■ゲート・イン(第102話) 発表1971年6月
評価 ★★
依頼人 英国賭事徴税委員会
ターゲット ビクター・モーガン
報酬 £10,000
今回弾丸発射数 6/ 通算弾丸発射数 718
今回殺害人数 6/ 通算殺害人数 631
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 56
<ストーリー>
イギリスのエプソム競馬場。伝統あるダービーでの八百長が画策される。競馬場にゴルゴも現れるが・・・
<この一言>
電話番号はおぼえた・・・しかしそれが必ず電話するという返事にはならないがな・・・
<もう一言>
おれは依頼人と二度会うことはこのまない・・・
<解説>
伝統あるイギリスのダービーで八百長の動きが。ビクター・モーガンはダービー本命馬の手綱を狙撃によりカットし、騎手を落馬させることを計画。イギリス人狙撃手2名を召集、ゴルゴにもアプローチする。モーガンの動きを察知した英国賭事徴税委員会は、ゴルゴにモーガンの殺害と八百長阻止を依頼。ゴルゴはモーガン一派を射殺し、八百長を未然に防ぐ。
とりたてて見どころはない。気になるのが報酬の支払いタイミング。ゴルゴへの報酬は前払いが原則であるが、本作では成功報酬制で後払いだった可能性がある。さらに気になるのが、モーガンが語っていたゴルゴのウワサ。「時速200キロで走る急行列車に乗っていた標的を窓ごしに一発でしとめた。」「立てたマッチ棒すれすれに撃ち、火をつけた。」前者は 第3巻-1『狙撃のGT』 において110キロで走る列車内のターゲットを仕留めた事例がある。しかし、後者のような曲芸まがいの事例は実際に存在するのであろうか?実在するのであれば、どのような場面で発生したのだろう。
本件の発生日時は1970年6月3日と特定されている。
ズキューン