タイトルは、日本文法の系譜学、サブタイトルは、国語学史と言語学史の視点、である。著者は、斉木美知世、鷲尾隆一である。開拓者、言語文化叢書の32冊目、2012年6月12日発行。4年前の出版である。長く本棚で鎮座していた。大槻文彦の文法用語である口気の説明があって、Voiceの概念を日本語文法に、どう、とりれいれたを述べるところがあり、興味を持っていた。取り上げる文法学が明治期の西洋文法の影響を受けたころであって、文法書によった丁寧な記述である。山田孝雄、松下大三郎が同時代に生きていた、しかし、その人たちに系譜にない活動があって、それをとらえる視点は線と線をたどるのではなくて、点と面を見るような思いである。
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