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クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

最下級グレードの世界⑤ 日産ラシーン

2008年11月05日 22時00分00秒 | Weblog
絶版になって8年も経つのに、中古車価格が依然として高値を維持しているラシーン。僕はあえてラシーンでいちばん魅力的なのは最下級グレードの「B仕様」であるといいきりたい。写真のクルマは、モデル末期になって最下級グレードの地位をB仕様にとって代わった「TYPEⅠ」である。

ラシーンB仕様(TYPEⅠ)は、スペアタイヤを背面に背負わず、ルーフレールも省略され、ホイールもスチールむき出し(※) のいたって簡素な外観だが、これらの特徴はラシーンのエクステリアデザインの魅力をいささかも損ねておらず、むしろ強調する役割を果たしていると思うのだがどうだろう。

惜しむらくはB仕様(TYPEⅠ)は非力なGA15DEエンジンしか選択肢がなく、これがSR18DEエンジンだったらなあと思わないでもない。しかし、そんな「物足りない感」もラシーンには似合っている。


(※) このスチールホイールがまたイイ表情なのだ。これについては稿をあらためて述べたい。
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