ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第25巻-1夜は消えず

2006-12-05 15:09:46 | 第021巻~第025巻

■夜は消えず(第94話) 発表1975年3月

評価     ★★★

依頼人    なし

ターゲット  なし

報酬     なし

今回弾丸発射数        3/ 通算弾丸発射数 665

今回殺害人数          3/ 通算殺害人数   567

今回まぐわい回数      1/  通算まぐわい回数  55

<ストーリー>
ボルドーの北、アングレームに骨休めに来たゴルゴ。その姿を見て、町長夫人が狼狽する・・・

<この一言>
おれを巻き込むと、取り返しがつかなくなる・・・おぼえておいてもらおう・・・おれを巻き込まないことだ・・・

<解説>
ゴルゴが束の間の休息を得るため訪れたホテルで、町長夫妻の結婚3周年記念パーティーが開かれる。町長夫人のダニエルは過去に売春婦として客を取っており、5年前にゴルゴと関係したことがあった。夫妻はゴルゴがゆすりに来たと誤解、殺し屋を差し向ける。殺し屋を軽くいなしたゴルゴは、ダニエルの前に登場、かつて抱いたことのある女ということを思い出すが、「奥さん・・・断っておくが、おれと、あんたは一面識もない、関係のない間柄だ・・・おれを・・・おれを巻き込まないことだ!」と、過去に伝えたセリフをもう一度伝え、警告を与える。ダニエルは別に雇った殺し屋にゴルゴの殺害を止めさせようとするが、殺し屋ともども殺されてしまう。

ゴルゴをめぐり登場人物が空回りしてしまうストーリー。せっかく保養に来ても休めないゴルゴに同情してしまう。ベランダで昼寝をしていても小鳥の気配に反応してしまうあたりに、ゴルゴの細心振りが伺える。5年前に関係した女でもきちんと覚えているところもゴルゴらしい。

ズキューン

ゴルゴ13 (25) 巻掲載
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