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Tea Time

ほっと一息Tea Timeのような・・・ひとときになればいいなと思います。

小次郎さま!妄想劇場(前編)

2008-09-24 20:00:04 | シバトラ 小次郎さま小説
小次郎はかつて田園調布に住んでいた。
小次郎の家は資産家で父親は会社を経営しているという、いわゆるおぼっちゃまだったのである。
幼少の頃は母親の趣味で児童劇団にも入っていた。
小次郎が8歳のときに弟が生まれた。
ずっと一人っ子だった小次郎は大喜びで誠を可愛がった。
ことのほか母親は誠を可愛がった。8年ぶりに生まれた赤ちゃんなら当然のことだ・・・としか思わなかった。。。

・・・そして8年後小次郎の人生は大きく変わった・・・

「小次郎君て、偏差値70なんですって凄いわね~スポーツも万能で本当に良く出来た子よね。誠君は勉強の方はどうなの?」
「まだ小学3年生だもの」
「あらっその頃から小次郎君は優秀でいろいろ表彰されていたじゃない、比べると誠君はお人形さんみたいに可愛い顔してるけど、あんまりかしこそうじゃないわね」
「叔母さん、何が言いたいの?誠は優しい子よ、私は誠が可愛くてしかたがないわ」
「そんなの当たり前じゃない、誠はお腹を痛めて産んだ子だもん、でも兄さんは実直な人だから優秀な小次郎君に会社を継がせるとか思っているんじゃないの?例え施設で貰ってきた何処の子かわからない子でもね」
「そんな・・・」

なにかが音をたてて崩れていく。。。思い当たる節はあったような気がする。
誠が生まれてから母さんはどことなくよそよそしくなった。。。
でもそれは単純に赤ちゃんの誠が可愛いからだと思っていた。
小次郎は荒れていった。あるいは荒れようとしていたのかも知れない。。。

「最近小次郎はどうしたんだ?」
「知らない、反抗期じゃないの?」
「おまえはどうして小次郎に対しては・・・」
「あっもう誠を迎えにいかなきゃ」

ある日事件は起きた。小次郎とつるんでいた不良が些細なことで小次郎に恨みを抱き、誠にちょっかいを出したのだった。そして運悪くそれが大事故に繋がり、誠は大怪我をしてしまったのだった。

「誠!誠!・・・あなたのせいよ!誠になにかあったらあなたのせいよ!」
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
「よしなさい!これは事故だ」

「誠・・・軽く障害が残るかもしれないって・・・」
「そうか・・・」
「あなたのせいよ、あなたがあんな子引き取らなければ」
「君だって誠が生まれる前は小次郎のこと可愛がっていたじゃないか!」
「私・・・去年調べたの、女の感てやつ・・・あなたと小次郎のDNA一致したわ、
誰に産ませた子よ!悪いことはできないもんね、それに子供は出来ないといわれていた私に子供が出来た・・・神様ってちゃんといるのね」

・・・ガタッ・・・

「小次郎!?」
「行かせない!あの子を追いかけたら許さない!」

・・・すまない・・・すまない小次郎・・・

いたたまれなかった・・・僕はもうあの家にいちゃいけないんだ。。。
さようならお父さん、お母さん今迄僕を育ててくれてありがとう。そしてごめんなさい。


無一文の17歳の少年は路頭に迷うしかなく・・・の筈が。

「僕どうしたの?一人?家に帰りたくないの?だったらお姉さんとこ来なさいよ、美味しいもの作ってあげるわよ」

その美貌で寝る所と食べるものには困らないのであった(おいっ)

何も考えたくなかった。ただ一人でいるのはたまらなく寂しくて女の胸に甘えていた。(私も拾いたかった(^^)

何人目の女だったか忘れたが、ある日ヤクザもんが乗り込んできた。
どうやら極道の女らしい(ヤバッ)
「てめぇ~可愛い顔して大したタマだな、どうやって兄さんの女たらしこんだんだ!おいっこらぁ~」

半殺しの目にあった。だがこの頃から打たれ強い小次郎は負けなかった。

「そのくらいにしとけ、それにおまえの顔じゃ女取られてもしかたねぇだろ俺が女でも正直こっち選ぶわ(笑)
それにしてもおめぇ可愛い顔して根性あるじゃねぇか、行くとこなかったら俺んとこきな」

