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ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第145巻-4ストレンジャー

2009-10-10 23:26:45 | 第141巻~第145巻

■ストレンジャー(第482話) 発表2002年9月

評価   ★★★★

依頼人 不明

ターゲット 男

報酬 不明

今回弾丸発射数       1/ 通算弾丸発射数 2,798

今回殺害人数       1/ 通算殺害人数   5,137

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   113

<ストーリー>
”仕事”を完遂後、追われる身となったゴルゴ。山狩り部隊から逃れるゴルゴを遠巻きに観察する少年が・・・

<この一言>
穴の中に仰向けにねて・・・ネットに土をかけ、混ぜ合わせた土と葉を、その上にかける・・・顔の前で両手を合わせ、できるだけ空気のスペースを作っておけ・・・

<解説>
500mの遠距離狙撃を終え、現場を後にしたゴルゴ。しかし、他の事件で張り巡らされた検問にかかり、追われることに。山に逃げ込んだゴルゴは、猟犬を伴った大規模な捜索隊から逃れていた。

母親を事故で亡くし反抗的になった少年『ボビー』は家出をする。行き先はゴルゴが逃げ込んだ山。捜索隊から逃れるゴルゴを見かけたボビーは、ゴルゴの後を追う。

川に潜ることで匂いを消し、傷口にウジ虫をのせ回復を早め、腐肉で猟犬の鼻を麻痺させ、捜索隊を煙にまくゴルゴ。しかし、突如として山火事が発生し、炎に包まれる。突然の炎に泣きわめくボビーを無視し、穴を掘り始めるゴルゴ。ボビーもゴルゴにならい穴を掘る。穴に横になり土をかぶせることで山火事から逃れることをボビーに伝えたゴルゴは、ボビーが翌朝目覚めると姿を消していた・・・

ゴルゴのサバイバル術が惜しみもなく明かされる作品。さいとう・たかを先生の『サバイバル』を思わせる内容だ。ゴルゴを見張っていたボビーにサバイバル術を授けるあたり、少年に優しいゴルゴの一面が伺われる。読後に安堵感を覚える異色作。

ズキューン

ゴルゴ13(145) 掲載
ゴルゴ13(154) 巻(最新刊)
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

パーフェクトスーツファクトリー

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ゴルゴ13第145巻-3殺人劇の夜

2009-10-04 20:49:42 | 第141巻~第145巻

■殺人劇の夜(第481話) 発表2001年7月

評価   ★★★

依頼人 不動産業経営 ジャンセン

ターゲット 不動産王 ロナルド・クランプ

報酬 不明

今回弾丸発射数       1/ 通算弾丸発射数 2,797

今回殺害人数      1/ 通算殺害人数   5,136

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   113

<ストーリー>
ミュージカル上演中に殺人事件が発生。貸し切り公演のため容疑はゴルゴに向けられるが・・・

<この一言>
気にしなくていい・・・仕事に忠実な男は信用できる・・・

<もう一言>
それで矛盾が無いなら・・・それが”真相”の可能性もあるだろうな・・・

<解説>
不動産業を営む『ジャンセン』は、同業の『ロナルド・クランプ』に騙されて不動産利権を失った。落とし前を着けるべく、ゴルゴにクランプ殺害を依頼する。

クランプがブロードウェイの貸し切り公演を鑑賞することを掴んだゴルゴは、クランプの観劇中に殺害することを計画、ジャンセンに協力を要請する。その協力内容は、
①不動産開発の都市模型を持参する
②防弾チョッキを着用する
③誕生日祝いとしてクラッカーを鳴らす
④日本製の使い捨てカイロを持参する
⑤幕間に食事のデリバリーサービスを使う
というものだった。

