「検証は以上だ」
「これで一つ前に進みますね」
「うん、さっ戻ろう」
「その前にお腹空きません」
「朝食べそこなったからずっと空いてる(^^;」
「向こうに食堂があったわよ」
「じゃあ食べましょう」
「怪我したときに血が沢山流れたせいか最近妙にお腹が空くんですよ」
あれからかなり経つぞ(^^;
「なににしようかな」
「私はガッツリと焼肉定食で!」
「僕は和定食で」
「はいっ和倉です。えっ!? わかりました、直ぐに戻ります」
「どうしたんですか」
「別の指紋が検出されたそうです」
「行こっ」
「はいっ」
「あの~注文は?」
「じゃあそのまま焼肉定食と和定食で」
「なんか複雑な事件ね」
「そうだな、まあ俺は検察でも弁護士でもないから」
「とりあえず食べましょ、このアジフライ美味しい〜」
「どれ」
あっ私のアジフライかじった。秋保さんて時々予測不能なことする(^^;
「ふーん、今度の日曜空いてる?」
「えっ?」
「空いてるだろう、空けとけ」
はぁ?なんなのよ~えっもしかしてデートに誘われた? いや私と秋保さんの間にデートなんていう文字は存在しないはず。いや秋保さんそのものにデートの文字は存在しないわ。私だって随分とご無沙汰だけど(^^;
*
「まだ30分ある、なんとか間に合いそう」
店主の都合により本日30分早く閉めさせて頂きます。
あーあ、ここの服好きだったのに。別にお洒落する必要ないんだけど(^^; なんか私に手伝って欲しいことでもあるのかな? あっ
・・・・・明日2時にY公園、車は黒のレクサス、釣りに行く・・・・・・
釣りか、じゃあラフな格好でいいや。
「結構人いるね」
「釣りは初めてか?」
「子供の頃に一回したくらいだからほぼ初めてかな」
「今日はサビキ釣りだから釣りってほどのもんじゃないけど」
「サビキ釣り?」
「サビキ釣りというのは、魚を寄せる効果のあるコマセエサを海中に拡散させて魚の群れを寄せ集め、それを「サビキ」と呼ばれる擬餌バリで釣り上げる方法。ハリにエサを付けたり、仕掛けを遠くに投げる必要がなく、仕掛けを足元に投下するだけで魚が勝手にハリ掛かりしてくれるので、子供でも初心者でも手軽に楽しめるのがメリットだ」
「へえ~」
「いい条件に遭遇すれば短時間でも結構釣れる」
「詳しいんだね、釣りにはよく来るの?」
「よくってほどじゃないけどな。唯一の趣味だ、釣りはいいぞ、釣れないときは何時間も釣れないが無心になれる時間も悪くない、かかったときの手ごたえはたまらないし、釣った時の達成感は最高だ」
「ふーん」
「そんな趣味があったんだ、よかったわ」
「えっ?」
「顔にそう書いてある。 人はどんなことがあっても生きていかなきゃならないから(微笑)」
「うん」
薄く笑った顔にドキっとした。
「おっ 集まってきたな」
「わぁ 凄い!」
年甲斐もなくはしゃいだ。青い空に青い海。そう私たちは生きている。
「大漁だな」
「ホント、ところでこのアジどうするの?」
「さばいて食べるんだよ」
「さばけるんだ、あっ私の家はあっち」
「おまえも手伝え」
「へっ?」
おっ 男の人の部屋に入るなんてもの凄く久しぶりで、遠い昔くらいに久しぶりで(^^;
ドキドキする間もなくせっせと秋保さんの助手を務めた。
「美味しい~!」
「だろっ アジフライは釣りたての揚げたてに勝るものなし。あの程度のアジフライが美味しいなんて黙っていられんからな」
「えっ!それで釣りだったんですか!」
「なんだ? 文句あるのか」
「いえ、釣りは楽しかったし、アジフライもお刺身もアジの塩焼きもぬたもほっぺたが落ちそうなくらい美味しくて最高です」
「だろっ(笑顔)」
