読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

日本の漢字改革

2008-10-17 10:40:43 | 漢字

漢字改革は実は中国より日本で先行していた。毛沢東は1940年に「新民主主義論」の中で漢字改革を指示していたが、日本ではその70年以上前の1866年慶応二年十二月に時の将軍徳川慶喜に、日本語を、漢字を廃止し、かなで表記すべきであると建議した人物がいた。
日本の近代的な郵便制度を創始し、「郵便」「切手」などの語を創案した前島密である。「漢字御廃止之議」と言う仮名国字論を提出したのである。