哲ノート

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宗五郎妻子別れ -浪曲定席木馬亭 六月-

2023-06-01 22:50:00 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今日から6月、今月は「浪曲」でスタートです。

浅草・木馬亭での「浪曲定席」を堪能します。

6月定席初日を選んだのは、浪曲界は(講談界も)女流浪曲師が多く出演していますが、男性陣も盛り返しており、今日の出演演者は意気のいい顔ぶれがそろっているんで・・・

「野太い」浪曲を堪能したいと初日にスケジュールを合わせて足を運びました。



開口一番は「阿漕ヶ浦」若手の玉川わ太さんから、快活よくちょっと一本調子気味ですが出だしいいんじゃないですか。

続いて天中軒景友「古田織部 破れ袋」港家小そめ「お染久松 悲恋の曲」玉川大福「(玉川版)清水次郎長伝 石松代参」

中入り後は広沢菊春師匠が登壇、襲名後初めて拝聴できました、浪曲のイメージであるダミ声が健在であいかわらずいいですね、演目は落語の演目「大山詣り」(オチもおなじでした)

講談「渋沢栄一伝」をはさんで、富士琴美「田宮坊太郎」そしてトリはお目当ての天中軒雲月師匠で「宗五郎妻子の別れ」



気風のいい、雲月師匠は感情・喜怒哀楽を身振り手振り、啖呵・節を織り交ぜて熱演、熱演、大熱演で、もう一言「かっこいい・・」

若手の曲師、沢村博喜さんとの掛け合い「雲月ばらし」とよばれる技法で、もうノリノリのここちよいリズムで噺を盛り上げ、ぐいぐいとテンポのよさで観客を引きつけてゆきました。

いきいきとした雲月師匠の壇上での掛け合いで、見ているほうも気分も高揚して気分よく終演まで一気に連れていかれましたね。

いやぁ、いいなぁ浪曲。聴いたあとの余韻もよく、さらに終演後に直接お見送りも頂いて、今日はほんとよかった・・・6月月初めからいい気分になりました。

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