ズキュン、バキュン~(心の中で)ヤバイ、こんな笑顔見たら私はどうすればいいんですか! 教えて~黒川先生、和倉先生。駄目だ、あの二人はなんの役にも立ちそうにない。こういうときは城崎さんよね。
「今日は飲むんだ」
「美味い魚があるからな」
飲むとちょっと饒舌になる。お酒もお魚も美味しくて楽しかった。
「そろそろ帰るね」
「うん」
「その前にトイレ借りるね」
「うん」
寝てるし(^^; どうしよう、鍵・・・しばらく待とうか。
長い睫毛・・・女の子みたい。私より長いし、顔小さいし、綺麗だし、なんか腹立つ~ でも見惚れてしまう
*
「ん?コーヒーの香りが・・・。 朝だ・・・うっそー」
「コーヒー飲むか」
「頂きます。ありがとうございます。いや、ごめんなさい」
「起こせばよかったのに、俺の寝顔に見惚れてた?」
ぶはー(コーヒーをふく)
「ごちそうさまでしたた。今度お礼させてください」
「いいよ」
「お礼がしたいんです!」
「うん、じゃあまた今度釣りに付き合って」
「えっ あっはい」
「普段の食事は一人で食べたいが、さばいた魚は一人より二人で食べたことが美味いことに気づいた」
普段の食事も二人で食べた方が美味しいんじゃないの? それは相手によるか。でもまた秋保さんと釣りに行ける。あれっ結構私釣り好きかも👍 秋保さんのことはちょっと気になるというか、ちょっと好きかも(照)
嬉し恥ずかし朝帰り~なんにもないけど(^^; この先二人の間に進展はあるのか、ないのか。 少しづつ二人の距離が縮まっていきそうな春の予感? です。
秋保さんと聡子さんがいい感じで市川さんは今まで共演した女優さんと比べると違う雰囲気で、確かな演技で魅力のある方ですね。二人のその後が見たくてちらっと書いてみました。釣りは直人の設定ですが(笑)
イノセンス最終回見ました。秋保先生や黒川先生の言葉にグッときました。とてもいい最終回でした!
「これで一つ前に進みますね」
「うん、さっ戻ろう」
「その前にお腹空きません」
「朝食べそこなったからずっと空いてる(^^;」
「向こうに食堂があったわよ」
「じゃあ食べましょう」
「怪我したときに血が沢山流れたせいか最近妙にお腹が空くんですよ」
あれからかなり経つぞ(^^;
「なににしようかな」
「私はガッツリと焼肉定食で!」
「僕は和定食で」
「はいっ和倉です。えっ!? わかりました、直ぐに戻ります」
「どうしたんですか」
「別の指紋が検出されたそうです」
「行こっ」
「はいっ」
「あの~注文は?」
「じゃあそのまま焼肉定食と和定食で」
「なんか複雑な事件ね」
「そうだな、まあ俺は検察でも弁護士でもないから」
「とりあえず食べましょ、このアジフライ美味しい〜」
「どれ」
あっ私のアジフライかじった。秋保さんて時々予測不能なことする(^^;
「ふーん、今度の日曜空いてる?」
「えっ?」
「空いてるだろう、空けとけ」
はぁ?なんなのよ~えっもしかしてデートに誘われた? いや私と秋保さんの間にデートなんていう文字は存在しないはず。いや秋保さんそのものにデートの文字は存在しないわ。私だって随分とご無沙汰だけど(^^;
*
「まだ30分ある、なんとか間に合いそう」
店主の都合により本日30分早く閉めさせて頂きます。
あーあ、ここの服好きだったのに。別にお洒落する必要ないんだけど(^^; なんか私に手伝って欲しいことでもあるのかな? あっ
・・・・・明日2時にY公園、車は黒のレクサス、釣りに行く・・・・・・
釣りか、じゃあラフな格好でいいや。
「結構人いるね」
「釣りは初めてか?」
「子供の頃に一回したくらいだからほぼ初めてかな」
「今日はサビキ釣りだから釣りってほどのもんじゃないけど」
「サビキ釣り?」