柾兄(まさにい)と言った。柾兄は皆から慕われていて大きくて暖かい人だった。少しだけ父を思い出した。

「小次郎、真っ当に生きてるかたぎの人には絶対に迷惑かけちゃいけねぇぞ、それにせちがない世の中だけど決して義理と人情を忘れちゃいかん」
「はい・・・へぇい!」
「小次郎はどこのボンボンだ~(笑)」

「おいっ小次郎!柾兄に可愛がられてるからっていい気になるんじゃねえぞ、この世界頭がいいとか顔がいいとか、そんなの関係ねぇ!腕っぷしがものをいうんだぜっ!」
「だったらかかってこいよ!おらぁ~!」

小次郎はこの頃喧嘩の腕を磨いたのであった。

「えっ?副組長が俺に話があるって」
「どうだ、正式に組に入らないか?おまえは腕っ節も強い、根性もある、それに頭もいいそうだな、これからの組にはそういう奴が必要だ、おまえなら直ぐに幹部になれる考えてみないか」

「副組長がそんなことを?」
「なんで?柾兄も俺がいずれは組にって思っているんじゃ・・・」
「おまえはどうなんだ?」
「俺はただ柾兄と一緒にいたいだけで・・・」
「ならやめとけ、やくざの世界なんてろくなもんじゃねえ、俺だっていつ死ぬかわからねえ世界だ」
「そんな・・・」


「今日で柾兄も最期か・・・」
「おいっどういうことだ!」

「柾兄!どこ行くんですか!なんで組長の変わりに柾兄が!」
「言ったろ、そういう世界だって・・・おまえは逃げろ!5分後には大騒動だ、おまえ一人いなくなっても誰も気づかない」
「いやだ・・・柾兄が死ぬなんて嫌だ!」
「俺にも息子がいるんだ、会ったことはねえけどな、丁度おまえと同い年だ・・・いい夢見させて貰った・・・楽しかったぜ」
「まさにい・・・」

「早く行け!戻ってくるんじゃねえぞ!それと命は大事にしろ!何があっても生きろ、死ぬんじゃねえ、生きてさえいればなんとかなる。。。」

無数の銃弾が夕闇に響いた。。。
振り向いちゃいけない・・・
小次郎は流れる涙を拭おうともせず、前を見て歩いた。。。


                 *

「ねえ一人?私と飲まない?」
「金持ってねぇんだ」
「私がおごってあげるわよ」
「今日はあいにくそういう気分じゃねぇんだ、またな」


今夜は星がやけにきれぇじゃねえか・・・今日はここで寝るか。。。
たく、うっせーな、寝れないじゃんか。

「おいっ!おめぇら、こんな時間に何してんだ?公共の公園で迷惑だろ!」

「なんだと~俺らに意見するとはいい度胸してんじゃねえか!」
「まあまて、金置いてけば見逃してやってもいいぜっ」
「あいにく無一文でね、それに今腹減ってるから無駄に動きたくねぇんだ」
「なんだと~おめぇ~喧嘩売ってんのか!」
「うぉ~りゃ~」

バタバタバタバッタン!・・・6人共々あっという間に倒される。。。

「つっつぇ~半端じゃねぇ!」
「それにカッコいい!紅団のヘッドなんて目じゃねえ!」
「うんうん」

「兄貴~!兄貴!」
「待ってください!」

「はぁ~!俺はそんなむさ苦しい弟持った覚えはねぇ」

「兄貴と呼ばせてください!」
「うっとおしいな~あっち行けよ!」
「あの~さっき腹減ってるって言いましたよね?美味いもんおごりますよ、そのついでにちょいと俺らの話聞いてください」

・・・そういえば朝からなんも食ってねぇ・・・

美味いもんに釣られて小次郎さんのHSヘッドへの道が始まるのでした。

                                続く。。。


え~愛しの小次郎様を書くつもりがなぜだか妄想劇場に。
私の愛とは妄想することなのです

小次郎さまの少年期・・・なんだか昼ドラみたいですが
ドラマチックにいきたいと思います。

あっ昨日納得出来ないと書きましたが、若い子が感動したと書いているのを見ると、
メッセージはちゃんと伝わったんだな~そこは良かったな~と思います。
おばちゃんが納得出来なくても若い子が虎ちゃんの真っ直ぐな瞳や言葉から何かを感じるのが一番だと思います。

