■新法王の条件(第437話) 発表1999年4月
評価 ★★★
依頼人 マリオ・ヴィリャーノ枢機卿
ターゲット 旧KGB狙撃手ユーリー・ゴルスキー
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 2,372
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 4,656
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 108
<ストーリー>
バチカンの次期法王と目される『エヴァンス枢機卿』の暗殺計画が進行しているとの情報がもたらされる。バチカンは暗殺を防ぐべくゴルゴに接触するが・・・
<この一言>
この話は無しだ・・・
<解説>
ローマ法王庁『マリオ・ヴィリャーノ枢機卿』に、次期法王と目される『エヴァンス枢機卿』の暗殺計画が進行しているとの情報がもたらされる。ヴィリャーノはすぐさまバチカンの情報網を駆使して暗殺者が元KGB狙撃手『ユーリー・ゴルスキー』であることを突き止める。ヴィリャーノはゴルゴに接触、ゴルスキーの始末を依頼する。
ゴルスキーは旧KGB時代、ヨハネ・パウロ二世の暗殺未遂に関わった過去を持つ。当時のKGBは、ソ連最最高峰のスナイパーであるゴルスキーをたてて、ヨハネ暗殺を計画していたが、狙撃手をゴルゴに変更した経緯があった。ゴルゴへの依頼はゴルスキーによってなされたが、ゴルゴは情報漏れを理由にこの依頼を拒否。KGBはロング・キル(長距離狙撃)からショート・キル(短距離狙撃)に作戦を変更、スナイパーとしてトルコの極右テロリストをたてるが、ヨハネ暗殺は未遂に終わった。ゴルスキーは屈辱的なゴルゴとの交渉を思い返し、超ロング・キルでのエヴァンス枢機卿狙撃を企てる。
ヴィリャーノから依頼を受けたゴルゴは、ゴルスキーが超ロング・キルで狙撃すると読み切る。ゴルスキーの狙撃ポイントがエヴァンス枢機卿の演説台から1200メートルの距離であること推測、中間地点にあるプール付きホテルを閉鎖する。エヴァンス枢機卿の演説が始まる前から、プールに熱湯を注ぎ込むよう指示を出したゴルゴであるが、これは陽炎を発生させるための工作であった。ゴルスキーは狙撃直前にゴルゴを視認するも、陽炎に揺れたゴルゴを仕留めることが出来ず、ゴルゴに返り討ちにあう。
ロング・キルの名手ゴルスキーの性格を見抜いて、超ロング・キルで攻めてくると読み切るのはまだいいにしても、プールに熱湯を注いで陽炎を発生させて妨害する、というのはちょっとやり過ぎの感がある。陽炎発生による妨害のネタを先に思いつき、ストーリーを後付けした作品であろう。新型狙撃銃『BARRETT MODEL95』、対空機関砲用『MZブローニング重機関銃弾』など兵器マニアをにやりとさせるネタはそろっているが、作品の完成度としては高くない。
ズキューン
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