ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第26巻-3ハロウィン ニューヨーク

2006-12-10 16:16:00 | 第026巻~第030巻

■ハロウィン ニューヨーク(第99話) 発表1975年12月

評価     ★★★

依頼人    不明

ターゲット  エンリオ・デ・ドラーゴ

報酬     不明

今回弾丸発射数      10/ 通算弾丸発射数 707

今回殺害人数        10/ 通算殺害人数   620

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数  56

<ストーリー>
ニューヨーク警察のディノは職に就かない息子カルロの将来を案ずる。そんな折、ニューヨーク・マフィアのボスが狙撃される・・・

<この一言>
科白なし

<解説>
父・息子の葛藤を描く「サイドストーリー」もの。ゴルゴのセリフはないが、映画を見ているようなクライマックスが印象深い作品。

ニューヨーク警察に勤める「ディノ」は、職に就かず競馬に入れ込む息子「カルロ」に頭を悩ませる。息子の将来を案じ説教を繰り返すが、ディノとの距離は離れるばかり。そんな折、ニューヨーク・マフィアの大ボス「エンリオ・デ・ドラーゴ」が狙撃される。ディノは捜査にあたるものの、上層部はゴルゴの仕業と判断しこの事件の捜査を棚上げにする。ドラーゴの子分に競馬の借金があったカルロは、ドラーゴ殺害犯がゴルゴであることをもらす。ドラーゴの子分たちはゴルゴがナイアガラで依頼人と会うこと突き止め、滝の音に紛れゴルゴ殺害を企てる。

ナイアガラで依頼人との交渉を終え報酬を現金で受けとったゴルゴ。ドラーゴの子分たちに囲まれたことを察知したゴルゴは、アタッシュケース一杯の紙幣を空にぶちまける。紙幣に目がくらんだドラーゴの子分たちは、ゴルゴの銃弾により全滅。ナイアガラの轟音が響き渡る中、銃声がかき消され静かに紙幣が宙を舞うシーンはサイレント映画のスローモーションを見るような美しさがある。轟音と静寂、強欲と制欲、死と生が対比されゴルゴの圧倒的な存在感が浮かび上がる。

戦闘シーンでゴルゴはS&Wを使用している。装填可能弾丸数は最大6発なのに殺害しているのは9人、などという突っ込みは野暮というものだ・・・。
なお、本作では10月31日金曜日と具体的な日付が記されているが、月日と曜日から1975年10月31日の出来事であることが判明する。

ズキューン

ゴルゴ13 (26) 巻掲載
ゴルゴ13 143 百人の毛沢東最新巻
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