公演当日、ジャンセンはゴルゴと共に劇場入りする。入り口でクランプとともにクラッカーを鳴らし誕生日を祝った後、クランプとジャンセンは観劇する。劇中に席を立ったゴルゴは、防弾チョッキに隠した特殊金属を都市模型に流し込み、使い捨てカイロで熱して拳銃を作り上げる。劇中の拳銃使用シーンに合わせてクランプを射殺したゴルゴは、即席拳銃をスープ用の鍋に捨て熱分解させて証拠を隠滅する。
クランプ殺害の報を受けて駆けつけた警察の検分を受けるも、硝煙反応はクラッカーによるものであり、武器持ち込みが不可能な状況、かつ犯行に使われた拳銃が発見されないため、ゴルゴは無罪放免となった。

犯行の足跡を残さぬよう細心の注意を払ってシナリオを立てているゴルゴであるが、その裏でクラッカーや使い捨てカイロ、食事の手配を自ら手配しているのが面白い。使い捨てカイロは日本語で”ホットカイロ”と書いてあるので、日本から取り寄せたのだろう。盟友『デイブ・マッカートニー』の登場もファンには嬉しいサービスだ。デイブ・マッカートニーの登場は8回目。
第7巻-1『AT PIN-HOLE!』
第39巻-1『軌道上狙撃』
第54巻-2『穀物戦争 蟷螂の斧』
第75巻-1『G線上の狙撃』
第94巻-3『クラウン夫妻の死』
第130巻-2『死刑執行0:01AM』
第144巻-1『神の耳・エシュロン』(名前のみ登場)
⑧第145巻-3『殺人劇の夜』
一言多いデイブとゴルゴの丁々発止のやりとりは今回も見所になっている。

ズキューン

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ゴルゴ13(154) 巻(最新刊)
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ゴルフダイジェスト・オンライン

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ゴルゴ13第145巻-2容疑者トウゴウ

2009-09-27 23:34:00 | 第141巻~第145巻

■容疑者トウゴウ(第480話) 発表2002年1月

評価   ★★★

依頼人 某国政治家

ターゲット 亡命中の前大統領

報酬 不明

今回弾丸発射数       3/ 通算弾丸発射数 2,796

今回殺害人数      4/ 通算殺害人数   5,135

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   113

<ストーリー>
狙撃後、雪崩に巻き込まれたゴルゴ。意識を失い救助されたゴルゴであるが、別に発生した殺人事件の容疑者にされてしまう・・・

<この一言>
俺は、たぶん・・・ドクターよりも、多くの死体を見てきている。

<解説>
亡命中の前大統領殺害の依頼を受けたゴルゴ。雪山から狙撃を成し遂げたゴルゴであるが、突如発生した雪崩に巻き込まれてしまう。

ホテルからゴルゴの動きを見張っていた『エーベルト警部』らに救助されたゴルゴであるが、ホテル内で起きた別の銃殺事件の容疑者にされてしまう。ゴルゴのM16を用いて『探偵スタイン』が殺害されていたのである。

ゴルゴは容疑を晴らすべく、エーベルト警部らに揺さぶりをかける。スタインがホテルの外からゴルゴにより狙撃されたのであれば、雪山に銃が残っているはずであるとゴルゴは主張。エーベルト警部は雪山にM16を埋めに戻るが、待ち構えていたゴルゴに真相を見破られ殺害されてしまう。エーベルト警部らはスタインに恐喝されていたが、ゴルゴの事故を利用してスタインを殺害、ゴルゴに殺人容疑をかぶせようとしたのである。

疑いをかけられても冷静に状況を判断し、事態を切り抜けるゴルゴの危機判断能力が素晴らしい。が、雪崩を想定しながらも巻き込まれてしまい、意識を失ってしまうとはゴルゴらしからぬ失態だ。ホテルスタッフから進められた鎮痛剤やミネラル・ウォーターに疑いを向けたり、皿を手刀で切る(”割る”ではなく”切る”)パフォーマンスを見せたりと、常人ではない振る舞いを見せるゴルゴ。容疑者に祭り上げられてしまうのは自業自得か・・・

