新型肺炎が招く中国“共産党体制”の崩壊

…　情報隠蔽、官僚的対応に募る「不信感」

2/3(月) 16:56配信

夕刊フジ

　【ニュースの核心】

　中国で発生した新型肺炎が猛威を奮っている。これは中国と世界の経済を揺るがすだけでなく、中国の政治指導部に大打撃になるだろう。

　１９８６年に起きたチェルノブイリ原発事故が旧ソ連崩壊の引き金を引いたように、私は、新型肺炎の流行が中国共産党体制崩壊の導火線になる可能性がある、とみる。

　共産党ならではの情報隠蔽と官僚的対応こそが、感染の蔓延（まんえん）を招いてしまった。命の危機に直面した中国の人々が今後、共産党に怒りを募らせるのは避けられない。

　それどころか、この機に乗じて、反政府勢力による病原菌の意図的なバラマキ、すなわち「バイオテロ」が起きる可能性すらあるのではないか。治安当局がそれを心配していないとしたら、よほどの間抜けだ。政治指導部が、北京を含めて「長距離の移動禁止」という非常手段に出た理由の１つは、それだろう。

　発生源になった武漢市が当初、情報を隠蔽したのは確実である。異例にも、中国のメディアが「医師たちに箝口（かんこう）令を敷いていた」と報じた。２５日付の読売新聞によれば、病院は「許可を得ずに、公共の場で感染状況を語ったり、メディアの取材を受けてはならない」と医師たちに指示していた、という。

　だが、新型肺炎の噂はＳＮＳなどを通じて広まっていった。当局はその後、感染者や死者数の公表を始めたが「実際は少なくとも１０倍」（米紙）とみられている。病院に収容しきれず、追い返された患者が続出しているのだから、当局の話を信じる中国人は１人もいないだろう。

　旅行禁止や移動制限で流行を押さえ込める見通しもない。武漢市の市長は都市の閉鎖に踏み切る前に「５００万人の市民が街を離れた」と言っていた。実に、市の人口の半分近い人数である。

　そうだとすれば、これから「第２、第３の武漢」が現れるのは時間の問題だ。上海のような大都会でも、死者が出ている。潜伏期間の長さや無症状の感染者がいることも考えれば、制圧が極めて困難なのは明白だ。

　感染の拡大はまず、中国経済を直撃する。こんな騒ぎの最中にショッピングに出掛ける消費者や、設備投資を考える経営者はいない。内需が落ち込むのは確実だ。となると、米国と合意したばかりの「２年間で２０００億ドル（約２２兆円）」という輸入拡大の約束は、もはや風前のともしびだ。

　より重大なのは、政治的打撃である。

　チェルノブイリ原発事故は原発自体のお粗末さに加えて、情報隠蔽と事故対応のひどさがソ連の人々に「共産党に対する不信感」を植え付けてしまった。

　中国各地に広がった新型肺炎の病原菌は、チェルノブイリの放射能よりも拡散の規模が大きく、はるかに危険で厄介だ。中国の人々が当時のソ連以上に怒ったとしても、まったく不思議ではない。

　ソ連という国家と共産党体制が崩壊したのは、チェルノブイリ原発事故から５年後の１９９１年だった。今回の中国は、はたしてどこまで持ちこたえられるのか。

　■長谷川幸洋（はせがわ・ゆきひろ）　ジャーナリスト。１９５３年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院（ＳＡＩＳ）修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務める。著書『日本国の正体　政治家・官僚・メディア－本当の権力者は誰か』（講談社）で山本七平賞受賞。最新刊に『明日の日本を予測する技術』（講談社＋α新書）がある。
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習近平指導部、対応の誤り認める　新型肺炎で初動に遅れ

2/3(月) 23:00配信

共同通信
習近平指導部、対応の誤り認める　新型肺炎で初動に遅れ

中国の習近平国家主席

　【北京共同】新華社電によると、中国共産党の習近平総書記（国家主席）ら党最高指導部は3日、新型コロナウイルスによる肺炎に関する会議を開き、感染症対応に誤りがあったことを認めた。指導部が誤りを認めるのは異例。初動対応の遅れに対する国民の強い不満を無視できなくなったとみられる。

　会議は、肺炎は「中国の統治能力にとって大きな試練となり、一連の対応で至らない部分が明るみに出た」との認識を打ち出した。
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各国の渡航制限は「不必要」、ＷＨＯ事務局長が新型肺炎巡り

2/4(火) 1:41配信

ロイター
各国の渡航制限は「不必要」、ＷＨＯ事務局長が新型肺炎巡り

世界保健機関（ＷＨＯ）のテドロス事務局長は３日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた「旅行や貿易を不必要に阻害する」措置は必要ないと言明した。１月撮影（２０２０年　ロイター/DENIS BALIBOUSE）

［ジュネーブ　３日　ロイター］ - 世界保健機関（ＷＨＯ）のテドロス事務局長は３日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた「旅行や貿易を不必要に阻害する」措置は必要ないと言明した。

