はあ?」

「ベビーカーに乗ってる赤ちゃんが眼に入らないの!赤ちゃんが煙草の煙吸ったり、火が落ちたら危ないでしょ!」

そのとき1匹のトンボがベビーカーに止まり、それを見て声をあげて笑う赤ちゃん。

「あっ少年!今笑ったでしょ! なーんだ~赤ちゃん見て笑うなんて可愛いじゃん、いきがってるだけでそんなにすれてないのね(笑)」

「いちいちうっせーババアだな、そうだよ、俺はいきがってるだけでそんなに悪かねえよ、けどとことん悪いクズな野郎もいるんだから、そんなデカい腹してヤンキーにいちいち注意するんじゃねえよ、今はよそのガキはほっておいて自分のガキだけ守れよ」

「はい・・・」

バスが来たのでバスに乗る少年。

「なんか逆に注意されちゃいましたね」

「ホント、なんか旦那に怒られた気分だわ」

「旦那さん、怖いんですか~」

「ううん、凄く優しいんだけど私がバカだからよく怒られるの」

「うちもそうです。凄く優しいんだけど、私がアホだからしょっちゅうアホタルって言われてます」

「アホタル?」

「蛍って名前なんです」

「蛍って可愛い名前だね。私は桜、で、この可愛いお嬢ちゃんは今何か月ですか~お名前は?」

「5ヶ月で、光って言います」

「光ちゃんなんだ、この子(お腹の中の子)は光太郎って言うんだよ、光に太郎って書くの」

「わっ 二人とも光って名前がつくんだ」

「ホント奇遇だね~光太郎には年子でお姉ちゃんがいて、お姉ちゃんは桜子っていうの」

「私なんて一人でてんてこまいなのに年子で産むなんて凄いです」

「高齢出産だから早くしないとね(笑)」

なんだかんだと話が弾む二人です。

「あっバスがきたみたい」

「今日は思いがけず楽しかったです、元気に光太郎くん産んでくださいね」

「うん、じゃあまた~」

「またです」


蛍ちゃんて可愛くて面白いな。メルアドくらい聞けばよかったな。

桜さんは山田姐さんとは違う姉御肌で楽しい人だったな、メルアド聞くの忘れたけど縁があればまた何処かで会えるかもね。

18年前にこんな一コマがあったのでした。                     fine


ザ・青春! という感じのお話になりましたが楽しんで頂けたなら幸いです。
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