哲ノート

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金子みすゞ 明るい方へ -日本講談協会十一月定席-

2020-11-28 22:37:36 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
「新型コロナ禍」が世の中ぶり返している中、今月の講談を拝聴いたします。

こんな騒ぎの中でも、いつもの上野広小路亭は用意された70席が満席状態

トリの阿久鯉先生はじめ、松鯉先生、愛山先生・・・と揃いにソロちゃって“お得感”抜群の一日

  

開口一番は「笹野権三郎 海賊退治」「井伊直人」「藤吉郎 子守奉公」「遠州屋嘉兵衛」「黙阿弥(?)(鯉風先生スミマセン)」中入り前、松鯉先生「大高源吾 両国橋の出会い」

中入り後、京子先生「金子みすゞ 明るい方へ」愛山先生「和田平助 鉄砲切り」トリは阿久鯉先生で「柳沢昇進録 隆光の逆祈り」まで。

初聴の講釈がある中で、これから年の瀬の定番 赤穂義士大高源吾の羽織にまつわる逸話は何度聴いてもいいすねぇ・・・聴き漏らすまいとじっくりと聴き入りました。

そして今回は京子先生の「金子みすゞ」が“異色”でよかったです。

京子先生は現在山口にお住まいで、山口出身の偉人を探訪・勉強した内に「金子みすゞ」がいて、その生涯とともに有名な詩を織り交ぜ講釈にしたとのこと。

「詩」は聴いたことがあっても、金子みすゞの生い立ち、生涯はあまり聞いたことがなく、興味津々の面持ちで講釈の間に入れられた詩とともに聴き惚れてしまいました。

・・・で、ちょうどこれからっという所で切れ場(ざんねん)となりましたが、まだまだ今回の講釈で紹介されていない「詩」があるかと思うと、ぜひ続きが聴きたいですね。

今日の定席は一席一席がなかなか重厚で趣の違う講釈が聴けて楽しめました。


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