イチロー選手、8年連続200本安打おめでとうございます!
絶対にお声更新あると思いました~。
たかが視聴率、されど視聴率、作り手にとっては凄く気になるし励みになるんですね。
直人もだけど、やながわさんのblog見て切に思いました。
最終回・最高視聴率で締めくくれて本当に良かったです

20世紀少年はあのシーンですね~楽しみです。



コメント (4)
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小次郎さま!妄想劇場(後編その1)

2008-09-23 00:09:22 | シバトラ 小次郎さま小説
「美味いでしょう~ここのラーメン」
「うん美味い!おっさん替え玉一丁!」

「この街にはいくつかの族のグループがあって、俺等はただダチとつるんで走りたいだけなんす。ところが最近紅団というのが力をつけてはばをきかせて、きたねえことばかりやりやがって街はあれるし、すっかり走りにくくなっちまったんです。前の紅団のヘッドは男気のあるヘッドだったのに、今のヘッドはどうしようもねえ悪で・・・」

「この店餃子もうめえな」
「今兄貴のような強くてカッコいいカリスマ性のあるヘッドが必要なんです!俺らのグループのヘッドになってください!」
「んなめんどくせ~ことやらねえよ、悪いが他を当たってくれ、ラーメン美味かったよ、ごちそうさん」

「駄目か・・・」
「いや、あの人しかいない、皆諦めるな!次は横浜一美味い中華まんのあの店で商談だ!」
「おー!」

「てえへんだ~兄貴!山田のおっさんのラーメン屋が紅団の奴らにやられた!」
「なんだとーーー!」

「おっさん!でえじょうぶか!」
「紅団のやつらがおっさんの娘さんに手出そうとしてそれで助けに入ったおっさん、やられちまったんだ」
「ひでえことしやがる、これじゃ当分この店のラーメン食えねえじゃないか!」
「兄貴・・・そういう問題じゃ・・・」
「その紅団て奴らは何処にいるんだ?」


「てめえが紅の豚のヘッドか!?」
「豚だと~?」
「弱いものいじめするなんざ、豚みてえなもんだろ」
「てめぇ~どこのもんだ?みかけねえ面だな」
「どこのもんでもね・・・」

「ヘルタースケルターのヘッドだ!」
「聞いたことねえな、そんな名前」
「とっととおやっさんの店に修繕費と治療費払ってこい!」
「できねえと言ったら?」
「力づくで出させるまでよ」
「おめぇ~面白いこというな・・・おいっ柏木!相手してやれ!」
「オースッ」

バコンバコンバコン

「すげぇ~紅団№2を3発でやっちまったぜっ」

「てめぇ~おめぇら!こいつをやっちまえ!」

「兄貴!俺らも加担します!」

その必要もないほどにあっという間に20人を叩きのめす小次郎。。。

「おいってめぇら!財布出せ!財布はいらねえ、金だけ置いてけ!わりいな、文句のある奴はヘッドからけぇしてもらいな」

「これだけありゃ修繕費の足しになるだろ?」
「はっ・・・はい・・・」

「誰だ?あの男・・・つっ強い、強くてカッケ~」

小次郎の武勇伝はあっという間に町中に広まり、ヘルタースケルターに入れてくれという若者が集まり一挙に100人の大所帯になったのであった。


                  *


「すみません、今これだけしか持ってないんです」
「チッしけた野郎だ」

「てめぇら何してる?ガキのくせにカツアゲなんてやってんじゃねえよ!」
「なんだとー!」

・・・誠?・・・

「つか、おめぇ・・・その顔まだ小学生だろ?小学生がこんな時間にうろつくんじゃねえよ!とっととうち帰って母ちゃんのオッパイでも飲んでな」

「僕は小学生じゃない!中学3年生の15歳だ!」

「中坊?・・・その顔でマジかよ・・・プッ」
「笑うな!」

「竹虎行くぜっ!そんな奴にかまうな」
「うん落合君」


あのガキ誠に似てた・・・そっか、誠ももう15歳になるんだな。。。
童顔のガキはともかく、一緒にいたガキはなんなんだ?やけに冷たい眼をしてた。
ガキのくせに危険な匂いがする。。。


