あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

矛盾した制度を正そう

2007-03-07 01:19:38 | Weblog
 松岡農林水産大臣の事務所経費の問題が予算委員会で民主党の議員より質問されていた。もともと議員会館の水道光熱費はただであるとのこと。そこに年間507万円の光熱費が計上されていたとのことである。この問答が面白かった。腹が痛くなるほど笑い転げた。民主党の議員「議員会館の水道の蛇口は一つしかないでしょう。」松岡大臣「そこに浄水器をつけている。」議員「一つの蛇口に浄水器何十個つけているのか。」答弁に困った松岡大臣「こんな無駄な質問をせずに、もっとよい質問をしたらどうですか。」議員あきれ返ったご様子。
翌日の朝ズバ。みのもんた、平沢、河村議員を前に、怒った。何てこと言うのだ。国民を侮辱するにもほどがある。同派の平沢議員も同調。河村議員はしてやったりの顔。

 これは明らかに松岡大臣の失言である。あなた何者ですかといいたくなる。
みのさん怒るのも無理はない。それにしても大臣の資質も変わったなあと思う。論行功労賞内閣だからか。まともに答弁できるのは麻生さんぐらいである。可愛そうに柳沢大臣なんか度外視され馬鹿にされている。委員会の席で大声で怒鳴りたいぐらいだろう。浅野たくみの守の心境だろう。[馬鹿にすんな。」と。もう少しがんばってちょうだい。我慢我慢。真面目でおとなしそうだから余計可愛そう。

 一昨日午後、久しぶりに裁判傍聴。民事裁判。小生が大学を出て7年間勤めた信用金庫の破綻で出資金の返還請求事件の原告側証人尋問だ。大口取引先で2,150万円の出資金が返ってこない。五島列島から裸一貫大阪に出てきて、夜昼となく働き、小金をため事業を興し、懸命に努力し、少し余裕が出てきたなあと思ったところに信用金庫から出資金増強運動で、あしかけ3年で2,150万円もの出資金をさせられ、あげく信用金庫破綻でパアーになった。尋問はまず原告側弁護人から質問。
 あやふやな答弁が多かったので原告側弁護人からきついお言葉。次に、被告の信用金庫側女性弁護人から質問が飛ぶ。証人はおろおろ。「あれの」とか「それの」とか歯切れが悪い。女性弁護人そこをつく。「あれ」とは何を言うのですか。「それ」とは何をさすのですか。答えられない。裁判官からもきつい注意が飛ぶ。最後の段階になって証人、怒鳴り始める。「裸一環で田舎から出てきて。食うものも食わずやってきて。出資金パアー。どないなってんねん。」原告側弁護人その場を収めようと躍起。原告側弁護団の再質問。証人、未だ腹の虫が納まらない。わめき始める。原告側の弁護人に食って掛かる。裁判長も「あなたにとって有利な材料を引き出すために、あなた側の弁護団が骨を折っているのです。」ふてくされて質問に答える。最後に異例のことであるが裁判官が特に何か言いたいことありますかと尋ねると、先ほどのことをおっしゃって終了した。

 国の敷いた政策に生き残るための出資金増強運動。なりふりかまわない出資金集め。断ったら融資のほうでしっぺ返しが確実。その最終章は経営破たん。出資金は返らず。気の毒である。信用金庫経営者・職員は誰1人刑罰は受けていない。みんなのうのうと優雅な生活を送っていらっしゃる。被害者はつらい思いのまいにちである。なんと矛盾した世の中であろうか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする