狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

看板の季節

2007-07-10 18:31:17 | 日録
友好ブログ「反戦委員会」委員長のましま氏が、憲法9条の危機を絶叫している。
氏は自らに老年を冠しつゝも、徹底的反戦、憲法擁護、反安倍をアピールしておられることに、まず最高の敬意を表したい。今度の参院選においても、候補者の選定標的を、憲法9条を護る人なりや否やに繋っているのが氏のブログに滲み出ている。

 ボクも全く氏のアピールに同感だ!
しかしボクが1票を入れたところで、この激流を止めることは2億円宝籤を当てる以上不可能であると思わざるまわざるを得ないのを、この対照的政党看板に見た。
ボクはあくまでも「危険」思想の持ち主であった。

先週の土曜日の朝、ボクは各週の日課になっている、自宅から約3キロ離れたZ寺の朝詣り会に出掛けた。行き帰リ、路傍の政党掲示板と書いてある選挙ポスターの数を勘定してみた。
自民(選挙区代議士と握手している候補)のポスター8枚、同じく公明が、太田代表との写真と上下に並べて8枚、他の政党のポスターは1枚もなかった。

選挙法がどうのこうのは知らないが、昨日になって町のポスター掲示板が姿をあらわすと同時にこのような巨大な看板がお見えしたのである。
この掲示版は比例区のポスターを貼る掲示板であろう。写真では党首の顔は6枚だが、実物はこの掲示板はV型に作られているで、合計12の顔が写っている。

一方細工をしなくても顔が判らないような小さい上部のポスターは、嘗て全労組を牛耳った事もある、革新政党党首を写したものだが、この巨大掲示板から数百メートル離れた電柱にぶら下げてあったのを、車を停めて手早にシャッターを切ったものである。何か侘しい気がしてならなかった。