■フィアレス(第461話) 発表2001年3月
評価 ★★★★
依頼人 なし
ターゲット 元KGB職員イギーリ・ソルベノ
報酬 なし
今回弾丸発射数 3/ 通算弾丸発射数 2,524
今回殺害人数 3/ 通算殺害人数 4,845
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 112
<ストーリー>
死を恐れず自爆覚悟でゴルゴを襲う刺客たち。陰で糸を引いているのは・・・
<この一言>
死の恐怖・・・恐怖だけが我々を危険から遠ざけてくれる。そうすれば生き残っていく事ができる・・・俺は・・・そうしてきた・・・
<解説>
自爆覚悟でゴルゴを襲う者が続出。自らの体を貫通させてゴルゴの射殺を試みる男、列車の通路で自らの体内に仕掛けた爆弾で爆殺を試みる少年。情報屋を使って刺客の共通項を調べてみると、いずれもが大事故や災害を生き残った者ばかり。ゴルゴは情報屋にインターネットに長けた人材を釣り上げるよう依頼する。
情報屋がネットに流した呼びかけは『事故・救出・誘拐の三題噺』。このキーワードに応じたのは年端もいかない”オタク”少年。恐怖心を失った”フィアレス”がこの三題噺の解であると少年は説く。ゴルゴの面前でFBIのコンピューターに進入した少年は、フィアレスを操っているのが元KGB職員『イギーリ・ソルベノ』であることを突き止める。FBIの記録には『ソルベノは、”あるスナイパー”に職務上の証人を何人も射殺され、そのことに対して異常な憎しみを抱いている』と記されていた。
ゴルゴは決着をつけるべく、ソルベノの隠れ家へと向かう。ゴルゴを迎撃するソルベノは、次々とフィアレスを繰り出すが、ゴルゴはこれを退けソルベノの屋敷にたどり着く。暗闇に乗じゴルゴを陥れようとするソルベノであるが、ゴルゴに心臓を射抜かれ最期を迎える・・・。
自爆テロを企てる”フィアレス”を次々とかわすゴルゴが素晴らしい。その一方で、え?と思わせる描写もあり、楽しませてくれる。ホテルにチェックインしたゴルゴは、ボーイにアタッシュケースを預けている。M16を格納していると思われるケースをボーイに預けるとは、ゴルゴらしくない。それとも、ボーイがフィアレスと見抜いていて、わざと渡したのだろうか?爆発後にアタッシュケースを取りに行かなかったところを見ると、M16も仕込んでいなかったのかもしれない。このホテルは5階建てだが、エレベーターはないのだろう。ゴルゴとボーイがエレベーターに同乗したタイミングで、自爆すればゴルゴを仕留められたのだから。慎重なゴルゴのこと、エレベーターのないホテルを予約したのに違いない。とすると、作品冒頭のエレベーター内での襲撃はどうだろう?銃撃ではなく爆殺を企てていれば、ゴルゴ・シリーズが終わってしまうところだった・・・。駐車場での攻防も興味深い。迎撃を想定していたゴルゴであるが、スロープで前後からトラックに挟まれたゴルゴは驚きに目を見開いている。さらに、車から飛び降りるシーンでは、目と口を最大限に開いているのが確認できる。危険度としては相当高かったのであろう。さらに!ゴルゴは2ちゃんねるユーザーではないかとの疑惑が!!2ちゃんねるでは、偽の書き込みをして他のユーザーを反応させることを”釣り”というが、ゴルゴは『インターネットで釣り上げてほしいものがある』と情報屋に依頼している。ゴルゴの情報アンテナは2ちゃんをも網羅しているのか・・・。
<script type="text/javascript"> </script> <script type="text/javascript" src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js"> </script> <script src="http://www.google-analytics.com/urchin.js" type="text/javascript"> </script> <script type="text/javascript"> _uacct = "UA-792331-1"; urchinTracker(); </script>