ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第6巻-3 17人の渇き

2006-09-30 00:57:42 | 第006巻~第010巻

■17人の渇き(第28話) 発表1971年1月

評価    ★★★

依頼人   英国情報部MI6 ヒューム部長

ターゲット  キューピッド

報酬    不明

今回弾丸発射数   1 / 通算弾丸発射数 161

今回殺害人数    1/ 通算殺害人数   131

今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数  18

<ストーリー>
ロチェスター伯爵のヨットに乗り込んだ17人。この中に”キューピッド”と呼ばれるスパイが潜んでいるというのだが・・・

<この一言>
~ゴルゴの科白なし~

<解説>
洋上のヨットで一人、また一人と殺されていくストーリーはアガサ・クリスティのミステリーを読んでいるよう。ゴルゴは最後の2ページに4コマ登場するのみ。ヘリコプターから洋上に浮かぶボート内のターゲットを仕留める難度の高い狙撃を決め、そのまま去る。前作でゴルゴは一言話すのみだったが、本作では一言も言葉を発していない。なお、MI6ヒューム部長は第3巻-3『メランコリー・夏』第3巻-5『ベイルートVIA』に続く3回目の登場。

ズキューン

ゴルゴ13 (6) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第6巻-2ラブはナイフ

2006-09-29 00:02:57 | 第006巻~第010巻

■ラブはナイフ(第27話) 発表1970年1月

評価    ★★

依頼人   不明

ターゲット  ウォーレン・コール

報酬    不明

今回弾丸発射数   9 / 通算弾丸発射数 160

今回殺害人数    8/ 通算殺害人数   130

今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数  18

<ストーリー>
ゴルゴ13の名を語り、人殺しを請け負うベン・ピアース。ゴルゴを倒し、その名を馳せようとするのだが・・・

<この一言>
つぎのショーだな

<解説>
ゴルゴ13の名を語り、殺人を請け負うベン・スピアーズはサーカスのナイフ使いから殺し屋に転身。ゴルゴを葬り自身の名前を売り出そうとするが、所詮は「どさまわりのサーカス」あがり。全く相手にならない。本作での注目点はゴルゴの科白が「つぎのショーだな」の一言だけである点。寡黙なゴルゴであるが、1話中に一言しかしゃべらないのは珍しい。

ズキューン

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ゴルゴ13第6巻-1喪服の似合うとき

2006-09-28 01:19:19 | 第006巻~第010巻

■喪服の似合うとき(第26話) 発表1970年10月

評価    ★★★★★

依頼人   不明

ターゲット  アンドレ・ガストン リヨン警察署長

報酬    $50,000

今回弾丸発射数   4 / 通算弾丸発射数 151

今回殺害人数    5/ 通算殺害人数   122

今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数  18

<ストーリー>
突然右手にしびれを感じたゴルゴ。拳銃を握ることすら出来ないゴルゴに復讐を企てる者が迫りくる・・・

<この一言>
薬品を使っておれの心をのぞこうとするのは、力づくで女を犯すこととかわりがない

<もう一言>
ストリッパーは客が多いほどのるそうだ

<さらに一言>
ちょっと手がすべって・・・

<解説>
ゴルゴには右手が突然しびれ出す持病があるが、本作にてその症例が初めて確認できる。ゴルゴ自身も狼狽、近くの病院に駆け込み診察を受けている。相当なショックを受けていることが下記により確認できる。
①依頼人の前でグラスを落としてしまい、「ちょっと手がすべって・・・」と言い訳している
②タバコを落とし、狼狽した表情を浮かべた上、脂汗を流している
③初めて行く病院で脊髄液を注射で採られ、ビタミン剤の注射を打たれる。沈着なゴルゴならあり得ない行動。
④非常に珍しいことに、無理矢理女とまぐわっている
なお、④については、精神科女医がゴルゴに薬入りのコーヒーを飲ませようとしたため、ゴルゴが報復、以後ゴルゴの症状を口外しないように恐怖を植え付けたものと推測される。この時、「心をのぞうこうとするのは、力づくで女を犯すこととかわりがない」と述べていることから、内面・経歴・ルーツなどゴルゴ自身について探られることを極度に嫌っていることが分かる。

