哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

改憲。ちょちょっと待って…

2013-05-03 00:39:08 | ちょっと気になる
なんかおかしくない、このたびの「改憲」騒ぎ

「まずは変えよう」

「変える仕組みを先に作っちゃおう」

憲法は国の基本であり、すべての法律のもとになる決まり事だけど、時代の流れとともに変えるところは変えましょう…まあここまでは理解できるのだが。

そのコンセンサスを得るための議論をおこなう前に、まずは改憲をしやすく(いまの報道からすると)しちゃおうという現政権の魂胆が見え隠れする。

しかも次期選挙で改憲そのものと改憲する仕組みを「踏み絵」にしようとするいやらしさ。(ほかに選択肢がないからね)

この仕組みが通ちゃうと、(そんなことはないと思うが)簡単に「数のチカラ」で変えることが容易になってしまう仕組み。

肝心なのは「改憲できる仕組み」ではなくて、国民のための改憲、国民を守るための改憲、日本という国の存在価値を証明するな改憲…ようは憲法の中身が肝心なのではないか。

いまの政府は“ノリニノッテ”停滞気味の日本という国、日本人の心持を変えようと奮闘してはいるが、この勢いはあとあとで遺恨を残さないとは限らない。

まちがいなく歴史の1ページになりうる「改憲」をやるならやるでいいのだが、やるまえに「仕組み」をいつのまにやら変えてしまうのは…なんかあぶない気がするんだが。

むかしむかし、党の拡大から数にモノをいわせて憲法を変え法律を次から次へと成立させていった独裁国があった。その国の国民は時の政府の斬新な勢いにまわりがみえず興奮し熱

狂していった。しかしそれもつかの間で実態はズルズルと崩壊への道に向かっていった…はたして結末は。

ほんと危ない。次期選挙にこれを利用するという魂胆が見え隠れする今の政権に対して、国民の節度ある倫理観は通用するのだろうか。ほんと危ない。
コメント
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