喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

どっちが日本最古?

2007-05-04 | お茶関係

 
近江坂本(滋賀)の日本最古の茶園「日吉茶園」  

 
栂尾山高山寺(京都)の日本最古の茶園「栂尾茶園

日本最古が二つ
どっちが本当?

日本茶の歴史を調べていたら、
もう一つの日本最古の茶園があるのを知りました。
さっそく行って来ました。

明恵上人(1173~1232)によって復興開山した栂尾山高山寺。
京都でも名高い紅葉の名所。京都の北西。
山裾を清滝川が流れる。
兎や蛙、猿などの動物を擬人化した鳥獣人物戯画で有名。

鎌倉初期、栄西が宋から茶種を持って帰国(1191年)し、
これを明恵上人に贈った。
上人はこれを栂尾山に植え、
その後、宇治やその他の土地に移し植えられた。
栂尾に植えられた
「栂尾茶」が天下一の茶「本茶」(それ以外のお茶を「非茶」)
といわれ、天皇への献茶が毎年行なわれた。


日吉茶園は以前紹介したように、
最澄が805年に唐から持ち帰った茶種を
近江坂本に植えたのが始まり。

805年と1191年。
よって最古は「日吉茶園」だと思うけど・・・・・・・・

894年、遣唐使が廃止になって、
その後300年以上に渡り、
お茶に関する記録が出てこなくなり、
お茶に関する記録が再び出てくるのが
1191年、
宋からの帰国した栄西が持ち帰った茶種
を佐賀の背振山に植えたこと、
その後明恵上人に茶種を贈り・・・・・前述のようなことから、

「栂尾茶園」が日本最古といわれる所以かもしれません。

「栂尾山」は茶の発祥地ともいわれています。

とても手入れが行き届いていると思ったら、
茶園は宇治の篤志家により
維持管理がなされているのだそうです。

本当に茶の木がきれいでした。



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