「さっきの男、ヘルタースケルターのヘッド・藤木小次郎だ」
「へぇ~あの人が、噂どおりカッケーな~」
「ああいう奴は嫌いだ」
「なんで?」
「そんなことより新しいゲームソフト買ったんだ、うち来るか?」
「うん、いくいく」




「その子たち万引きよ!捕まえて!」

「竹虎はこれ持ってあっちに逃げろ!二手に別れたほうが逃げ易い」

「うん」


「待ちな・・・この先は交番だぜ、それよこすんだ」

「・・・・・・」


「万引きしたガキ捕まえたんだけど逃げられちまってすまねえ、でもこのとおり商品は無事だから」
「商品が無事ならいいよ、ありがとうね、イケメンのお兄さん」


「おめぇ何であいつとつるんでるんだ」
「あんたには関係ないだろ!僕のほうが走るの早いし・・・それに落合君は僕のたった一人の友達なんだ」
「友達ね~」


竹虎か・・・綺麗な眼してやがる。妙に気になるのは誠に似てるからか?



                  *



「彼女マブイね~俺達と遊ばない?」
「結構です!」
「俺達の知り合いがイカレタ奴でさ、マブイ女連れてこいって煩いんだよ、手ぶらでかえったら半殺しの目にあうからな、あんたが嫌と言っても力づくで連れていくしかねぇんだよ」
「やめて!離してください!」


「おいってめぇら!恥かしいことやってんじゃねぇよ」
「なんだと~!」
「ヘッヘルタースケルターの藤木小次郎!」
「俺の名前知ってるんならとっととかえんな!」

・・・ひそひそひそ・・・

「どうする?手ぶらで帰ったら半殺し」
「こいつにやられるのは火を見るより明らかだし」
「でもうちのヘッドにやられるよりこいつにやられたほうがマシな気がする」
「うんうん」


「なんだと~ヘルタースケルターの藤木小次郎がどんだけのもんだってんだよ」

バコンバコンバコン


「危ないところ有難うございます!」
「あんたもこんな時間にこんなとこ一人でうろついてりゃ襲ってくださいって言ってるようなもんだぜ、気をつけねえと」
「道に迷ってしまって・・・」
「まだ終電間に合うな、後ろのりな!駅まで送っていってやる」
「ありがとうございます!」


「えっえっーーー」
「なんだ?」
「あれ兄貴じゃねえか?後ろに女乗っけてる」
「ウッソ!バイクの後ろには女は乗せない主義じゃなかったのか?」
「てことは・・・」
「兄貴のでえ~じな人ってことだな」


「噂どおり強かったな、藤木小次郎」
「ああ、しかも手加減してくれた・・・」
「なんかあの馬鹿ヘッドのところに戻るの嫌になっちまったな・・・俺達もヘルタースケルターに入れてもらうか?」



                 *



・・・ヘルタースケルターってそんな名前の会社何処にあるのかしら?・・・


「あの~ここら辺にヘルタースケルターという名前の会社ありますか?」
「バカか~ヘルタースケルターっていうのはな!・・・あっ~あんたは小次郎さんの!」
「藤木小次郎さんのお知り合いですか?」
「へい!いつも兄さんには世話になってます」
「弟さん?」
「みんな~姐さんを丁重にお連れしろ!」
「オッス!」



「兄貴~姐さんをお連れしました!」
「姐さん!?」
「昨日はありがとうございました!」
「あっあんたは・・・」
「お礼にクッキー焼いてきたんですよ、よかったら弟さんも皆さんも一緒に召し上がってくださいね」

「すげぇ~女の子の手作りのお菓子って憧れだったんだよな~うん美味い!おめぇらも食ってみろ」

「面白い弟さんね」
「あんな似ても似つかねえ弟がいるか!」
「あらっ違うんですか?あっ小次郎さんも食べてくださいね」
「わざわざ持ってきたんだから一つくらい食ってやるよ・・・美味いじゃん」
「良かった~」
「けどもうくるんじゃねぇ、ここはあんたみたいなお嬢さんがくるとこじゃねえ」

