哲ノート

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仙台の鬼夫婦 -日本講談協会七月定席-

2021-07-18 23:53:34 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
梅雨が明け、暑い日差しがさんさんと降り注ぐ中“負けじ”と講談を聴きに、いつもの上野広小路亭へ…。

緊急事態宣言が発令中ですが、満席満員で広小路亭は大いに盛り上がりました。

開口一番は今日が初講釈という前座さんが「わんぱく竹千代」を…。

初講釈だもん、たんたんとしゃべりつくす形になちゃうんだが、途中でつまずく事無くしゃべりつくしたところは感心感心(がんばって練習しただろうなぁ)

少しずつ場に慣れて、ゆっくり抑揚をもって、自分の芸、自分の講釈を確立してほしいものです。(けっして画一ではなく個性たっぷりでいいと思いますから)

つづいての前座さんは神田陽菜さんで「仙台の鬼夫婦」

陽菜さんはのびていますね…しゃべりに余裕ができてきたし、今回は顔の表情にもメリハリができていて、講釈に厚みが増しているような今日の演目でした。

レパートリーも増やして、今後がたのしみな講釈師さんになりそうです。

   

「スパルタ戦記」「咲二郎の笛(初聴)」「笹野名槍伝 海賊退治」を神田紅先生が…前座さんがよく講釈する演目ですが、歌あり踊りありのサービス満点の海賊退治となりました。

中入り前は松鯉先生で「大岡政談 村井長安お登勢殺し」

中入り後「出世証文(初聴)」「勘助島の由来」とつづいて、主任(トリ)は阿久鯉先生で「慶安太平記 牧野兵庫」

幕府転覆をもくろむ由井正雪と牧野弥右衛門との出会いエピソードから品川沖での大砲試射までのくだり

由井正雪のもくろむ陰謀をわきまえていないと、さまざまな人物登場する演目でもあり、ひとりのエピソードで終わってしまいます。

やはり続き物の演目は、一度通しで聴かないとついていけない面がありますね。毎月の定席を通じて拝聴を繰り返したいものです。

今日の定席は初聴の講釈もあり、亭内も盛り上がったこともあり、暑気払いにはうってつけの講談定席となりました。


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