呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

ついに税務局職員も減給?

2008年03月13日 | 未分類
  昨年10月27日付の書き込み(ここ)で、上海の税関職員の給与が大幅にカットされたのではないかということについて書いたが、そのときに税務局職員も対象になるのではないかと触れていた。そして、昨日知人との会食の中で税務局職員も給与カットが始まったらしいという話を聞いた。家に戻ってからネットで調べてみたところ、上海市の金山税務局で給与45%という内容のものがいきなり見つかった。やはり本当なのだろうか。そしてさらに調べていくと上海の公務員全体で減給を行っており、中でも税関、税務、電力等の部門の下げ幅が大きいという記事を見つけた。そして面白いのはこれに対して同情する人もいないわけではないが、「下辺企業要惨了」というように、税務局員に対してよりも企業がかわいそうだという意見が見られていることである。減給になった職員がそのストレスを企業にぶつけてくると考えているようだ。税関職員の減給の際にはやる気をなくした税関職員の業務効率が下がり不便が生じたというような話を聞いたが、税務局でも同じような問題が起こるのだろうか。