ズキューン

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ゴルゴ13第145巻-1ヨハネ伝第十一章十節

2009-09-26 21:06:15 | 第141巻~第145巻

■ヨハネ伝第十一章十節(第479話) 発表2001年11月

評価   ★★

依頼人 マザー・エレナ

ターゲット インター・チルドレン財団ジョセフ・ゴンドーフ副理事長

報酬 不明

今回弾丸発射数       1/ 通算弾丸発射数 2,793

今回殺害人数       1/ 通算殺害人数   5,131

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   113

<ストーリー>
難民孤児を保護育成するインター・チルドレン財団。裏では子供の臓器を売買し蓄財を行っていた・・・

<この一言>
宗教というのは・・・便利なものだな・・・

<解説>
世界中の難民孤児を集め、育成・教育している『インター・チルドレン財団』。知的エリートやスポーツエリートを排出している財団であるが、エリートになれない者や容姿が劣る者は臓器売買のために抹殺されていた。

財団の暗部を探り出した『マザー・エレナ』はゴルゴに接触、臓器売買の黒幕である『ジョセフ・ゴンドーフ副理事長』を事故にみせかけて殺害して欲しいと依頼を行う。

子供達を引き連れて建設中のビルを訪れたジョセフをゴルゴは狙う。ジョセフがビル最上階の縁に立ったのを逃さず、安全靴のつま先を狙うゴルゴ。ゴルゴの放った弾丸はジョセフのつま先を直撃、バランスを崩したジョセフは最上階から転落、帰らぬ人となる。

作中の『マザー・エレナ』はマザー・テレサであろう。聖職者の依頼に皮肉をかますゴルゴが面白い。本筋のストーリーと全く関係ないところに、この作品の注目点がある。ゴルゴ史上初めて、ホモセクシャルがリアルに描かれている。と言っても当然ゴルゴは絡んでいないので安心して欲しい・・・

ズキューン

ゴルゴ13(145) 掲載
ゴルゴ13(154) 巻(最新刊)
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ゴルゴ13第144巻-3剥がれた鍍金

2009-09-21 11:18:05 | 第141巻~第145巻

ゴルゴ13 144 (SPコミックス)
■剥がれた鍍金(第478話) 発表2001年12月

評価   ★★★

依頼人 元代議士 天城勘蔵

ターゲット H2Aロケット打ち上げの延期

報酬 不明

今回弾丸発射数       8/ 通算弾丸発射数 2,792

今回殺害人数       1/ 通算殺害人数   5,130

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   113

<ストーリー>
国産ロケットH2Aの打ち上げを巡り、運輸省(現・国土交通省)、宇宙開発事業団、大物政治家、某国スパイの思惑が交錯する・・・

<この一言>
俺には関わりの無い事だ・・・

<解説>
国産ロケットH2Aの打ち上げを推進する宇宙開発事業団の『佐藤』は、技師として開発に携わる一方、他国の諜報機関と結託し裏金を得ていた。同僚の研究員を殺害し、打ち上げ予定のロケットに他国のスパイ衛星を忍ばせるなど悪事を尽くしていた。

国交省の族議員で隠匿生活を送っている大物政治家『天城 勘蔵』は、宇宙開発事業団の『井村理事』から国交省に開発資金援助の口添えを頼まれる。しかし、日本の農業を憂える天城は、ゴルゴに接触し、H2Aロケット打ち上げの延期を依頼。気象衛星が不能になり農業に影響が出れば、国民の関心が農業に向くと考えての依頼であった。

ゴルゴは種子島に向かい、沖合からロケットを積んだコンテナを狙撃する。事故に見せかけてコンテナを落下させ打ち上げの延期を図ったのだ。この事故により『佐藤』は死亡、日本製ロケットに他国のスパイ衛星が積み込まれようとしていた件も発覚し、膿が一掃されたのである。

H2Aロケット打ち上げ失敗の裏面を描く作品。2001年発表の本作は、H2Aロケットの打ち上げ成功に至る経緯をつぶさに記しているが、同時に当時の政治状況も活写していて、過疎地帯における郵便配達を引き合いに郵政民営化を描いているのが興味深い。それにしても種子島沖合で海に放り出された情報提供者の安否が心配である・・・

ズキューン

ゴルゴ13(144) 巻掲載
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