テドロス事務局長は執行理事会で演説し、各国に対し「事実に基づき、整合的な決定」を実施するよう促した。

ＷＨＯは１月３０日、新型コロナウイルスによる肺炎について、国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言。同時に、中国に対する「不信任」ではないと強調し、中国との取引や渡航の制限は勧告しないと述べた。

しかし、感染が中国国外にも広がる中、各国は拡散防止に向け、渡航・入国制限措置などを講じている。

テドロス事務局長によると、新型コロナウイルスによる肺炎による２日時点での死者数は３６１人、感染者数は１万７０００人を超えた。感染は中国国外では少なくとも２３カ国で感染が確認されている。

事務局長は「中国の対処がなければ、国外での感染例はもっと多かっただろう」と強調。海外への感染拡大は今後悪化する可能性はあるものの、これまでのところ「最低限で緩慢なペースだ」と述べた。

また、事務局長は演説の途中で咳き込んだ際に「コロナウイルスではないから、心配しないで」と冗談めかす場面もあった。

執行理事会に出席した中国代表は、各国が講じている入国制限措置や航空各社による中国便の運休などについて「これらすべての措置はＷＨＯの提言に反している」と批判。客観的かつ公平に対応し、「故意にパニックを招く」ことを回避するよう訴えた。

中国代表は北京からの便が欠航となったため出席できず、他の代表が代わりに出席した。

kss***** | 10時間前

昨日のテレビで武漢の映像として
実際に道端に転がっている行き倒れた死体を当局が回収している映像をやっていた。

映像の真偽のほどは分からないが、
見た感じだけで言えば完全にホラー映画やゾンビ映画レベル。

なのに日本では満員電車でマスクもせずに咳込んでいる人がいたりするのが信じられない。

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kiy***** | 10時間前

共産党体制の崩壊より習近平さんが自分の地位が危うくなったら
暴発しそうでそっちのほうが危険に思えます。
中国中に蔓延するのは間違いないし、もうすでにって可能性
もあるんじゃないですかね。

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byz***** |7時間前

共産党体制の崩壊・・・?

情報隠蔽!、官僚的対応!、みな社会主義・共産主義体制の顕著な現れではないか。
どこが崩壊なのか・・・。

武漢市の周辺の致死率５%超、中国全土の致死率3%、先進国家に於ける致死率０．５%程度。
現在のデータだ、そして現在の共産主義者達の戒厳令下の現状でもある。
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グリーゼ581g |10時間前

国内が危機の時に外に目を逸らさせるのは常道ですね
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cal***** |10時間前

習近平を国賓にしてはならない。
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shi***** |10時間前

外に目を向けさすため、この騒動終焉後に尖閣上陸かスクランブル機の威嚇など嫌がらせが始まります。
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nak***** |6時間前

理由はともかく、北朝鮮にも国境封鎖、出入り禁止にされたしな。
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ldk***** | 10時間前

バブルが崩壊するかな？投機目的の一戸三億円のマンションが建て続けらやれ、需要に合わないインフラ投資が、借金で続けられて、国営企業の過剰生産設備を稼働させねば恐慌になる状態だけだからね。この肺炎は、長く続いた圧政悪政の天罰かもね。

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jxj***** | 10時間前

強固に見える独裁体制にも意外な脆さが有るという事で。
暴力的なテロには、解放軍や警察機構を総動員して抑え込めても、目に見え無いウイルスと増え続ける患者数には、お手上げの状態では無いのか。
ＷＨＯの声を封じる事には成功しても、国民の不信感を払拭するのは、並大抵では無いと思う。

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lyi***** |8時間前

＞１９８６年に起きたチェルノブイリ原発事故が旧ソ連崩壊の引き金を引いたように、私は、新型肺炎の流行が中国共産党体制崩壊の導火線になる可能性がある、とみる。

ない、とみる。
旧ソ連の場合、伝統的に政治に介入しない軍は踏みとどまりエリチンは戦車の上に乗ることができた。それに旧ソ連は経済的に疲弊し国民の不満は充満していた。対して中国はどうか。超監視社会だ。不穏な動きがあればすぐに察知できる。それに人民解放軍は共産党の傭兵だ。国民ではなく共産党の意思で動く。必要とあらば銃口を人民に向け発射する。戦車で引き殺すことも厭わない。
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shower** |6時間前

この先中国共産党がどうなるかわからないが
武漢では信用されなくなるだろう

新型肺炎の広がりの前に中国反体制派の弁護士の記事があった
今、共産党政権が崩壊したら取って代わる政治体制がないので大混乱になり、武力衝突が起きるなどして恐ろしい事態になると心配していた
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atu***** | 10時間前

