■ザ・メッセンジャー(第209話) 発表1983年3月
評価 ★★
依頼人 CIA
ターゲット ハンガリー政治警察フォック長官
報酬 不明
今回弾丸発射数 24/ 通算弾丸発射数 1,293
今回殺害人数 18/ 通算殺害人数 1,370
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 78
<ストーリー>
ハンガリーでメッセンジャーと落ち合う予定のゴルゴ。しかし、メッセンジャーはハンガリー政治警察に捕らえられてしまう・・・
<この一言>
教授は懐炉を愛用しているそうですね・・・?余分なのをお持ちなら、一つ譲ってもらえないか・・・?
<解説>
ハンガリー政治警察(AVH)は残虐行為で国民を慴伏させていた。ハンガリーに乗り込んだゴルゴは依頼人のメッセンジャーとコンタクトを取ろうとするが、メッセンジャーはAVHに捕らえられてしまう。ゴルゴも手配書が出され追われる身となるが、これを逆手にとり、ターゲットであるAVH長官フォックをおびき出して雪山に誘い込み、とどめを刺す。
ゴルゴが検問を破るシーンが2回出てくるが対照的で面白い。一度目ははったりをかました演技から逆襲に転じ、二度目は強行突破で兵士をなぎ倒して行く。ストーリー冒頭の試射シーンと雪山での戦闘シーンも対をなしており、寒冷地での銃器のずれを懐炉で補正するあたり、ゴルゴの周到さが伺われる。しかし、なぜゴルゴは自前で懐炉を用意せず、升田教授から譲り受けたのだろうか?
なお、ハンガリー警察が登場するのは第1巻-4『色あせた紋章』、第4巻-4『魔笛のシュツカ』に続き3作目
ズキューン
ゴルゴ13 (60) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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