インフルエンザは10日前のことであった。発症を近くの医師の診断で確かにして3日の足止め、5日の休息をして、と言いたいところ、初期治療で高熱にはならず治った。この4-5日は体力回復と風邪症状のおさまるのを様子見をした。その間にも、仕事は休めないので、7日目には恢復をはかった。A型は流行期が過ぎてもB型があるとか、この流行は変形らしい。すなわちAのあとにBにまた罹患するらしく、その流行が3月にやってくるというのだから、これは油断ならない。しかし予防注射があっって、そのうえでこの様相だと、わたしとて例外にはならない。医師の指示による特効薬の吸入はあれよと言う間に症状を抑えてしまったかのようで、その後遺症があるだろうにと過ごしてきた。病気がそうであるのかどうか、ウイルスを取り込んでも追い出してしまえば、体力にも影響しないということだろうか。 . . . 本文を読む
漢字の読みにある。
割る を、さく と読む。
さく は、ものごとをわけることである。
愛はそのままである。
愛を愛情とすれば、それを断ち切る。
その思いがわかれば、この語を用いるようになるが、日常、社会生活においてはその場面がない。
経験するのは、出家といったことであるから、その現実にはない。
ただ、その宗教用語ですれば、愛には物欲を諭す愛があり、それは執着心ともなって恩愛断ち切りがたいものとする、その愛であるから、ものに対する思いを断ち切ることもあるわけである。
近代になってその用法が見えるようになるには、惜しんで分かつ、という意味用法になる状況が必要であった。
文例には、文献資料の範囲にある、寺田寅彦の文章に見える例が多い。 . . . 本文を読む