マクドナルドが中国内での出店を加速し、2013年末までに2000店を目指すそうです。現時点において、マクドナルドの中国国内の店舗数は約1100店、今年の出店計画が150店です。ということは、2000店舗達成のためには、今後3年は毎年200店舗以上の出店が必要になってきます。(ちなみに日本は2009年末時点で3,715店舗)
これに向けてマクドナルドも既に準備を行っており、色んな要因により拡張を行ってなかった(この理由が良くわかりませんが)フランチャイズ加盟について試行を開始しています。というか、約1100店舗のうちフランチャイズはたったの6店舗しかなく、フランチャイズ展開をしていないのに1100店舗まで出店したことが驚きです。今年4月に「フランチャイズ経営」チャネルが中国マクドナルドのウェブサイトに登場し、その中でフランチャイズ加盟の条件、申請フロー等々が紹介されました(例:加盟するためには少なくとも200万元が必要)。これと同時に、マクドナルドは既に江蘇省でフランチャイズ経営のトライアルを行っています。
(フランチャイズ加盟の紹介サイト)
参考までにちょっと古いですが日本マクドナルドの直営とフランチャイズ店舗数の推移です。
(出典:産業タイムズ社会商業施設新聞Websiteより)
この他、今年3月に上海にハンバーガー大学が設立されており、これはマクドナルドが中国でフランチャイズ加盟開拓を含めて拡大を図っていくシグナルだと見られています。
「ハンバーガー大学」は、アメリカのマクドナルドが1961年に創設した社内の人材教育施設です。現在、世界に7校(アメリカ、日本、イギリス、ドイツ、オーストラリア、ブラジル、香港)があります。 (日本マクドナルド株式会社のウェブサイトより)
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ハンバーガー大学なんてあるのか。日本にもあるのだが全然知らなかったわ。しかし、今までフランチャイズ展開をほとんど行っていなかった中での1100店舗ですか。日本では1995年に1482店舗、2年後の1997年には2437店舗と約1000店舗増加しています。これを参考にしますと、中国でもフランチャイズ展開するのであれば3年後に2000店舗なんて達成するのはそれほど難しくないかもしれませんね。