新型肺炎問題で言えることは、発生源たる中国は信頼できる国ではないというだけでなく、覇権国家として君臨することのできない国家であると言って良いだろう。ＷＨＯも機能不全ぶりを曝け出した。今後はこういったことが世界的に常態化することが十分に考えられるだろう。
　我が国もそういったことに振り回されずに独自に対策を打ってもらいたいものだ。今回の事を教訓に法整備やシステムの構築、情報の公開などにしっかり取り組んで最小限の被害に抑え込めるようにしていければいい。
　人権とか言って疑問に感じる人も多いが、人権を擁護するために今ある人権を必要最低限に制限することがあることに気づいた人も多いのではと思う。検査など、国民が自発的に協力するのが望ましいのは言うまでもないが。

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don***** |10時間前

憲法に緊急事態条項が無いのが問題ですね。
人権を制限する事が法改正だけで出来ると良いですが。
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shower** |5時間前

やりたい放題の安倍政権に緊急事態条項など使わせたら
何をするかわからない

憲法改正は国民の信頼があってこそ可能
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piypiytori | 10時間前

自転車操業も限界か?こりゃ春節が終わっても仕事に成らないだろ？
マスクが無ければ仕事にも行けない！
その内マスク製造してる人も感染すれば
誰も出歩く事が出来なくなる

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jxj***** |7時間前

ニュースで、中国のマスク工場のフル操業ぶりを報道していたが、素手でマスクを扱っているのを見て仰天した。
彼等の衛生観念の杜撰さには呆れるばかりです。
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水瓶座の陰謀 |9時間前

そうなると全員で感染すれば怖くない！
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水瓶座の陰謀 | 10時間前

年内は持つと思う。
今後は習近平がどうやって、国民のガス抜きをするか？でしょ？
新型ウイルスの対応処置と同時に先の展望も模索してると思うよ。
どうやって国民を騙しガス抜きをしようか？
最近ネタ尽きてきたな。もう限界が来たな……

そうだ？ロシアに行こう♪

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uke***** | 8時間前

習近平は自己保身に汲々とした事後対策に必死、初動に失敗した結果の感染者拡大は底なし。習近平の党内における立場は微妙に変化しているからこそ必死だ、共産党政権指導者に取って人民の命より我が身の保身が優先することは当たり前。否応なしに処置を誤れば党内反習近平派からの突き上げは失脚に直結する。

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sak***** | 9時間前

色々な動画を見て思うのは人権という概念は無いんだなと感じた。さらに市民による道路封鎖など民度もどうなのかと思った。これらが国の責任へと向かうと記事の内容も当たるかもしれないですね。

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千葉の青狼 | 9時間前

中国、共産党は世界からの信用を失ったな。

完全に渡航を制限しても、中国国内はパンデミックを避けられないだろう。

この騒動、オレ自身はまだちょっと解釈がつかない。

逐次対応的にやってるグループと米国のようにシャットアウトをはっきりしてるグループがある。
持っている情報の違いなのか、自国の状況の違いによるものなのか。

このコロナウィルスの致死率、毎年流行するインフルエンザとどれほど違うのか。

国としては、実はある程度の感染拡大はありうるし、被害も避けられないと覚悟して、風評被害と勘案して冷静に事態の進捗をみているのでは。
あわせて個人レベルでは、当たり前のこととして自衛するしかないのでは。

それで羅病したら、人に伝染さないよう抱え込むのか。




bittij | 8時間前

社会主義の指導者は、恐ろしいですよね。
民を、馬鹿にして、指導してやる、という上から目線。

指導者が正しいと思うことを、民に押し付けてくる。

ヒトラー、習近平、金正恩、のようは社会主義の指導者は、民を不幸にする。

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you***** | 9時間前

感染を抑えられないとなると、今は移動制限だがそのうち出ようとしたら撃つぞ、に変わったりして。

何が何でも支配体制が揺らぐ事を避けたい共産党なら、手段を選ばず何でもやる。

後は中国お決まりの早々と最前線に指導部が出張ってねぎらう、全力で仕事にあたっていますアピールをここでもやる程アホだとしたらそこで感染した奴が指導部に蔓延させて、共産党が麻痺する事もあったりしてな。

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god***** | 9時間前

食文化大革命を今すぐ行い、コロナウイルスだけでなく鳥インフルエンザも蔓延しつつある。豚コレラ、狂牛病を含め動物に関する病原菌の撲滅が中国には必要だ。
中国4000年の食文化歴史を見直し、清潔な調理と道に痰を吐く習慣をやめるべき。
無理だと思うけどクリーンな中国を目指しましょう。

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秤のおやじ | 6時間前

習氏が表に顔を出さない。何をしているのだろう。少し前に、テレビで指揮をしているフリをした映像を見たが、それっきり。中国はプライドを捨てて、世界中の協力を仰がなければならない。中国が今一歩踏み込んだ対策をして下さい。それは、中国人を国外に出さない。外国に出国している中国人に帰国命令を出す。その上で、医薬品・治療薬・世界中の専門家チームを受け入れる。世界が協力をして武漢肺炎と向き合うべき段階です。習氏、それを世界に向けて発信してください。ところでWHOはなぜ、こんなに役立たない。WHOが指揮する段階なのですが。