2月5日付の「蘇州で外国人への外貨建給与支払いが禁止へ」を覚えていただいているだろうか。この記事の中で蘇州と無錫で外国籍従業員への中国国内の外貨口座への外貨建給与支払いが禁止されることを紹介したが、同じく江蘇省内にある常熟でも同じ取り扱いが始まった。いつもキックボクシングを指導していただいているNさんから連絡がありこの状況を教えてもらった。Nさんの会社は常熟にあり、従来から外国籍従業員の中国国内口座への外貨建て給与を行ってきており、今週も銀行に送金依頼書を持ち込んでいた。ところがいざ送金手続きをする段になって外国籍従業員の中国国内口座への外貨建て給与はダメと言われてしまったのだ。おそらく送金取り扱い銀行も突然指導されたのだろう。猶予期間が全くないので対応の仕様もない。スポット的な処置として一回だけ給与見合いの外貨現金の出金を認めるという話もあるらしいが、これを認めるくらいなら最初から送金を認めればいいのでなんのことやらよくわからない。Nさんは通達類を探し回ったそうだが今のところ見つけられていないとのことで、「中国では良くあること」とあきらめ口調だった。
常熟も江蘇省である。蘇州・無錫でも既に始まっている。江蘇省内の他地域でも同じようなことが始まっていくのでないだろうか、いや、もう始まっているところも少なくないかもしれない。
常熟も江蘇省である。蘇州・無錫でも既に始まっている。江蘇省内の他地域でも同じようなことが始まっていくのでないだろうか、いや、もう始まっているところも少なくないかもしれない。