「兄貴でぇじょうぶですって!俺らがしっかり姐さんのこと守りますから」
「おめぇら!なんか勘違いしてないか!」



                   *


「そういえば名前聞いてなかったな」
「ゆりです。」

「・・・て、おめぇら!金魚の糞みたいにぞろぞろついてくるんじゃねぇ!」
「みんな!50メートル下がるんだ!」
「・・・そういう問題じゃねえだろ・・・」

「もうわかってんだろ?ヘルタースケルターが会社の名前じゃないって」
「街の治安を守る硬派な集団だって」
「そんな綺麗なもんじゃねえよ、さすがに100人もいると眼が届かないこともあるし」
「みんなヤンチャだけど、根はいい子だと思うけどな」
「ふ~ん、おめぇって変わってるな、それに妙に度胸がある」
「私のお姉ちゃん、刑事なの」
「デッデカ!?女デカとは驚きだ」
「凄い美人で強くてカッコいいの、今度紹介しようか?」
「遠慮しとくよ」
「刑事は嫌い?(笑)」
「ああ、叩けば埃の出る身体だ。怖いだろ?そんな男・・・もうここへはくるな」
「怖くなんかないよ、みんな俺が何番目の舎弟だ、俺は何番目の舎弟だって自慢するの(笑)みんな小次郎さんのこと大好きなんだよ・・・私も小次郎さんのことが好きです。」
「たく・・・勝手にしろ」

              
                     *


「これっお兄ちゃんに渡してって」

「ん?・・・」

{女はあずかった、返して欲しければ一人でK倉庫にこい}


・・・あれはヘルタースケルターの・・・どうしたんだろう?いつもと違う。怖いくらいにもの凄い殺気だ・・・


「てめえら紅団か!女は何処だ!」

30人もの族をなぎ倒していく小次郎(ここは原作の杉並最強の超強い小次郎で)


・・・凄い!半端じゃない、まるで化け物みたいだ・・・


「小次郎!こっちを見ろ!」

両手を後ろに縛られナイフを突きつけられたゆり。。。

「てっめぇ~!」

「動けねえだろ、このまま袋叩きにすっか~それともこの女のレイプショーでもおっぱじめるか~ヒッ~ヒッヒッ」

背後から近づく竹虎・・・

「エイッ!」

「イッテェ~」

「でえじょうぶか!」・・・ゆりの縄をほどく小次郎。


「てめぇら何突っ立ってる!早くこいつをやっちまえ」


「俺ら束になってもこの人には敵わねぇ、それにあんたみてぇな汚ねぇケツの穴の小せえ男の下にいるのがつくづく嫌になった。今日で紅団も解散だ、あばよ」

「おまえらっそれですむと思ってんのか!」


「おいっブタ!とっとと失せろ!二度とその汚ねぇ面見せんじゃねぇ!今度この町に、俺の前に顔見せたらそのときは本気でぶっ殺す!」

「クソッ覚えてろ!」



「怪我してる、手当てしなきゃ」

「触るな!」

「昔大切な友達が些細な怪我が元で破傷風になって死んだの、悪天候で山を降りられずヘリも飛べずに手遅れになった。。。」


「すまない・・・怒鳴ったりして」

「腕見せて」

「いってーな、も少し優しくやれねえのかよ」

「何行ってるの、でかいなりして!」


「アハハ、ヘルタースケルターのヘッドもこの人にかかったら形無しだね(笑)」

「おめぇ~いきがってるよりそうして笑ってるほうがずっとらしいぜ(微笑)」


「さっきは助けてくれてありがとう、僕小学生なのに強いのね」


「僕は小学生じゃありません!高校生になったんです!」


「そっか坊主、高校生になったか!(笑)祝いに美味いラーメンおごるから来いよっ。あんたにも迷惑かけちまったな・・・一緒にラーメン食うか?」

「はい!」

                         後編その2に続きます。









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小次郎さま!妄想劇場(後編その2)

2008-09-23 00:08:53 | シバトラ 小次郎さま小説
「よっ最近どうだ?」

「おやっさん、久しぶりじゃねぇか、紅団も解散したし最近静かだろ?」
「ああ君のおかげで・・と言いたいところだが、実は一週間ほど前に気になる話を耳にしてな」
「どんな?」
「インター近くのコンビにを襲った奴らがヘルタースケルターを名乗っていたらしい」
「そんな馬鹿な!そいつはなにかの間違いだ」
「そう思うんだがそういう話が出た以上気をつけたほうがいい」
「わかった・・・」