本作の登場人物は過去の作品と関連があり、ストーリーの深みが増している。また、過去作品との連続により、持病発生時期が特定できる。
第2巻-3『ブービートラップ』 でゴルゴはフランス保安局より狙撃の依頼を受けたが、口封じのために逆に保安局から命を狙われる。『ブービートラップ』内では、フランス保安局への復讐は描かれてないが、本作でその結末が明らかになっている。ゴルゴ殺害を指示した「クロード・ベルマン」フランス保安局長は食事中に毒ガスを窓から投げ込まれ、外に逃げ出した時に狙撃されて死亡。その際、食事をともにしていたのが本作に登場するド・バビエール伯爵。伯爵はゴルゴの投げ入れた缶入りイペリット・ガスの後遺症で失明し、復讐の機会を窺っていた。『ブービートラップ』は事件発生日が1968年6月11日と記されている。伯爵が失明したのは「3年前の冬」とされているので、ゴルゴがフランス保安局長と伯爵を襲ったのが1968年冬となり、本作は1971年の事件ということが判明。ゴルゴは1971年以来、右手のしびれに悩まされているのだ。

また、本作でゴルゴの体に無数の銃創や傷跡があることが明らかになっている。

ズキューン

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ゴルゴ13第5巻-5飢餓共和国

2006-09-27 00:40:11 | 第001巻~第005巻

■飢餓共和国(第25話) 発表1970年9月

評価    ★★★★★

依頼人   ナイジェリア・イボ族オハネヒ将軍

ターゲット  ダイナマイトを狙撃、油田爆破

報酬    「はした金」・・・数枚の札に硬貨5枚

今回弾丸発射数   9 / 通算弾丸発射数 147

今回殺害人数    5/ 通算殺害人数   117

今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数  17

<ストーリー>
ガボン共和国からの移動中、ハイジャックに巻き込まれたゴルゴ。その時ゴルゴは・・・

<この一言>
あんたが白で、おれが黄。色とりどりでいいじゃないか

<もう一言>
もういい・・・二度三度と味わえる女は・・・そうざらにはいない

<解説>
プロフェッショナルとしてのゴルゴと、男気を魅せるゴルゴの両面が描かれる佳作。報酬は$50,000以上といわれているゴルゴだが、本作では「はした金」で依頼を受けている。具体的な金額は不明だが、数枚の紙幣と硬貨5枚が描かれているのみ。男気で仕事を請け負うゴルゴに心酔。少年『サマンバ』から賞賛の目で見られ、「ぼくはあなたを尊敬します」と慕われる。しかし、その少年が敵弾に傷ついた際、作戦遂行のために少年を犠牲にするよう依頼を受けるゴルゴ。躊躇無く引き金を引き、少年もろとも油田を爆破するゴルゴのプロフェッショナル振りに戦慄。クライマックスでは、少年を犠牲するように依頼した将軍が、少年の実父であることが明らかに。戦場に生きる男たちの悲哀に涙。
なお、本作ではゴルゴが自身の肌の色を「黄」と話していることから、ゴルゴは黄色人種あるいは黄色人種との混血であることが判明。
また、本作はガボン共和国から始まるが、第2巻-4『熱い熱風』はガボン共和国が舞台であり、ガボンから移動中に本件に巻き込まれた可能性が濃厚。

ズキューン

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ゴルゴ13第5巻-4スタジアムに血を流して

2006-09-26 00:32:28 | 第001巻~第005巻

■スタジアムに血を流して(第24話) 発表1969年11月

評価    ★★★

依頼人   なし

ターゲット  デイビット・クルーガー

報酬    なし

今回弾丸発射数   7 / 通算弾丸発射数 138

今回殺害人数   6/ 通算殺害人数   112

今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数  16

<ストーリー>
シンジケートのボス『ニコラス・メランギ』はゴルゴ殺害を企て刺客を放つ。迎え撃つゴルゴは・・・

<この一言>
狼の牙はすぐ癒える。そして狼の牙が癒えた時、おまえの最期だ!

<解説>
ゴルゴ殺害を目論むシンジケートのボス『メランギ』。彼が放った刺客は、オリンピックの射撃競技で世界最高記録をうち立てたデイビット・クルーガー。このクルーガー、アマチュア最高峰とあって、射撃の腕は侮れない。威嚇のためにゴルゴの右腕のカフスボタンだけを狙い、みごとカフスをはじき飛ばす正確無比な射撃には、ゴルゴも一目置いている。対決シーンでもゴルゴの右腕に着弾させ、右手での射撃を断念させている。最終的には射撃の癖を見破られ、銃を左手に持ち替えたゴルゴの餌食になるのだが、クルーガーの放った銃弾がゴルゴに負わせた傷はよほど深かったのだろう。ゴルゴは即座に『メランギ』の殺害には向かわず、傷が癒えてから殺りに行くとしており、明確な『メランギ』の死亡は描かれていない。

余談であるが、このクルーガー、パチスロ『ゴルゴ13 THE PROFESSIONAL』に採用されている。クルーガーが登場すればボーナス確定という熱いキャラクターなので、スロットファンにおいてクルーガー人気は高い。

ズキューン

ゴルゴ13 (5) 巻掲載
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