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現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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日本語史 文字

2016-02-07 | 日本語表記
日本語の歴史は文字とともにある。漢字をもって日本語を表記する工夫をしたが、その漢字を書記に崩して用い、漢字の発音を簡略にして文字とし、日本語発音にした。一方でまた漢字の省文を見ると、それを日本語発音にあうように、極端な片端をもって、これも日本語発音の表記に用いた。日本語の歴史が言語の記録に始まるなら、この文字の工夫こそが日本語史の淵源となる。言語の記録は平仮名と片仮名とそのいずれにおいて表記の用途が異なったので、文献による歴史探索はその二途を得る。大筋の流れにおいて歌句の書記と漢文の補助符号である。その流れに、発音のために漢字をそのままに、発音の仮名にしようとした表記法があった。万葉仮名とよばれる。歌謡にとくに見られたので、上代記紀歌謡の表記と合わせて、上代仮名とするものがある。日本語文字の日本語史には、漢字、上代仮名また万葉仮名、草のこと、片仮名、平仮名、カタカナそして現代のひらがな、くわえてラテン文字がある。 . . . 本文を読む

文章論27 二重分節

2016-02-07 | 日本語文章論
文節を言語の機能でどのように分節をしているか。記号素、音素にする二重分節をとらえるなら、ここに日本語はその言語記号を漢字にあらわすがゆえに、四重となるとみることができる。二重分節性はよく知られるところとなり、意味の最小単位と意味を支える音の単位に分けるものである。いわば、語と発音とを見る。例文に、机の上に本があります を、挙げれば、机の上-に 本-が あり‐ます ts u k u e n o u e n i h o n g a a r i m a s u というふうに分節する。言語記号を日本語にあてはめて考えることは言語を音声でとらえることになる。それをさらに、日本語の事象に合わせて考えるなら、記号素と音素に相当するさきの分析に加えて、言語を記号にすることと、文字にすることの特徴がある。文字はすなわち言葉である。どうなるかと言うと、仮名文字である音節の捉え方があって、音韻のレベルで加わる。音素、音節、記号素となり、漢字をもって言葉のレベルをにおいて意味とする、文節を考えることになる。 . . . 本文を読む

2016-02-07 | 日本語百科
礼とは何か。字義には略体をもって、示す篇に、豐であるから、高坏に供え物である形を指す。それをもって、さまざまな行事のなかで規定されている動作や言行、服装や道具などの総称、ウイキペディアによる、となるが、この礼を、日本語で、いや うや と訓じ、礼儀となるのは孔子の教えをとりいれたからである。字通には、〔中庸、二十七〕に「禮儀三百、威儀三千」とあり、中国の古代文化は礼教的文化であった。 と見える。禮という文字を改めて眺めて、何をか思う。衣食足りて礼節を知る、これは、いしょくたればすなわちえいじょくをしる  衣食足れば則ち栄辱を知る 〔管子 牧民〕 生活が楽になれば,自然に道徳心も生じ名誉を重んじ恥を知るようになる。 ということであって、名誉と恥辱を知るとは、礼をもって感謝することとなるであろうか。 . . . 本文を読む