8月29日から杭州では歩行者が歩道橋をわたらない、横断歩道ではない部分を横切る、非機動車(ガソリンで走る以外のもの⇒ガソリンではなくLPGで走る類のバイクも含まれる)の二人乗り、逆行といったものを交通違反として厳しく取り締まりを始めている。この動きはまず8月中旬に南京で始まり、上海でも同じようなことをしようとする動きがあるようだ。杭州では上にあげた非機動車と歩行者の交通違反行為に対する取締りを特に強化するようだ。そしてこれらの違反行為について写真や映像を記録して新聞やテレビで既に公表し始めているとのこと。これには二つに問題があると思う。一つは新聞やテレビで公表されたものをまだ見てはいないのだが、もしその人の顔が判別できるようであればプライバシーの問題にかかわってくる。もう一つはなぜ非機動車と歩行者のみに対して取締りを強化するのかということだ。このような記事を見るたびにどうして自動車に対してはこんなに甘いのだろうかと思う。非機動車や歩行者の交通違反よりも自動車の交通違反を厳しく取り締まるほうが交通事故を減らす意味では効率的だと思うのだが。大きいものが強いという思想からくるものなのか、大きいもの、強いものに対して甘いように感じてしまう。
最新の画像[もっと見る]