呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

屋台の串焼きって大丈夫?

2014年09月13日 | 日記

 古くは毒ギョーザ事件、地下油(最近台湾でも発覚)、最近では上海福喜食品の食肉不正事件が日本でも伝えられたように、中国の食品問題は何も今に始まったことではなく、しかもなかなかなくなりそうにありません。リスクのありそうな食材を避けて購入すればいいではないかという人もいるかと思いますが、それだとコストが高くついて全部が全部そういうわけにもいきません。このあたりは監視強化ももちろん大事なのでしょうが、モラルがついてくる時代が来るのを待つしかないのでしょうか。

 

 さて、食品に関してまたネガティブな報道を見つけました。今度はネズミ肉です。ちょっと気持ち悪い写真もあることをあらかじめお伝えしておきます。

 写真を見ていきましょう。羊、犬、鳥の肉をを売るお店ですが、実はこのお店、ネズミ肉も売っています。

 

 

 籠の中にネズミがいっぱいです。

 

 

 籠の中に生きたネズミがいます。その横のは裁かれた鶏肉が。

 

 

 なんと、このお店の店主にインタビューが行われています。ネズミ肉を売り始めて20年以上、一日で数百斤(1斤≒500g)を売るときもあるそうです。

 

 

 毎日ネズミ肉を販売しており、2-3トンの注文があっても対応可能とのこと。

 

 

 ネズミを地面にたたきつけています。気を失わせるためでしょう。

 

 ネズミの毛を抜いているところです。

 

 

 毛を抜いたネズミを洗っているところです。

 

 

 洗い終わった後の鼠の姿。

 

 

 内臓等をさばいたあとのねずみです。レストランや屋台に売られるとのこと。屋台では串焼きで売られるケースが多いようです。

 

 

 レストランに売られた場合、細かく刻まれて痛められることが多いようです。見た目は豚肉とそんなに変わらん。

 

 

 炒めてます。

 

 

 串焼きです。実はこれネズミ肉です。最近はこういうのを食べていないのですが、見た目もわからないですし、ひょっとしたら昔ネズミ肉を口にしたことがあるかもしれません。絶対食べたことがないと言い切れないような気がします。

 

 

  こちらも串焼きですが、姿焼きのようです。これは食べれんわ。

 

 

 この串焼き屋さん、いい時は一晩で50-60匹売れるそうです。

 

 

 この店の看板は水身肉とはっきりうたってます。食べたがる人がいるのが驚きです。

 

 

 こちらもネズミ肉の看板。

 

 

 ネズミの姿串焼きです。これはちょっと私は無理ですね。でもネズミといわれなければ食べてしまうかもしれないです。

 

 

 検査によるとネズミと豚肉の栄養分はそれほど変わらないものの、ネズミのほうが菌が多く、危険度は相当高いとの結果。

 

 

 菌の数は国際基準の11000倍!

 

 

 大腸菌の数も基準値の120,000倍!

 

 

 私は屋台で調理している人がお玉を水たまりで洗っているのを見てからほとんど食べなくなったので、少なくとも屋台でネズミ肉を食べていることはないと思いますが、レストランだとどうでしょうか。それなりのものを食べているはずなので、食べていないことを祈りたいです。B級グルメが好きな人は要注意です。