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松本・塩井の湯に浸かる -ふらっと松本へ⑤-

2019-11-25 23:14:45 | 銭湯・温泉
ふらっと松本を訪れ、信州そばを堪能し、国宝松本城をほれぼれ鑑賞した後、深志神社で勝守りを頂戴した後最後のお楽しみは「銭湯」

(ぜんかいの山陰の旅での岩国こんぱる湯さん良かったものなぁ…「旅先で銭湯」これにハマっています)

松本も名水(井戸水)がこんこんと湧いており、水が良いと銭湯も気持ちが良いもので…そんな松本の街中で興味深い銭湯の名が…

「塩井の湯」そのまま読み解くと「塩の井戸の湯」…」これはいかなくちゃ!!

  

松本の駅から歩いて10分くらいの街中に“大正モダン”の歴史ある建物が、ここが明治初期創業の塩井の湯さんです。

とっても絵になる風情ある銭湯です。入館すると番台形式で、脱衣所は銭湯籠のほかに木製の脱衣箱が並んでいます。

この脱衣箱初めてなんで開け方がわかりません。悩んでいたら番台のおばちゃんが「真ん中の棒を横にひくのよ…」なんて

「年季入った開け方だぁ…」(これだけでも歴史ある銭湯の雰囲気ただよいます)

浴室にはいると、カランと2つの浴槽(あつめとぬるめ)があります。

湯温は42度くらい。湯温計がありませんが地下水を薪で沸かした、湯あたりのここちよいお湯です。(ほんと気持ちいいなぁ…)

湯舟の中ほどに湯栓があってコップがありました。常連客らしい人に聞いたら、カラダに良い地下水だそうでちょっと飲んでみました。

(ちょっと甘い水でした)

あとで脱衣所にある由緒・成分表をみてみたら、ナトリウム多量・マグネシウム多量・カルシウム多量・鉄少量・炭酸中量・クロール多量の「塩類泉」なんだそうな。

どうりで、湯上りも汗がなかなか引かず、脱衣所で数分涼まないと服も着れないくらいの効能です。

明治初期の創業時から「あたたまる鉱泉」として有名な湯治場だそうで、今日まで絶やすことなく営業を続けている銭湯です。



建物の外観といい、効能あふれる湯治場の湯といい、歴史を醸し出す雰囲気といい、こんな銭湯が松本の街中にあるとは…

ホントいいお湯でした。

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