呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

銀行の口座維持手数料

2012年01月12日 | 日記

 一定以上の残高があれば色んなサービスがつく代わりに、残高要求を下回れば口座維持手数料を徴収する、いわゆる口座維持手数料ですが、日本でもその概念はあります。とはいうものの、一部外銀を除いて実際に口座維持手数料が発生するような口座って日本にはそんなにはないのでしょうか。なんで口座持ってるだけで手数料を払わなければならないんだというのが大半の方の思うところでしょう。

 さて、中国ですが、中国でも口座維持手数料の概念があります。残高に応じてキャッシュカードが普通カード、ゴールドカード、プラチナカードのようにランク分けされています。メリットは確かにあります。以前深センの空港に行った時に知ったのですが、このカードを持っていることでVIPルームでチェックインすることができるというサービスを受けたことがあるのです。でもメリットってこれくらいでしたが。実はこのカードのために痛い目に会いました。

 ずっと以前は普通カードだったのですが、何年か前に銀行員の勧められるままにカードのランクを上げました。カードのメリットはいろいろと聞きましたが、デメリットに関する説明はナッシングでした。このカードに有効期限があったことからたまたま発覚したのですが、以前ある程度まとまったお金を中国においていてもしょうがないので日本に送ったことがあったのですが、どうもその時に残高要求を割ってしまったようです。気が付くとなんと毎月150元、累計で1350元も手数料が引かれていることがわかりました。ええええええええ?カードのランクアップした時には口座維持手数料の説明など全くありませんでした。これってちょっと前くらいに当地では結構話題になった銀行がガンガン手数料を取っていて問題になっているケースそのまんまで、まさか自分の身に起こるとは思いませんでした。ダチョウ倶楽部じゃないですが、「聞いてないよー!」です。いくらなんでも1350元はやり過ぎでしょう。さすがにこれは銀行にクレームしました。もちろん全額返金を求めるためです。もうかなり文句言いました。だって、知らないうちに1350元ですよ!一つ1元の肉まんが1350個も食べられるのですよ(このセリフ銀行にも言いました)!クレームしてから回答が来るまでの反応は鈍かったのですが、いちおう全額返金する方向で銀行内で申請するという連絡が来ました。もしその申請が通らなければまた文句を言うと思いますが、たぶん返金してくれるでしょう。言ってみるものです。

 中国で駐在している方もひょっとすると口座維持手数料をひかれている人がいるかもしれませんので、念のためにチェックしてみてはいかがでしょうか。


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