「兄貴!てぇへんだ~ヘルタースケルターを名乗る連中が埠頭で暴れてるって」

「どういうことだ?誰もいねぇじゃねぇか」
「俺等はあっちのほう見てきます」

「ここで何してる!」
「なんだよ!・・・デカ?」
「君も奴らの仲間か?」
「なんのことだ!」

「表に止めてあったバイクから薬が見つかりました!」
「さっきまでここで薬のガサ入れがあってね、君も署まで来てもらうよ」
「兄貴!どうしたんですか!」
「そいつらは関係ねぇ!」

「小次郎君、君は麻薬密売容疑で拘束された」
「誰がはめたんだ・・・」
「君はやってないのか」
「あたりめぇだろ!けど・・・んなこと言っても誰も信じねえだろ!」

「もう一度聞く、君はやってないのか?」
「やってない、見たことも触ったこともねぇ!」
「なら私は君を信じる。必ず事実を突き止める」

「ありがとうおやっさん。・・・すまねぇが携帯をちょっと貸してくれねぇか」
「手短にな」

「俺だ、もうこっちにはくるな、好きな女が出来た、おめぇがいると邪魔なんだよ・・・それだけだ、あばよ」


・・・2週間後・・・

「藤木小次郎、釈放だ!」


「おやっさん、どうしたんだその腕!」
「大したことない、君の無実はなんとか証明されたが大元はまだわからない、恐らくヤクザが絡んでいるのは間違いない・・・そしてまだ確信はないがその手引きをしてるのがまだ10代の少年ということだ。早く事実を突き止めないとと若者に覚醒剤が蔓延してしまう」


「小次郎さん、僕に話ってなに?」
「おめぇまだ落合とつるんでるのか?」
「・・・・・」
「おめぇに会わせたい人がいる。デカだ」
「どうして僕が刑事に?」
「俺が信頼してる人だ」

(竹虎君とお父さんの話は妄想に限界があり省かせて頂きます


                 *

・・・コンコン

「誰だ?」

「来ちゃった!」

「おまえ・・・なんでくるんだよ!邪魔だって言ったろ!」

「女なんていないじゃん」

「出かけてんだよ」

「じゃあ電話して呼び出してよ」

「・・・おまえはなんでそんなに無鉄砲なんだ!ちゃんとした家に住んでて家族があって・・・帰れ!二度とここにくるな!もう俺に拘るな・・・俺の女でもないくせに」

「じゃあ、あなたの女にして!私は本気よ!」

「後悔するぞ・・・」

「後悔なんてしないもん、一人であなたのこと心配しているほうが嫌!側にいたい!ずっと一緒にいたい・・・」

「ゆり・・・」


      ・・・なシーンですが、え~ここは各自妄想してください・・・



「ねえ小次郎の夢ってなに?」
「夢か(そんなもん忘れた)考えたことねぇな、俺は行き当たりバッタリで生きてるからな」
「私は親の期待に応えて大学なんて行っちゃったけど本当はお店がやりたいの」
「店?」
「子供の頃からお裁縫とか好きで小物作ったり、古い服アレンジして新しくしたり、友達の間でも評判良かったのよ」
「古着屋とか?」
「あっそれいいかも~それでこの街にお店出したい、いろんな人に気軽に来て欲しい、ヤンキーもギャルも全然平気だし(笑)」
「確かに(笑)それじゃ金溜めなきゃ、バイト増やすか」
「私もバイトする」
「俺の知ってる店でしか許可しねえぞ」
「はいはい」


                   *

(後5分でそっち着くから一緒に帰ろうぜ)
(わかった)

「まだかな~・・・あれ?あの人何だか具合悪そう」

「大丈夫ですか?顔色悪いですよ」
「いえ慣れない所で道に迷ってしまって、それで今日は暑いからちょっと立ち眩み起こしただけです」
「この先に喫茶店がありますから少し休んでいかれたら?」

「ゆり!」
「小次郎~」
「小次郎?・・・小次郎じゃないのか!?」

「元気そうだな」
「うん・・皆は?誠はどうしてる?」
「もう高校生になった、いろいろと頑張ってるよ、足も殆ど引きずらずに歩けるようになった」
「よかった」
「小次郎には申し訳ないことをした・・・すまない本当にすまない、私を恨んでいるだろうね、それが当然だ」
「恨んでなんかないよ、父さんがいるから俺はこうしてここに生きているんだから、それに今俺は幸せだから」
「そうか、ありがとう小次郎。さっきの・・・ゆりさんというのか、優しくていい娘さんだな」
「うん」
「誠が会いたがってる、たまには顔見せてくれ」
「うん、父さんも身体大事に・・・母さんのことを大切に・・・」
「うん・・・うん・・・」




