二日続きの雨は15日ぶりでしたが、そんなに沢山の降雨ではありませんでした。それでも雨が上がると日増しに寒さが厳しくなってきます。昨日は雨の止み間にスナックエンドウの種まきをしました。
夕方は君田温泉へ出かけましたが、ウイークデイは入湯客も少なく、森の泉産には申し訳ありませんが、快適に温泉を楽しませて貰いました。そしてカープの大瀬良大地投手が見事セリーグ新人王に輝きました。おめでとうございます、そして来シーズンの活躍を期待しています。
衆議院の解散総選挙で新聞もテレビも大騒ぎですが、そんな中最高裁の判決が出ました。
去年7月の参議院選挙で選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があったことについて、最高裁判所大法廷は、「憲法に違反する状態だ」という判断を示しました。
選挙の無効を求める訴えは退けましたが、「選挙区が都道府県単位の現行制度を改めるべきだ」と指摘し、国会に格差是正に向けた迅速な対応を求めました
大法廷で判決の言い渡しを聞き終えた原告の弁護士グループは、雨が降るなか、最高裁判所の正門前で「ガリレオ判決」と書かれた紙を掲げました。
これは、天動説が信じられていた時代に地動説を主張して有罪判決を受けたイタリアの科学者、ガリレオ・ガリレイになぞらえて不条理な判決であることを意味しているということです。
違憲判決は当然だと思いますが、原告弁護士グループの 「ガリレオ判決」 掲示は的を射ております。つまり選挙区ごとの1票の格差は違憲状態としながら、選挙自体は無効としない不条理を皮肉ったものです。ところでこの名称、ガリレオさんには使用許諾してもらっているのでしょうか。
与野党にかかわらず、国会議員のほとんどが大都市・大企業を優遇する 「天動説」 を唱える人ばかりです。それを選んだのは私たち国民で、まさに天に唾しながら、唾が降ってくるのを不合理だと叫ぶ、それこそ不合理なのに、性懲りもなく天に向かって唾するのです。
それにしても、何故裁判は法に違反する前に予防的措置を執らないのでしょうか。ことが終わってから 「恐れながら・・・」と訴え出る物が出ないと腰を上げません。悪を見つけたら有無を言わせず裁く「火盗改め 」が必要なのでしょうか。いや、このところ再審で無罪になる人の多い冤罪だったら困るし、とかく人間の住む世界はややこしく、「天動説」と「地動説」または「自動説(自分だけが動いていると自慢すること)」が絡み合う複雑怪奇な地球です。
読み疲れ有り難うございました。
それは裁判所が司法機関だからではないでしょうか?逆に、訴え出るものが出ないと「判断」など出来ません。
事前に予防的措置を執るのは裁判所の仕事ではなく、立法機関である国会の(または、時には行政機関である政府の)仕事だと思います。
選挙権が大切なら、田舎に引っ越してくればいいのにとも思います。
ところで、この一票に格差を、選挙民数でなく実際に投票に行っている人数で調査すれば、実情の格差はどのようになるのか気になります。もしかしたら、格差が逆転するかも?