世代でいえば、昭和天皇の4月29日にその祝日を思ってきた。いまは12月23日である。陛下は83歳である。明治、大正、昭和、平成の元号をその天皇において生きてきている。もっとも明治、大正は親の代であるし、近代以降の長きに天皇を戴いている世代継承である。そのうちに、明治天皇の1852年11月3日、大正天皇の1879年8月31日があり、昭和天皇の1901年4月29日とあって、祝日扱いにない、8月31日がある。 . . . 本文を読む
もったいとは、勿体、物体と表記して、その意味は、外見、態度の重々しさ、その態度に風格のことを指している。勿体をつけると用いて、物の品位を保つ様子である。勿体ぶるのは、その重々しくふるまうさまである。その語を、もったいない と、打ち消しに用いると、慣用句となって現代語の用法になる。もったいないとは、いわば、格好をつけないで次々とその所作を行うことから、「その様子がはた目には、消費、浪費につながるように見えることである。もったいないこととは、形をとどめないことであり、そうなることを戒めることである。
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勿体の「重々しさ」「威厳さ」などの意味から、もったいないは「妥当でない」「不届きだ」といった意味で用いられていた。 転じて、「自分には不相応である」、「ありがたい」「粗末に扱われて惜しい」など、もったいないの持つ意味は広がっていった。 また、「勿体」は本来「物体」と書き、「もったい」と読むのは呉音。 . . . 本文を読む
日本語文法の文は構造をみて、その単位には3分類を基本とする。教育用文法の基本文型は名詞をN、動詞をV、形容詞をAと、それぞれ略記して、次のように表している。
N1は N2deです。 / N1は N2deだ。 (丁寧体、併記して普通体)
N は Aです。 / N が A。 (形容詞はi-adj. na-adj. の2類)
N が Vます。 / Nが V。
日本語教育のオーラルアプローチで用いる、現代日本語の話し言葉を導入するための文型積み上げによる表し方である。会話文であるが、まず、です・ます体を教え、日本語の場面に合わせた話し方を習得することになる。その構造文法をもって示す最初の文が、これはペンです、となると、かつての英語学習のアプローチによるアレルギーもあってか、このような物言いは日本語では持ちることがないと批判されたことがある。
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