哲ノート

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笹川の花会 -講談広小路亭-

2018-04-20 23:35:37 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
4月2回目の講談は広小路亭から

講釈師による語りの芸・話の芸、聞き手との一体感の魅力にはまっています。

(落語でも寄席のライブ感も魅力ですが、じっくりと講談同様に「長講」もいいもんです)

講談の定期公演は限られていますんでなかなかスケジュールがあわないんですが、今月は偶然にも2回堪能できました。

いつもは後ろのイス席に陣取りますが、今回はより講釈師さんとのライブ感を味わいたくて前列座布団席にて拝聴します。(あくびもコックリもできない緊張感が味わえます)

 

さてさて開口一番後、“二ツ目”松之亟さん登壇。「寛永宮本武蔵伝から山田真龍軒」

限られた時間ですが、ぐいぐい盛り上げ盛り上げエネルギッシュに語りつくして、あっ「切れ場」に…。(惜しい!!)

講談界若手の人気者で、各メディア各分野にもどんどん出演して講談人気を支えている一人。

今回の広小路亭も平日昼間ではあるが満員御礼状態で、自分を含め新しいファン層が増加している影の貢献者です。

この流れで講談界でも積極的に新しい人材を発掘するいいきっかけになると良いのだが…。(話の中でも「前座」「二つ目」になる人が少ないと…)

神田京子さんは「与謝野晶子伝」 お目当て阿久鯉さんは「村井長安 重兵衛殺し」

そして愛山先生(前回、色紙をいただきました)「大久保彦左衛門 将棋のご意見」(よもやま話も含め、含蓄あるお言葉のオンパレードでとってもいいっす)

中入り後は神田紫さん「紀伊国屋文左衛門 宝の入船」神田紅さん「秀の山雷五郎」ときてトリは神田松鯉師匠「天保水滸伝 笹川の花会」

義理と人情の上に成り立つ侠客もので、登場人物も笹川繁蔵・飯岡助五郎・国定忠治ときて、とっても重厚な凄みのある話

松鯉師匠のこれまた重厚な語り口だからこそ説得力があり、たんたんとした語り口からぐいぐいと話の世界に引きずり込まれてゆきました。(最後は感動の拍手喝さいものでした)

今日も“語りの芸”講談にどっぷりと浸った一日となりました。







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