哲ノート

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松づくし・鹿政談 -池袋演芸場正月二之席-

2024-01-16 23:23:35 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
先週の浅草演芸ホールでの正月興行に引き続いて、今週は池袋演芸場で正月二之席を楽しみます。

浅草での正月初席興行が演者が多く「顔見世」興行に徹したものになっていたもので、実際の演目が少なくてどうしても「寄席を楽しむ」ということにならなかったんで、それじゃぁ・・・

いつもの通り(毎年のことですが)池袋での正月興行を改めて鑑賞することにしました。(ブログ見直したら昨年も「池袋」「末廣亭」と二之席を2回拝聴していました)

正月欠かせない歌る多師匠の「松づくし」を(昨年につづいて)2度も目の前で見られるのも縁起いいもんで・・・ふらつきながらもしっかり「松づくし」演じられていました・・・(こりゃぁよかった、よかったぁ)

いつものとおり最前列に陣取って、目の前で演じられる寄席芸をじっくりとのんびりと堪能します。



開口一番は「道灌」から、「反対俥(場内巻き込んでの熱演)」「初天神(団子のくだりまで)」「道具屋」「睨み合い(新作)」「紙入れ」「♬大ちゃん音頭 ♬(ペー師匠)」「平林(ひさびさ聴きました)」

「幡随院長兵衛 芝居の喧嘩(講談・琴調師匠)」「目薬」「ざる屋」「出来心」「あたま山(なんとか噺についていけました)」「目黒のさんま」そして昼の部主任(トリ)は今年も正蔵師匠で「鹿政談」

やはり安定した演目で正蔵師匠が「鹿政談」でしっかり二之席を締めてくれました。(昨年は「おすわどん」一昨年は「蛸坊主」)

米朝師匠の演じられた「鹿政談」のインパクトがあまりにも強くて、他の演者の「鹿政談」がどうしても軽んじられるものに映ってしまうんですが、

今回の正蔵師匠のそれは、とてもメリハリある正統派のもので、場内はいつのまにか鹿政談の世界に飲み込まれてゆき、無事に大団円となりました。

今日の場内は、いつもの目の肥えた常連さんに混じって、初めてっぽい方も多く、いつも見られる芸・演目でも笑いが多くて、なかなか反応が良い活気あふれる二之席興行となりました。



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