牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

営業マンは「お願い」するな!

2011-11-03 06:56:53 | Weblog
営業マンは「お願い」するな!(加賀田晃著・サンマーク出版・本体1300円)先日コンビニで買いました。

 表紙には、契約率99%の「営業の神様」が、のべ800社を超える3万人以上の営業マンに伝授した、「かってもらうか」から「売ってあげる」営業マンに変身する法!とあります。

 裏表紙には・・・・

営業マンの運命を分けるのは、「考え方」である

感じのいい営業マンに「ノー」と言うのはむずかしい

インターフォンは壊れていると思いなさい

人間の「服従快感」を刺激して抵抗力をなくせ

売れない営業マンほど商品説明が長い

「いかがでしょう?」とは絶対言うな!

「愛対意識」のない営業に客がつくことはありえない

目的のあることは当然のごとく話し、ふるまえ

なにも売らずに帰ることこそ無礼千万と思え

モノを売るのはすべて相手の幸福のため

 聖書の普遍的真理を提示されているように思いつつ読みました。その愛対意識はまさに人間関係の中心です。

 イエス様は、「自分自身を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい」と教えました。
またヨハネの手紙には、「神を愛すると言いながら目の前にいる人を愛さない者には、神の愛はない!」と厳しいことばがあります。

 神を愛し、自分を愛し、人を愛すると世の中は変わります。家庭も、学校も、職場も人と人のつながりで成り立っています。

 自分の利益だけを考えると社会は破壊されます。特に上に立つ者(政治家や官僚、事業家や教育者、宗教者)は、イエス様の精神を自らのものとすることが必要です。

 「そこで、イエスは彼らを呼び寄せて、言われた。「あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者と認められた者たちは彼らを支配し、また、偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。

 しかし、あなたがたの間では、そうでありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい。

 人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです」(マルコ10:42-45)

人の幸せのために存在している愛対意識が、いまの世界に広まるように祈る朝です。

マタイの福音書

7:12 それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。


ルカの福音書

6:38 与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。」


使徒の働き

20:35 このように労苦して弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が、『受けるよりも与えるほうが幸いである。』と言われたみことばを思い出すべきことを、私は、万事につけ、あなたがたに示して来たのです。」