「あの人小次郎のお父さんなの?聞かせて欲しい小次郎のこと、私もっと小次郎のこと知りたい」
「女々しい女は嫌いだから」
「私女々しくなんかないもん!」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ちょっとトイレ・・・」



「随分長いトイレだな、うんこでもしてたのか?」
「もう~どうしてこんなに口が悪いかな~乙女に向かって」
「乙女っていうほどしおらしい玉じゃねぇだろ(笑)」
「いつか誠君に会いに行こうね」
「うん・・・」


                     *


「ゆりさん僕に話ってなに?」
「竹虎君に小次郎のこともっと知って欲しいなと思って」
「どういうこと?」
「小次郎は強くて優しい人、でも時々脆い・・・ううん脆いというより優しすぎるのね、それゆえ暴走してしまう。私が止められないときは竹虎君に止めて欲しいの」
「僕が?」
「うんだから知って欲しいの・・・勿論内緒の話だからね」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ほら~鼻噛んで!男の子がそんなにビービー泣かないの、でも小次郎は竹虎君のそういう素直なところが可愛くて仕方ないんだよね」
「ゆりさんは泣かなかったの?」
「私なんて最初に女々しい女は嫌いだからって釘刺されたから、トイレで涙吹っ切ったわよ」
「強いな~ゆりさんは」
「強くないとあの人の彼女やってられないもん、う~ん出会ってから強くなったのかもしれないけど」
「でもホントゆりさんは小次郎さんのこと好きなんだね」
「うん好き、大好き。ねえかなり昔の漫画なんだけど愛と誠っていう漫画知ってる?」
「聞いたことはあるけど読んだことない」
「愛と誠を軸にした恋愛(活劇?)漫画なんだけど、岩清水弘君は物語のヒロイン・早乙女愛にずっと片思いしていて、その岩清水君がこう言ったの・・・岩清水弘は早乙女愛の為なら死ねる・・・て、有名な台詞みたいよ」
「へぇ~」
「片思いなのにそこまで言うなんてすごいよね、まあ漫画だけどね。
でも私も小次郎の為なら死ねる・・・かも?なんちゃって(笑)」
「・・・・・」
「あっ今ひいたでしょ?」
「ううんひいてないよ、ただ僕もいつか誰かのことそんなに好きになるのかな~と思って」
「いつかはね、でも竹虎君の場合、まず高校生に見えるくらいにならないと恋愛は無理かも(笑)」
「ひどーい!ゆりさんたらすっかり小次郎さんの口の悪いの移っちゃって」
「ごめんごめん」

「僕も内緒の話なんだけど、小次郎さんはゆりさんに一目惚れしたんだって、でも住む世界が違うから惚れちゃいけないってずっと思っていたんだって」
「・・・やだ・・・なみだ・・・」
「嬉しいときに泣くのは小次郎さんも怒らないと思うよ」
「うん」



「ゆり!ゆり!いい知らせだ」
「なに?」
「知り合いが店たたんで田舎にけぇるんだけど、そこを安く貸してくれるってんだ、まあちょっと人助けをしたことがあって俺に恩義を感じているというか、それでそこは2階が住居になっていて、下は雑貨屋をやっていたからそんなに大幅な改装をすることもねえし、思ったより早く店開けるかもしれねぇ」
「ホントに?凄い嬉しい~」
「ゆり、手出してみな」
「なーに?手相でも見てくれるの?」
「その雑貨屋で買ってきたんだ、よしっピッタリだ、いつかはもっと綺麗でピカピカの指輪買ってやるからな」
「ううんこれでいい、これで十分・・・ピッカピカだよ」
「そっか(笑)」

竹虎くんのいうとおり嬉しいときに泣くのは怒らないね。

「ペアってちょっと恥かしいけど、俺もちゃんと付けるぜ」
「うん・・・」

小次郎はこのとき幸せの絶頂にいた・・・

そしてその三ヵ月後に悲劇は訪れる。。。



                   *


「ゆり・・・ゆりーーー!」


ゆり・・・おまえのいないこの世界は闇だ。

何も見えない、何も感じない。

けど眼を閉じればおまえは優しく微笑んでいる。

何故だ?俺を恨んではいないのか?

