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五代目江戸家猫八 襲名披露興行 -池袋演芸場四月下席-

2023-04-27 23:46:44 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
4月の寄席めぐりは、池袋演芸場下席から・・・

「江戸家猫八 襲名披露興行」

昨年、江戸家小猫改め猫八襲名が発表され、50日間におよぶ襲名披露興行のなかで、“ぜひここで襲名披露をお祝いしたい”と、池袋演芸場を選んで拝聴しました。

いつものように早めに現地入りして、最前列のいつもの席で襲名披露をお祝いし寄席芸を堪能します。



襲名披露興行ですから、落語協会の襲名披露口上もあり、演者も人選よく聴きごたえある演目が続きます。

「狸の鯉」「やかん」「権助提灯」「人形買い」「新・寿限無」「さんま芝居(初聴)」「締めこみ」「替わり目」「たけのこ」「がまの油」・・・

間に入る色物さんも紙切り・奇術・漫才・浮世節とバラエティーに富んで、観客も一体となって披露興行を盛り上げます。

中入り後の口上では協会の面々が猫八師匠への思いを披露し、祝しての三本締めの頃にはもう目頭が熱くなっちゃいましたよ。

そしてトリを務める猫八師匠は「(江戸家十八番の)うぐいす」「イヌ」「にわとり」「サンショウウオ」「カバ」「ヌー」「うぐいす」を披露

動物ものまねの合い間にはさまざまなエピソードを入れて、おおいに興味を沸かせての芸を堪能します。

今回は持ち時間も長い事ですから、動物ものまねよりもおしゃべりの方が多かったのですが、それもこれも「動物ものまね」探求の賜物ですからこれもアリで無事に披露興行が大円団に・・・

池袋演芸場四月昼席は、平日にもかかわらず立ち見の客が出るほどの大盛況で、猫八師匠の襲名をお祝いする演者と観客が意気投合しての寄席興行でおおいに盛り上がりました。



以前から三代目・先代四代目と寄席で拝聴していて、動物ものまね芸でいかに観客を喜ばすか・・・エンタテイメント的な漫談の部分もとても必要な奥深い芸でもあると思います。

その中で先代・先々代亡き五代目という重圧があるとは思いますが、小猫さん時代から「動物ものまね」のおもしろさを様々なところで広める姿勢はとても好感持てるもので、寄席に出るたびに楽しみにしていました。

まだまだ円熟の域までは長い道のりがあると思いますが、これからも寄席に通って応援していきたいと思います。

※※ 襲名記念の「手ぬぐい」「アクリルキーホルダー」を頂戴しました。※※


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