「サビキ釣りというのは、魚を寄せる効果のあるコマセエサを海中に拡散させて魚の群れを寄せ集め、それを「サビキ」と呼ばれる擬餌バリで釣り上げる方法。ハリにエサを付けたり、仕掛けを遠くに投げる必要がなく、仕掛けを足元に投下するだけで魚が勝手にハリ掛かりしてくれるので、子供でも初心者でも手軽に楽しめるのがメリットだ」
「へえ~」
「いい条件に遭遇すれば短時間でも結構釣れる」
「詳しいんだね、釣りにはよく来るの?」
「よくってほどじゃないけどな。唯一の趣味だ、釣りはいいぞ、釣れないときは何時間も釣れないが無心になれる時間も悪くない、かかったときの手ごたえはたまらないし、釣った時の達成感は最高だ」
「ふーん」
「そんな趣味があったんだ、よかったわ」
「えっ?」
「顔にそう書いてある。 人はどんなことがあっても生きていかなきゃならないから(微笑)」
「うん」
薄く笑った顔にドキっとした。
「おっ 集まってきたな」
「わぁ 凄い!」
年甲斐もなくはしゃいだ。青い空に青い海。そう私たちは生きている。
「大漁だな」
「ホント、ところでこのアジどうするの?」
「さばいて食べるんだよ」
「さばけるんだ、あっ私の家はあっち」
「おまえも手伝え」
「へっ?」
おっ 男の人の部屋に入るなんてもの凄く久しぶりで、遠い昔くらいに久しぶりで(^^;
ドキドキする間もなくせっせと秋保さんの助手を務めた。
「美味しい~!」
「だろっ アジフライは釣りたての揚げたてに勝るものなし。あの程度のアジフライが美味しいなんて黙っていられんからな」
「えっ!それで釣りだったんですか!」
「なんだ? 文句あるのか」
「いえ、釣りは楽しかったし、アジフライもお刺身もアジの塩焼きもぬたもほっぺたが落ちそうなくらい美味しくて最高です」
「だろっ(笑顔)」
ズキュン、バキュン~(心の中で)ヤバイ、こんな笑顔見たら私はどうすればいいんですか! 教えて~黒川先生、和倉先生。駄目だ、あの二人はなんの役にも立ちそうにない。こういうときは城崎さんよね。
「今日は飲むんだ」
「美味い魚があるからな」
飲むとちょっと饒舌になる。お酒もお魚も美味しくて楽しかった。
「そろそろ帰るね」
「うん」
「その前にトイレ借りるね」
「うん」
寝てるし(^^; どうしよう、鍵・・・しばらく待とうか。
長い睫毛・・・女の子みたい。私より長いし、顔小さいし、綺麗だし、なんか腹立つ~ でも見惚れてしまう
*
「ん?コーヒーの香りが・・・。 朝だ・・・うっそー」
「コーヒー飲むか」
「頂きます。ありがとうございます。いや、ごめんなさい」
「起こせばよかったのに、俺の寝顔に見惚れてた?」
ぶはー(コーヒーをふく)
「ごちそうさまでしたた。今度お礼させてください」
「いいよ」
「お礼がしたいんです!」
「うん、じゃあまた今度釣りに付き合って」
「えっ あっはい」
「普段の食事は一人で食べたいが、さばいた魚は一人より二人で食べたことが美味いことに気づいた」
普段の食事も二人で食べた方が美味しいんじゃないの? それは相手によるか。でもまた秋保さんと釣りに行ける。あれっ結構私釣り好きかも👍 秋保さんのことはちょっと気になるというか、ちょっと好きかも(照)
嬉し恥ずかし朝帰り~なんにもないけど(^^; この先二人の間に進展はあるのか、ないのか。 少しづつ二人の距離が縮まっていきそうな春の予感? です。
秋保さんと聡子さんがいい感じで市川さんは今まで共演した女優さんと比べると違う雰囲気で、確かな演技で魅力のある方ですね。二人のその後が見たくてちらっと書いてみました。釣りは直人の設定ですが(笑)
イノセンス最終回見ました。秋保先生や黒川先生の言葉にグッときました。とてもいい最終回でした!