何のために生きるのか？

　聖書は、人生の目的をハッキリと宣言しています。

　あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、ただ神の栄光を現すためにしなさい。
　　　　　　　　　　　　　第一コリント10章31節

　食べるために、飲むために生きるのが人生！と言ってはばからない人々もいます。人は食べなければ生きて行くことができないから、完全な間違いではないかも知れません。
　
　「もしあなたが神の子なら、この石をパンに変えてみなさい」と悪魔が誘惑したとき、イエス様は、『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』と言われました。
　
　また５つのパンと5匹の魚で5000人に食を与えたとき、群集はイエス様に王になって欲しいと、押し寄せてきました。
　そのときもイエス様は、「まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからです。
　なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。それこそ、人の子があなたがたに与えるものです。この人の子を父すなわち神が認証されたからです。」と答え、彼らの求めることが間違いであることを指摘しました。

　私たちが生きて行くために、衣食住がいらないというのではありません。しかし、それが人生の目的になっているなら、人は決して幸せになれないのです。
　あなたの人生の目的は何でしょうか。考えたことがありますか？
　金持ちになること！　長生きすること！　いくらでも出てくるでしょうね。
　しかし、それらを求めてたとえ得たとしても、決して満足したり幸せになることはないのです。

　では人生の目的は神の栄光のためにある！と知るとき、それらのすべてが目標となるのです。
　神の栄光のために、学び、働き、遊びます。神の栄光を目的としているので、自我の満足ではなく、神の愛が真の満たしを与えます。
　人のいのちは持ち物の豊かさにはありません。生はは飲み食いの豊かさではなく、義と平和と聖霊による喜びです。
　神の栄光のために！一度きりの人生に与えられた能力を、100パーセント発揮しようではありませんか。

　イエスは答えて言われた。「この水を飲む者はだれでも、また渇きます。
　しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」ヨハネ4:13-14

　イエスは言われた。「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」ヨハネ6:35

　さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。
　わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」
　これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊はまだ注がれていなかったからである。ヨハネ7:37-39

　神の栄光のために！と、目標を掲げて12月の日々を過ごしましょう。祝福を祈ります。