日 時 8月27日 (第4水) 13:00~16:00
出席者 8名 (欠席3名)
指導者 鶴岡 美代子先生
目覚めましたときは、清々しくヤッタ~ 秋の気配のお出掛け日和にうきうきでしたが、午後は残暑に逆戻りしたかのような暑さに見舞われました。
残念ながら3名の会員の欠席でしたが、傘寿を迎えた先輩の皆様のお元気なお姿に身の引き締まる思いでした。
この度は、あらかじめ申し込みをしておりました 「短歌歳時記」 上・下 (短歌新聞社)を求める事から始まりました。
帯の説明から 四季折々の名歌鑑賞!
万葉から現代までの遙かな時のすぎゆく中で、各時代の歌びとたちは、四季の移ろいを繊細な心で詠いとめてきた。
その数多くの歌の中から、今日の短歌作者が心に響いた季節の名歌を精選、鑑賞した 珠玉の短歌歳時記!
(上巻は1月 ~ 6月 ・ 下巻は7月 ~ 12月)
短歌新聞に掲載された歳時記を、昭和55年~平成19年までを収録した「短歌歳時記」です
が、執筆者全員ではなく選択され各月、19名~23名が執筆。
その中に我が 鶴岡 美代子先生は、上巻 六月のうたに「六月の風景」を執筆されておりますことにとても嬉しく皆さんで を贈りました。
先生の益々のご活躍を皆さんでお祈り申し上げました。
勉強会にはあらかじめ配布されております22首について、1首に2名ずつが感想・意見を述べ、最後に先生から感想・添削を戴きますがこの度は、3名欠席という事もあり、
何回も意見を述べ合いながらとても活発なお勉強会になりました。
入選歌には及びませんでしたが、次の4首については、沢山の意見が寄せられました。
人体より蛆(うじ)を取りしと言うをみな八月六日 黙祷長し
イージス艦帰港間近に隙無しや今だ帰れぬ父子の御霊
グーグルが鮮明に我家を映しをり上空はるか見下ろす眼あり
華やかに開幕の演技続く中“虚”と“威”の文字が頭に浮かぶ
高得点歌
ミシン踏む母の面影顕(た)たせゐき簡単服は亡父の白飛白(しろかすり)
私の歌ですが、戦死の父が遺した何枚かの白飛白の浴衣から、母が作ってくれた簡単服、今のワンピースですが寂しさの中にも嬉しかった出来事に思いを致しました。
今月の入選歌 4首
猛暑の日友より届く絵手紙は朝顔の藍すがすがとして
難しい言葉はなく、詠むだけで涼しさを呼ぶ歌です。
早朝の水やり楽し我が菜園猛暑にぐんぐん苦瓜育つ
猛暑に苦瓜が良い。きゅうりやなすではダメ。
稜線の切り立つ尾根に雲ひとつ乗鞍岳の夏空高し
夏空高しが良い。
こまくさの紅の花目の奥に刻みつつ下山の仕度を始む
観察が細かくて良い。
積極的に意見・感想を述べ合いながらの3時間でしたが、程良い疲労感にも充実した歌会に幸せなひとときでした。
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戦後の何も無かった時代でしたので、目立ったようですね。
私は小さかったので分かりませんでしたが、当時を知る方からはよく言われましたね。
天候不順の折にご自愛下さいませ。
小学校はご一緒ではありませんでしたが、貴女の可愛い姿が目に浮かびます。