俺なんかと出会わなければもっと幸せな人生が待っていたかも知れないのに。

そんな俺を許してくれるのか?

なら・・・そっちに行ってもいいか?

そう言うと何故そんなに哀しい顔をするんだ。。。

おまえのいない世界で俺は生きていけない。

果てしなく闇が続くだけのこの世界に光なんて何処にもない。

ゆり・・・どこを指しているんだ?


チャリーン・・・これは?


「小次郎さん、これ修学旅行のお土産、ダッセーなんていわないでちゃんと使ってよ。小次郎さんに似合いそうなカッコいいキーホルダー一生懸命に探したんだからね」


竹虎・・・そうだ、竹虎はどうしてる?




「柴田君に少し話を聞きたいのですが」
「昨日から高い熱が出て今そういう状態じゃないんです。もう少し容態が落ち着いてからにしてください」

「熱があるのか竹虎は?」
「ずっと小次郎さんってうわ言を言っているんですけど、もしかしてあなたのことかしら?」

「小次郎さん・・・小次郎さん・・・」

「竹虎俺だ!でぇじょうぶか?苦しいのか?」

「小次郎さん?よかった・・・ずっと小次郎さんが何処かに行っちゃう夢見てたんだ・・・怖かった」

「バカ、何処にもいかねぇよ」

「あのとき小次郎さんの周りに死神の手みたいなのが沢山見えて、それでなんだか嫌な予感がしてそれをゆりさんに言ったんだ」

そうだったのか・・・

「ゆりさんは?」
「ちょっと風邪ひいちまっておめぇに移すといけねぇから」
「そっか」
「落合は警察が捕まえた・・・おめぇはゆっくり休め、自分の身体治すことだけ考えろ」
「うん・・・小次郎さんもう少しここにいてくれる?」
「ああ、子守唄でも歌ってやろうか?」
「それは遠慮します」
「なんだよ俺が音痴(こらっ)だからか(笑)・・・寝たのか」


「少し落ち着いてきたようですね」
「よかった・・・」

親子の名乗りもできねぇうちに親父さん亡くして、こんな大怪我して、
可愛そうに・・・まだ16の子供なのに。それでそのうえゆりのこと知ったら・・・
俺は竹虎の為にも・・・
そうじゃない、竹虎がいるから俺は立っていられるんだ。
今の俺にとって竹虎は唯一の光なんだ。。。


一週間後、僕は事実を知った。心が張り裂けそうだった。
小次郎さんは死ななかった。でもその変わりにゆりさんが死んだ。。。
泣き叫ぶ僕にゆりさんは微笑む。

竹虎くんは小次郎の側にいて、あの人に光をかざして・・・と。。。


     
               *


「SABAATHA SABBTHA  なんかカッコいいね」
「まだ看板だけだけどな」

「竹虎、退院おめでとう! ていってもカレーしかねぇけどな」
「ありがとう・・・カレー凄く美味しいよ、でもちょっと辛すぎるや、鼻水がでちゃう・・ヘヘ」

「竹虎・・・」

「小次郎さん・・・僕刑事になる!お父さんみたいな刑事になる!・・・そしてそして・・・」

「おめぇならなれるよ、親父さんみたいな刑事に」

「うん・・・うん・・・」



           *** 2008年9月23日 ***



ごめんなゆり、ここに来るのに8年もかかっちまった。。。

今日は彼岸だからよ彼岸花がいっぱい売ってたけど、やっぱゆりには百合の花だよな。
綺麗だろ、奮発したんだぜ(微笑)



「ねえゆりさんは小次郎さんの何処が好き?強いところ?カッコいいところ?」

「笑った顔」

「笑った顔?」

「普段カッコつけてるけど笑うと目尻が下がって可愛いの(笑)特に竹虎君と遊んでいるときは子供みたいな顔するんだよ」

「ああそういえば、それに小次郎さんの笑顔って癒し系だよね」



俺の記憶の中でゆりは明るく微笑む。

俺の笑った顔が一番好きだと言った。

なら俺は笑おう。

おまえのために・・・

俺自身のために・・・

そして・・・明日のために。。。             end





コメント (8)
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