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日本文法の系譜とは

2014-08-06 | 本を読みます
タイトルは、日本文法の系譜学、サブタイトルは、国語学史と言語学史の視点、である。著者は、斉木美知世、鷲尾隆一である。開拓者、言語文化叢書の32冊目、2012年6月12日発行。4年前の出版である。長く本棚で鎮座していた。大槻文彦の文法用語である口気の説明があって、Voiceの概念を日本語文法に、どう、とりれいれたを述べるところがあり、興味を持っていた。取り上げる文法学が明治期の西洋文法の影響を受けたころであって、文法書によった丁寧な記述である。山田孝雄、松下大三郎が同時代に生きていた、しかし、その人たちに系譜にない活動があって、それをとらえる視点は線と線をたどるのではなくて、点と面を見るような思いである。 . . . 本文を読む

ムリ、どーり、真理

2014-08-06 | 日本語百科
ムリ、ムリと言い、ドーリですね、と言う。無理が通れば道理が引っ込むそうである。無理を不正とする解説が多い。道理は正しいことを行うことのようだ。ほかにどのような理字につく語があるか、しんり とすれば、真理 心理 審理などがある。真理を見ると、真実の道理というようで、道理に意味内容を求めることになるが、定かな説明は、その道理について、中世の裁判で自己の主張もしくは判決の正当性を理由づけるために用いられた道理というものが、あったようである。道義、義理にもかかわる。一方で、真理が哲学概念としてその説明を加えるようになって、真理の語を西欧の、ギリシャ語 ἀλήθεια、ラテン語 veritas、英語 truth、フランス語 vérité、ドイツ語 Wahrheitにして、確実な根拠によって本当であると認められたことであるとする。それは、ありのまま誤りなく認識されたことのあり方であるようである。ウイキペディアに解説する。> 真理は、現実や事実と異なり、妨害・障害としての虚偽・誤謬を対義語としており、露わさ、明らかさ、隠れなさに重点がある。そのものありのままであり、あらわであり、その本質が覆われていない、という意義に関しては、哲学的には本質主義や同一性とも関わりが深い。 . . . 本文を読む

0806 きょう広島原爆の日

2014-08-06 | 日記
生きた証言を若き伝承者に きょう広島原爆の日 被爆体験 言霊に込め 中日新聞トップ記事、見出しである。20140806   リードには、広島は六日、政府が憲法解釈による集団的自衛権の行使容認を閣議決定してから初めての「原爆の日」を迎える、とある。 >戦後六十九年続いた日本の平和主義が脅かされる中、広島では高齢化のため年々少なくなる被爆者の記憶と平和への思いを語り継ぐ伝承者の養成が始まっている     左の見出しには、理研の笹井氏自殺、小保方氏に遺書 「STAP必ず再現を」 とある。20140806    記事には、STAP細胞論文の共著者だった理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の笹井芳樹副センター長(52)が五日、センターに隣接する研究棟で首をつった状態で見つかり、その後、死亡が確認された。自殺とみられる、とある。    トヨタ過去最高益 4~6月期、北米・欧州市場好調  20140806   記事には、トヨタ自動車が五日発表した二〇一四年四~六月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比4・4%増の六千九百二十七億円と、この期としては〇七年以来七年ぶりに過去最高を更新した、とある。 . . . 本文を読む

まんじゅう

2014-08-06 | 日本語あれこれ百科
饅頭は、まんとう、と読むか、まんじゅうになるのは何故か。漢字発音で、頭字に、じゅう の読みがあるからである。饅頭が伝わって、それを発音のままに、万十と表記するものもある。万頭、曼頭というのもあるようである。由来に、1349年、南朝、正平4年、北朝、貞和5年に禅宗の僧と一緒に中国から渡来した林浄因と共に入ってきたと言われていると解説する。それは、その際、禅宗のお茶と一緒に食べる菓子として饅頭を用いる事を考えたそうである。あるいは、1241年(仁治2年)に南宋に渡り学を修めた円爾が福岡の博多でその製法を伝えたと言われる、とある。その饅頭に、餡を詰めるようになる。和菓子は日本で製法が広まった。種類には、生地だけのものから、さまざまあって、まんじゅうとなると、餡入りの和菓子、肉まんと代表される。漢字の発音は中国語の渡来に文物とともに日本語に影響した。古代には遣唐使までの唐の長安からもたらされた発音がある。それ以前には揚子江流域の発音が仏教の伝来とともにあった。饅頭はその後にやってきたことになる。 . . . 本文を読む